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菅並に「心風流」オープン

若者たちの手づくりレストラン
 「若者たちが笑顔を提供」―余呉町菅並に6月2日、地元の食材を使ったレストラン「ココカフェ心風流(シンプル)」がオープンする。
 スタッフの岩瀬洋平さん(24)、酒井壮太さん(20)、吉田武尊さん(20)、山田詩織さん(27)の4人は不登校の寄宿自立支援施設「ウォームアップスクールここから」(同町上丹生)の卒業生。
 提供するのは地元の野菜や鹿肉などを使った料理がメイン。モロッコ風「タジン鍋」のほか、特製カレーや肉または魚のセット、チーズケーキなどのデザートやドリンクを揃える。
 4人は「とにかく笑顔で振る舞いたい。地元食材でおいしく仕上げたメニューばかり。ゆったり、くつろいでほしい」と話している。
 営業は毎週日曜、午前11時から午後4時(2時半からはカフェ)、5月26日にはプレオープンも。問い合わせは☎(86)3578へ。


自立を支援、地域の活性化を目指し
 レストランを運営するNPO法人は2006年から廃校(旧丹生小学校)を活用。20歳までの児童、生徒が共同生活を送っており、これまで90人以上を輩出。ほとんどは進学していたが、近年、就職を希望する子も出てきて、子どもたちが社会人として自立できるような施設を探していた。
 菅並には旧余呉町が15年ほど前に整備した体験型観光施設「妙理の里」があった。ここには加工所や販売所、バーベキューハウスや釣り堀などがあるものの、長年、有効活用されていなかった。
 理事長の唐子恵子さんは「子どもたちに就労支援の場を」と自らの思いを市や関係者に訴え続けた。その思いが実り、昨年12月、「地域の活性化」を担い、余呉地域づくり協議会から業務を受託する形で、期間限定のモデル事業(市中山間地域等農山村活性化支援業務委託事業による実証活動)として運営することに。
 レストランは「さわやかな風が通り抜けるこの場所で疲れた心と体を癒してほしい」との思いを込め「心風流」と名付けた。外観は古民家風で内装やテーブル、照明などは皆、「ここから」の卒業生やスタッフ、ボランティアの手作り。地元の協力でスタッフ2人が菅並に移住することも決まった。
 唐子さんは「レストランはウォームアップスクールの『青年部』的な存在で、社会へ旅立つまでの橋渡し。(スタッフたちは)自分の歩む道をしっかりつかみ取ってほしい」と語っている。


2019年05月21日 16:22 |


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