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2019年05月22日

初夏を感じて、さつき盆栽展

慶雲館で開幕、70鉢を展示
 湖北さつき会(安田浩之代表、会員5人)による盆栽展が22日から慶雲館で始まった。初夏を感じさせる緑の葉と色鮮やかに咲く花の対比が訪れた人を楽しませている。
 盆栽展は、冬の盆梅展と並ぶ慶雲館の名物行事にしようと、長浜観光協会と同会が4年前から開いている。
 会員が丹精込めて育てた大小約400鉢の中から、開花に合わせて約70鉢を常時展示。2013年の岐阜県西濃さつき盆栽展で内閣総理大臣賞を受賞した盆栽(樹齢約150年、高さ115㌢、幅130㌢、奥行き150㌢、幹回り95㌢)をはじめ、8人がかりで運び入れた大鉢の盆栽も。
 早くも白やピンク、赤など色鮮やかな花を咲かせている鉢もある。安田代表によると、花が咲いた華やかな雰囲気だけでなく、樹形や胴回り、つぼみが膨らむ様子を観賞するのも「通」の楽しみ方という。
 26日午後1時からは育て方教室がある。無料。入館料は大人500円、小中学生200円。午前9時半から午後5時、6月6日まで。


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2019年05月16日

植物学の父と伊吹山

牧野富太郎が地元に残した足跡
 日本の植物分類学の創始者・牧野富太郎(1862~1957年)と伊吹山との関わりにスポットを当てた企画展が米原市春照の伊吹山文化資料館で開かれている。
 牧野は高知県生まれ。東京大学理学部植物学教室で植物分類学の研究に打ち込み、94年間の生涯で収集した標本は約40万枚。「日本の植物学の父」と呼ばれ、新種や新品種など1500種類以上の植物を命名し、日本植物分類学の基礎を築いた。
 伊吹山は多数の高山植物が自生。江戸時代は将軍、徳川吉宗の命により、薬草の栽培が盛んとなり「植物の宝庫」になった。伊吹山に魅了された牧野は生涯を閉じるまで計7回、同山を訪れており、その中で地元の人たちとの交流が生まれた。
 各地で植物学の教育普及に努めた牧野は1906年、坂田郡教育会主催の伊吹山植物講習会の講師として招かれ、「近江の牧野富太郎」と呼ばれた植物学者・橋本忠太郎(日野町)や教員だった坂與曽市(米原市上野)、多賀左京(同大清水)らに多大な影響を与えた。
 企画展では牧野の植物研究にまつわる年譜や定宿「対山館長生園」の創業者・高橋七蔵に宛てた手紙、対山館で伊吹山の植物の豊富さを表現して詠んだ「神農も伊吹山には仰天し」の句など55点を並べている。
 同館は「氏の功績、伊吹山により、多くの研究者が育った。改めて伊吹山を顕彰し、守り育てなければ」と話している。25日午前10時から学芸員によるギャラリートークがある。
 午前9時から午後5時、6月9日まで。入館料は一般200円、小中学生100円。月曜休館。


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2019年05月15日

服部さん、初の絵画展

こめかで、実験的作品など12点
 湖北町馬渡の服部有里子さん(33)の絵画展が、コーヒー&ピザタイムこめか(元浜町)で開かれている。
 幼少から絵を描くのが好きで、奈良芸術短大デザイン学科にも通っていた服部さん。30代を迎え「やりたいことをやりたい」と、昨年4月から本格的に創作活動を復活させた。長浜まちづくりセンターを拠点に活動する絵画同好会「アトリエ賛画」にも参加しながら創作に打ち込み、昨年初めて公募展に出品したところ長浜市展で佳作、県展で入選となった。
 アクリル、油彩、鉛筆、ペンのほか、新聞紙や折り紙を用いるなど、実験的に多彩な表現方法を模索。女性をモチーフにした作品が印象的で「凜としていて芯がある女性を描くこと多い。自分の中の憧れかもしれません」と説明する。市展で佳作となった50号の作品はアクリル絵の具と鉛筆、ペンで赤いドレスの女性を大きく描き、県展入選の作品もアイメイクを大胆に施した女性をモチーフにしている。
 初めての個展となるこめかでの絵画展は市展、県展出品作品を含む12点を展示。小学生の長女と一緒に作り上げた平面作品も目を引く。「見た人がどういう感情や意見を持つのか関心がある。そこから新しいインスピレーションが沸き、次の創作に繋がるかもしれません」と話す服部さん。「芸術とは何か、自分が表現できるものは何か、一生かけて探したい」と創作意欲を燃やしている。
 午前10時から午後6時、6月3日まで。火曜定休。


