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奥田さんの日野鉄砲展

国友の大筒も、幕末動乱期に製造
 奥田工務店会長の奥田秀さん(68)=日野町=が収集した日野製の火縄銃などを紹介する「日野鉄砲展」が国友鉄砲の里資料館で開かれている。日野鉄砲のほか、幕末の動乱期に製造された国友製の大筒も同時に公開している。
 日野は堺や国友に次ぐ鉄砲産地として知られ、関ヶ原合戦直前に鉄砲300挺を徳川方に献上するなど、関ヶ原合戦から大坂冬の陣・夏の陣にかけて大量の鉄砲を受注・生産した。
 奥田さんは20年程前に日野町内で行われた鉄砲演武を見たのを機に火縄銃の魅力の虜となり、以来、収集を続けてきた。火縄銃の修理を国友鉄砲研究会の廣瀬一實会長(78)に依頼をしたのが縁で、今回の鉄砲展が実現。日野町以外での公開は初めてという。
 資料館では江戸期に製造されたとみられる日野鉄砲14挺を展示し、国友、堺製の鉄砲と並べて違いを比較、紹介している。
 また、「江州国友九右衛門統睦」の銘が入った大筒も展示。重量30㌔、口径4㌢で、一般的な鍛造ではなく金属を型に流し込む鋳造。ペリー来航4年前の1849年に作られ、銃床は紀州若山(和歌山)で製造されたもの。どのような使途で製造されたのかは不明だが、吉田一郎館長は「当時は黒船が次々と日本を訪れ、日本中が大騒ぎになっていた。いずれかの藩が内外への備えのため発注したのではないか」と推測している。入館料は大人300円、小中学生150円(湖北地域は無料)。午前9時から午後5時、6月30日まで。


2019年04月18日 18:34 |


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