滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



2019年04月26日

展覧会「親鸞と真宗文化」

親鸞聖人750回御遠忌記念、3会場で。直筆の手紙を長浜初公開
 大通寺と五村別院で5月、親鸞聖人750回御遠忌法要が営まれるのに合わせ、27日から5月26日まで長浜城歴史博物館、曳山博物館、大通寺の3会場で企画展「親鸞と真宗文化」が開かれる。親鸞に関する資料や湖北に伝わる真宗の至宝を通じて、親鸞が説いた教えや、そこから生まれた文化が湖北地域の生活の中に息づいていることを紹介する。
 湖北地域には数多くの浄土真宗寺院があり、これらの寺院を通じて育まれた歴史や文化が深く根付いている。室町時代には金光寺(十里町)や誓願寺(内保町)など「湖北十ヶ寺」が本願寺派の中心として成立し、その後、本願寺中興の祖、第8代蓮如のもと本願寺教団は結束を深め、第11代顕如、第12代教如の指揮下、湖北の門徒は一向一揆として織田信長との戦いに加わった。
 湖北門徒と教如との深い結びつきは、真宗大谷派の拠点となる長浜御坊(大通寺)と五村御坊(五村別院)の成立へと繋がり、江戸時代には、2つの御坊を通じて、建築や美術をはじめとする文化が生まれた。
 長浜城歴史博物館では「親鸞とその信仰の潮流」成」「湖北における浄土真宗の歴史」「教如上人と回り仏」「乗如上人と二十二日講」「湖北に伝わる真宗の至宝」のテーマ別に資料を展示。
 浄鸞が東国の門徒に宛てた手紙「親鸞聖人御消息」(真宗大谷派東本願寺蔵)、親鸞が自ら門弟に書き与えた「唯信鈔」(同)など、親鸞直筆の資料3点を、長浜で初めて公開する。また、親鸞の主著で真宗の根本聖典である「教行信証」(草津市・西蓮寺蔵)も展示。南北朝から室町時代に記され、県内最古級とされる。
 曳山博物館では企画展「大通寺の美術と町衆文化―町衆文化の発信源としての御坊さん」を開催。商家に逗留していた江戸時代の絵師・岸駒が描いた梅の襖絵や、大通寺の歴代住職が描いた絵などを展示。
 大通寺では切り絵作家・早川鉄兵さんの壮大な切り絵作品を本堂正面に並べるほか、黒壁ガラス作品を展示する。
 入館料や拝観料はそれぞれ必要だが、3会場の周遊チケット(1000円)も販売する。なお、御遠忌法要は五村別院で5月10日から12日。大通寺で17日から19日。


漫画家・井上雄彦氏の屏風「親鸞」も
 曳山博物館伝承スタジオでは「スラムダンク」「バガボンド」の作者で知られる漫画家・井上雄彦さんが描いた屏風「親鸞」が特別公開される。
 750回御遠忌を記念して、真宗大谷派が井上さんに制作を依頼。六曲一双で、それぞれ高さ約2・1㍍、幅約5・8㍍。右隻(写真)には絶望や悲しみ、怒りを抱く民衆とともに生きる親鸞、左隻には鳥を見つめる姿を描いている。
 なお、公開は5月6日まで。


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2019年04月25日

長浜市立図書館に大臣賞表彰

子どもの読書活動推進で
 子どもの読書活動に力を入れている長浜市立6図書館が、「子どもの読書活動優秀実践図書館」として文部科学大臣表彰を受けた(写真)。
 子どもの読書意欲を高める活動に取り組む学校や図書館、団体、個人を表彰するもので、今年は138校、47館、50団体、6個人の計241件が選ばれた。表彰式は「子ども読書の日」の23日に東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた。
 市立6図書館は市の木に指定されているケヤキのように、読書を通じて子ども達に伸び伸びと豊かに成長してもらおうと、「つなごう!子どもと本~けやきっ子プロジェクト」と題して、子ども達が本に親しむ取り組みを続けている。毎月第3日曜を「けやきっ子読書の日」に指定して読書を呼びかけるとともに、市内小中学校の全クラスへの定期的な配本、オリジナルの読書カードの配布、赤ちゃんに絵本を贈る「ブックスタート」など、独自のサービスを充実させている。


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2019年04月24日

44園に絵本とぬいぐるみ

「ひつじのショーン」ガーデン開設記念し
 米原市多和田の体験型観光庭園「イングリッシュガーデンローザンベリー多和田」を運営するメリーデイズ(大澤恵理子社長)はクレイアニメ「ひつじのショーン」をテーマにしたガーデンの開設を記念し、長浜、米原両市の幼稚園、保育園、認定こども園全44園に絵本とぬいぐるみをプレゼントした(写真)。
 ひつじのショーンの制作会社の英国アードマン・アニメーションズが子どもへの教育支援活動に熱心なことから、メリーデイズも園児が読書に親しむ機会を増やそうと各園に絵本3冊とぬいぐるみ1体を寄贈した。両市の教育委員会を通じて各園に届けられた。