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2019年05月14日

キャンパスは長浜 多彩な講座

市民有志「長濱大學」を計画 教授、学生募集
 長浜市内を大学のキャンパスに見立て、観光客や市民に多彩な講座を受講してもらう企画「ハマダイ=長濱大學=」を、市民有志が計画している。観光客らの求める消費が「モノ」から「コト」へ移る中、体験や学びを提供することで、長浜のファンを増やしたい考えだ。
 「ハマダイ」を計画しているのはセイキン商事社長の清水大介さん(52)ら14人。今月、事業の運営母体となる「一般社団法人あいたくて長浜」を設立した。商店街や民家などを「学び舎」として活用し、教授には長浜で活躍する職人やアーティストを迎える予定で、現在、開校準備を進めている。
 「ハマダイ」のヒントは毎秋、長浜市街地で開かれている「長浜きものの集い」。和装姿の老若男女が市街地で趣味講座を楽しみ、商店主らが講師を務めている。毎年人気で、昨年は定員を従来の300人から500人へと大幅拡大した。清水さんは22年前に「きものの集い」を企画した中心メンバーの1人。現在の盛況に「新しい商店街のあり方を見せてくれた。1年に1度だけのイベントでなく、毎週末、普段着で楽しめる体験プログラムを実施することで、観光客や市民が商店街にやって来るのでは」(清水さん)と事業構想を立てた。
 開校日は6月30日。初日は市街地で漆芸(下司貴之さん)、和菓子(大橋清太郎さん)、ローズウィンドウ(河瀬有子さん)の体験講座を開く予定。今後も焼き鯖寿司や鮒ずしなどの郷土料理作り、観音めぐり、重要文化的景観の菅浦集落の探訪、「びわこパール」を使ったアクセサリー作りなどの構想を立て、「ゆくゆくは毎週末に長浜市内全域で20講座程を開きたい」と夢を語っている。
 また、受講生には、市内の小売店や飲食店、宿泊施設などで「学割サービス」が受けられる学生証を配布する。
 現在、講座の教授、「ハマダイ」学生、学割サービスに協力する商店や企業、運営スタッフを募っているほか、開校資金をクラウドファンディングで呼びかけている。
 清水さんは「モノより、コトを体験してもらうことで商店主らのファンをつくり、長浜や商店街に来るきっかけづくり、出会いの場としたい」と話している。
 ハマダイの取り組みはホームページやクラウドファンディングのサイトで紹介し、随時、情報を更新する。問い合わせは清水さん☎090(2118)9250へ。


