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手詰まりの日韓関係   2017年 1月 20日

 竹島の領土問題と並ぶ、日韓の懸案事項、慰安婦問題は2015年12月の日韓合意により「最終的かつ不可逆的に解決する」はずだった。
 合意に基づき、日本政府は昨年8月、元慰安婦支援財団に10億円を拠出した。そして元慰安婦への現金支給が着実に進んできた。
 一方、ソウルの日本大使館前に設置されている少女像(慰安婦像)については、大使館の安寧・威厳の維持の観点から韓国政府が「適切に解決する」との約束だった。しかし、移転・撤去されないばかりか、昨年末には新たに釜山の日本大使館前にも設置された。合意を取り付けた朴槿恵大統領が事実上の失脚状態となっている韓国政府は、設置を求める市民運動や規制するサイドの自治体をコントロールできないでいる。
 日韓合意をないがしろにする約束反故に、安倍首相が直ちに駐韓大使と釜山総領事の一時帰国や、金融危機時に通貨を融通し合う通貨スワップ協定の協議中断を発表したのは、真正面から抗議を示す姿勢として当然の措置だった。
 なぜ、韓国側が合意を守らないのか、多くの日本国民が思うところであろう。朴大統領の不人気と今回の失脚が直接的な原因だが、根本的には日本政府が戦争や慰安婦について謝罪していないと韓国国民の多くが考えていることによる。
 例えば、安倍首相が昨年10月の衆院予算委員会で、元慰安婦支援財団が求める謝罪の手紙について「毛頭考えていない」と答弁したことに、韓国メディアが大いに反発した。日本を戦争や慰安婦問題について「反省」も「謝罪」もしない「やっかいな隣国」などと表現するメディアもある。そのような声に押される格好で政府が手をこまねいているのが実情だ。うっかり少女像に手を付ければ、先の釜山市の地元区長のように売国奴扱いを受けかねない。
 振り返ると、朴大統領も就任直後から歴史に固執し、「加害者と被害者という立場は1000年経っても変わらない」などと演説していた。永遠に被害者だと言い募る韓国を相手に、日本が落としどころを見つけられる未来は来るのだろうか。
 さて、今後、韓国では大統領選がある。「反日」が是である以上、誰が大統領になるにせよ、日韓合意の破棄は避けられない。それもまた韓国の選ぶ道であろう。日韓の未来志向の関係の構築は再び振り出しに戻ることになるが、韓国側が何らかのアクションを起こさない限り、日本は振り上げた拳を降ろすことができない。大統領選に向けて韓国の与野党ともに日本に譲歩するような姿勢は見せられず、双方、いよいよ手詰まり。

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過去のコラム

子ども達の力作ずらり   2017年 1月 20日


子ども達の力作ずらり

文芸会館で湖北児童生徒書き初め展
 湖北児童生徒書き初め展が20日から長浜文芸会館で始まった。29日まで。
 長浜、米原の小中学校から応募のあった優秀作品1328点を展示。県書道協会の押谷達彦副理事長らが審査し、特選16点、準特選267点を選んだ。
 特選作品のうち小谷小4年・寺畑良真君は力強く「たけ馬」と書き、「墨をたっぷりとつけて、たくましい線で一貫している」との講評。長浜北小6年・中村未希さんの「飛馬」は「筆先を効かせた堂々とした書きぶりでまとまっている」、びわ中3年・徳田有香さんの「南山寿」は「縦画に力を込め、力強い線を配した重厚な行書作品」と、それぞれ評価された。また、長浜西中3年・佐野未来さんの「吉祥」は「線が暴れている。割れてまとまりにくいものをねじふせて行書でまとめる手腕は見事」と絶賛されていた。
 このほか、特選に選ばれたのは次の皆さん。
 ▽小学生=有留美夏(七郷3)、橋本優侍(同)、野川修汰(古保利4)、宇野春香(田根5)、大谷つぐみ(速水5)、窪田奈留(七郷6)、福原貫志(坂田6)▽中学生=友田輝南(長浜西1)、山岸美唯(高月1)、大音拓望(同2)、田中愛梨(西浅井2)、田中杏佳(長浜北3)。


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光と戯れ、森の小鳥たち   2017年 1月 19日


光と戯れ、森の小鳥たち

早川さんの切り絵展、希望が丘で
 「光の森の小鳥たち」をテーマにした米原市曲谷の切り絵作家・早川鉄兵さん(34)の作品展が竜王町薬師の希望が丘文化公園で開かれている。
 同公園の45周年記念事業として、春はスポーツゾーンで躍動する獣、夏はキャンプ場で太古の森に生きる恐竜たち、秋は色鮮やかなカエデをバックに茶会を楽しむ動物たちなど、四季に合わせ、切り絵を並べてきた。
 冬は「青年の城」内のランプシェードの明かりや屋外からの日差し、ガラスの透明性を生かして、コハクチョウやカモ、キジなどを飛ばしている。
 早川さんは「湖北にやってくる鳥たちをイメージ。光の中を戯れている姿を楽しんでほしい」と話している。
 午前9時から午後5時、月曜休み。入館は無料だが、駐車料500円が必要。3月末まで展示予定。


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