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展覧会「親鸞と真宗文化」

親鸞聖人750回御遠忌記念、3会場で。直筆の手紙を長浜初公開
 大通寺と五村別院で5月、親鸞聖人750回御遠忌法要が営まれるのに合わせ、27日から5月26日まで長浜城歴史博物館、曳山博物館、大通寺の3会場で企画展「親鸞と真宗文化」が開かれる。親鸞に関する資料や湖北に伝わる真宗の至宝を通じて、親鸞が説いた教えや、そこから生まれた文化が湖北地域の生活の中に息づいていることを紹介する。
 湖北地域には数多くの浄土真宗寺院があり、これらの寺院を通じて育まれた歴史や文化が深く根付いている。室町時代には金光寺(十里町)や誓願寺(内保町)など「湖北十ヶ寺」が本願寺派の中心として成立し、その後、本願寺中興の祖、第8代蓮如のもと本願寺教団は結束を深め、第11代顕如、第12代教如の指揮下、湖北の門徒は一向一揆として織田信長との戦いに加わった。
 湖北門徒と教如との深い結びつきは、真宗大谷派の拠点となる長浜御坊(大通寺)と五村御坊(五村別院)の成立へと繋がり、江戸時代には、2つの御坊を通じて、建築や美術をはじめとする文化が生まれた。
 長浜城歴史博物館では「親鸞とその信仰の潮流」成」「湖北における浄土真宗の歴史」「教如上人と回り仏」「乗如上人と二十二日講」「湖北に伝わる真宗の至宝」のテーマ別に資料を展示。
 浄鸞が東国の門徒に宛てた手紙「親鸞聖人御消息」(真宗大谷派東本願寺蔵)、親鸞が自ら門弟に書き与えた「唯信鈔」(同)など、親鸞直筆の資料3点を、長浜で初めて公開する。また、親鸞の主著で真宗の根本聖典である「教行信証」(草津市・西蓮寺蔵)も展示。南北朝から室町時代に記され、県内最古級とされる。
 曳山博物館では企画展「大通寺の美術と町衆文化―町衆文化の発信源としての御坊さん」を開催。商家に逗留していた江戸時代の絵師・岸駒が描いた梅の襖絵や、大通寺の歴代住職が描いた絵などを展示。
 大通寺では切り絵作家・早川鉄兵さんの壮大な切り絵作品を本堂正面に並べるほか、黒壁ガラス作品を展示する。
 入館料や拝観料はそれぞれ必要だが、3会場の周遊チケット(1000円)も販売する。なお、御遠忌法要は五村別院で5月10日から12日。大通寺で17日から19日。


漫画家・井上雄彦氏の屏風「親鸞」も
 曳山博物館伝承スタジオでは「スラムダンク」「バガボンド」の作者で知られる漫画家・井上雄彦さんが描いた屏風「親鸞」が特別公開される。
 750回御遠忌を記念して、真宗大谷派が井上さんに制作を依頼。六曲一双で、それぞれ高さ約2・1㍍、幅約5・8㍍。右隻(写真)には絶望や悲しみ、怒りを抱く民衆とともに生きる親鸞、左隻には鳥を見つめる姿を描いている。
 なお、公開は5月6日まで。


2019年04月26日 17:30 |


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