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2019年05月13日

佐々木洋一さん遺作展を計画

市内10カ所で「わたしの長浜」原画など
 昨年10月に亡くなった画家・佐々木洋一さん(享年78)=十里町=と生前親交のあった友人らが遺作展を計画。6月3日、長浜市役所本庁ロビーを皮切りに市内約10カ所で作品を展示する予定で、現在、クラウドファンディングで運営資金を募っている。ゆくゆくは、佐々木さんが昭和30年代の長浜の街並みを描いた画文集「わたしの長浜」(絶版本)の復刻も目指している。
 佐々木さんは長浜でイラストレーター、画家、デザイナーとして活躍し、湖北地域の街並みや自然風景を数多く描いた。また、長浜城歴史博物館の依頼で歴史資料を描いたり、地域イベントのポスターデザインを手掛けたりと幅広く活動した。「わたしの長浜」は懐かしい長浜の街並みなどを水彩画で描き、関係者60人がエッセーを寄せた作品で、佐々木さんの絵画の魅力が詰まった一冊。
 遺作展は新庄了澄さん(十里町・金光寺住職)、吉田豊さん(長浜市議)太田浩司さん(市学芸専門監)、吉川兵衛さん(社会労務士)のほか、絵画教室で佐々木さんから学んだ2人の計6人がプロジェクトを結成し、準備を進めている。
 展示するのは「わたしの長浜」に収録された水彩画の原画、複製画をはじめ、「長浜城鳥瞰図」「関ヶ原合戦復元図」など歴史関連の図、イベントのポスター、絵はがきなど計34点。市役所ロビーのほか、えきまちテラス長浜、イオン長浜店、アルプラザ長浜、長浜楽市、きのもと交遊館、ウッディパル余呉、文泉堂、ふなまちあーとはうすなどで順番に展示する。今月20日からはプレ企画として長浜信用金庫本店ロビーにも展示する。メンバーは「展覧会を通じ、湖北を愛し地元で地道に活躍された氏の実績を再評価してもらえれば」と話している。
 なお、クラウドファンディングでは会場設営、展示費、パンフレット印刷費など20万円を募っている。返礼品は絵葉書や絵画のレプリカなど。ゆくゆくは「わたしの長浜」の復刻も計画。ただ、当時の出版社が廃業し版下もないため、再編集しての復刻になるという。プロジェクトに関する問い合わせは新庄さん☎090(8165)4055へ。


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2019年05月10日

あしたから始まります

春の全国交通安全運動、長浜駅で啓発
 「春の全国交通安全運動」(11~20日)を前に、長浜駅で10日、啓発運動が行われ、学生ボランティアらが駅利用者に事故防止を呼びかけた。
 PR活動には長浜市の大塚義之副市長や学生ボランティアの滋賀文教短大の学生、長浜地区交通安全協会や同地区安全運転管理者協会のメンバーら約30人が参加。
 「あしたから春の交通安全運動が始まります」「車の運転に気をつけて」などと声をかけながら、啓発グッズ300セットを手渡した。
 大津市で園児ら16人が交通事故に巻き込まれ、死傷した事件を受け、同短大2年の小竹陽さんは「悲しい出来事が二度と起こらないよう啓発し、子どもや高齢者が犠牲者にならないようにしてゆきたい」と話し、長浜署の寺堀清署長は「想定できない事故」と前置きした上「ガードレールが無かったことなど、物理的要因を指摘する声もあり、管内の通学路などで危険箇所の点検をし、道路管理者と協議してゆきたい」と対策を講じる考えで、「他山の石とし、市内のドライバーへの安全運転の啓発、取り締まりを強化したい」と語っていた。


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2019年05月09日

滋賀夕刊賞に寺居さん

米原市芸術展覧会、はにわ館で
 米原市芸術展覧会が11日から19日まで近江はにわ館で開かれる。
 今年で14回目を迎え、絵画、書、彫刻・工芸、写真の4部門に269点の出品があった。滋賀夕刊新聞社賞には長浜北高3年の寺居遥加さん(三ツ矢元町)が色鉛筆で描いた絵画「多肉植物―成長」が選ばれた。
 展示は午前10時から午後6時まで(最終日は午後2時まで)。14日は休館。
 このほかの入賞者は次の皆さん。
 【絵画】▽市展賞=小林知恵子(彦根市)▽教育長賞=堀畑末一(同)▽議長賞=吉田良策(大垣市)▽後援団体賞=澁谷ふみ子(米原市下多良)。
 【書】▽市展賞=山川順園(東近江市)▽教育長賞=北川依子(宮部町)▽議長賞=田中叡峰(大津市)▽後援団体賞=山田雅代(三ツ矢元町)、渡辺嘉香(甲賀市)。
 【彫刻・工芸】▽市展賞=吉田良策▽教育長賞=深田忠弘(近江八幡市)▽議長賞=吉田佐代子(米原市柏原)▽後援団体賞=田中保美(彦根市)、高木満紀子(米原市柏原)。
 【写真】▽市展賞=小川輝雄(列見町)▽教育長賞=宮崎真一(相撲町)▽議長賞=廣部貞夫(平方町)▽後援団体賞=伊藤晋(米原市大野木)、西川政夫(室町)


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2019年05月08日

新緑に黄色いボタン

三蔵法師ゆかり、松尾寺で開花
 米原市上丹生、松尾寺(近藤澄人住職)で、黄色いボタンの花が咲き始めた。
 地元で生まれ育ったとされる霊仙三蔵は空海・最澄と同じ遣唐学僧として中国に渡り、法師として生涯を終えている。同寺は霊仙三蔵にゆかりが深く、2004年に「霊仙三蔵還国記念堂」を建立し、境内には中国産のモミジなどを植えた。
 黄色のボタンは中国原産とされる「黄冠」で、近藤住職が2013年、島根の業者を通じて入手した。当初は還国記念堂の前に植えていたが、数を増やし、今では本堂や醒井楼の庭園に約50株、80本余の花をつけている。
 松尾住職は「例年と比べ、1週間ほど早い開花。新緑の時期に咲き、青空にも映え、目にもやさしい。20日過ぎまでが見ごろ」と話している。ボタンの観賞は無料だが、本堂の拝観には500円が必要。


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2019年05月07日

浜仏壇の解体ショー

大通寺で、伝統の技 観衆120人を魅了
 長浜別院、大通寺でこのほど、浜仏壇の解体ショーが開かれ、普段見られない作業を目の当たりにした約120人の観衆を魅了した。
 親鸞聖人750回御遠忌事業の一環で、非営利団体「浜壇保存会」(関谷光洋代表・10人)が主催したイベント。仏壇販売の「永楽屋」伝工室長の高橋一博さんが浜仏壇の特徴を解説しながら、スタッフ2人と木地の仏壇を解体した。
 浜仏壇は湖北真宗の歴史や文化とともにある長浜仏壇の略称。屋根は曳山のような形状をしており、釘やボンドなどを一切使わない「ほぞ組」の技法を用いている。
 高橋さんは工具を使わず、宮殿の彫刻などの装飾品や骨組み、屋根を外した後、横に寝かせて解体。説明を交えながら、100点余りの部品を40分足らずでバラバラに。屋根など大きな部品を取り外すと、歓声が沸き起こった。
 関谷さんは「歴史と伝統ある浜仏壇の良さをより多くの方に知ってもらい、守り伝えられれば」と話していた。


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2019年05月02日

令和の空にこいのぼり

高月町雨森で400匹、イベントも
 高月町雨森の芳洲広場で2日、ゴールデンウイーク恒例のこいのぼりまつりが開かれ、多くの家族連れらで賑わった。
 堤防沿いには約400匹のこいのぼりが泳ぎ、長さ約8㍍のジャンボこいのぼりもあげられた。会場ではフリーマーケットや地域の飲食物を販売する約60店が並んだほか、改元を記念し、ミニこいのぼりで作ったハート枠の「令和」撮影コーナーを設置。人気を呼んでいた。
 雨で1日から順延となったイベント。関係者は「雨風で一部のこいのぼりはボロボロになってしまったが、滋賀夕刊の読者から、計13組の寄贈があって補充できた」と喜んでいた。
 なお、群泳は5日午前まで見られる。


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