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2019年04月23日

週末には紅白のアーチ

伊香具神社の八重桜、ライトアップも
 遅咲きの桜の名所として知られる木之本町大音の伊香具神社で八重桜の花が見ごろを迎えようとしている。ライトアップも行われており、桜のアーチを浮かび上がらせている。
 神社前の約100㍍の参道の両脇にピンクのカンザンと白のフゲンソウ約50本が植えられており、20年前からは住民有志によりライトアップが開始された。
 今は伊香具学区地域づくり協議会のメンバーにより、LED灯20基で夜桜を浮かび上がらせている。メンバーの中居久昭さんは「白い花が先行しているが、全体的に開花は例年と比べ、1週間ほど遅い。咲き揃うのは週末になりそう」と話している。
 なお、ライトアップの時間や期間は開花状況により変動。午後6時から9時半、29日まで点灯予定。


好評パスタランチ、想古亭げんない
 伊香具神社近くの料理旅館「想古亭げんない」で、旬の素材を使ったパスタランチが人気を呼び、今は花見がてらに昼食を楽しむ客で賑わっている。
 週代わりでメニューを変更。28日までは「山菜のパスタ木の芽ソース」か「海老の春葱のトマトソース」を提供し、サラダ、フォカッチャ、コーヒー、デザート付きで1800円(税込み)。問い合わせは同店☎(82)4127へ。


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2019年04月22日

4人となり、パワーアップ

楽市楽座長浜公演「かもしれない物語」
 長浜を皮切りに毎年、全国行脚している野外劇団「楽市楽座」の公演が5月11日から3日間、長浜八幡宮で開かれる。
 劇団は1991年、座長で父の長山現と副座長の母・佐野キリコが旗揚げ。大阪を拠点に活動していたが、2010年からは一人娘の萌が加わり、神社や寺院、公園などを間借りし、野外劇の魅力を伝えている。長浜公演は6年前から、劇団カモンカンパニーの中村一海さん(米原市清滝)らの招きで毎年行っている。
 新作「かもしれない物語」はヨレヨレのイボガエルや恥ずかしがり屋の乙女ガエル、いきの良い青ガエルたちが暮らす沼に、ダメな母ちゃんガエルが帰ってきたことで大騒ぎ。のどかな暮らし中で描かれる愛とやさしさあふれる物語。
 今年は娘婿の佑之助がメンバーに加わり、さらにパワーアップ。4人になった楽市楽座が初の児童劇に挑戦する。今回も歌い踊るシーンが盛りだくさんで、若夫婦コンビが奮闘。母ちゃんガエルの恋物語も切ない。
 メンバーたちは「家族で一致団結して、とにかく見てくださる皆さんに楽しんでもらいたい」と話している。入場無料だが、観客が「おもしろい」「頑張っている」と思ったシーンで、折り紙に包んだ硬貨を舞台に投げ入れる「投げ銭制」。
 ゲストとして舞踊家の三好倫子さん(11日)、劇団道草(12日)、ソプラノ歌手・森屋結さん(13日)が出演する。午後7時、開演。


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2019年04月20日

大吉寺に手作りの「滝」

史跡保存会が命名式&登山会
 「大吉寺に新名勝」―史跡保存管理団体「大吉寺史跡保存会」(元中豊治郎会長)は28日、新設した滝の命名式と登山会を開く。
 天台宗の大吉寺(野瀬町)は貞観7年(865)創設。平治の乱後、源頼朝をかくまったとされ、室町時代には幕府の祈祷寺として保護を受けていたが、戦国時代、六角定頼や織田信長の兵火により焼失。現在は山の中腹にある本堂など建物跡や伝頼朝供養塔が建つ境内が残っており、県指定史跡となっている。
 本堂の裏手には釋神ノ滝があるが、奥まっており目立たないため、役員らは観光振興と周辺整備の一環として、今年3月末から約1カ月かけ、人工滝を整備した。
 主水舎からパイプで水を引き、山門脇の高さ5㍍ほどの巨石から水を落としている。石組みの滝つぼも整備し、水が勢い良く流れ落ち水しぶきがあがっている。
 28日は午前9時、山門前で竣工セレモニー、命名式をした後、登山。約2時間かけ、天吉寺山の中腹(標高750㍍)の寺院跡まで登る。元中会長は「大吉寺は長浜の貴重な遺産。次の世代に引き継ぎたい。今が登山のベストシーズン。今後も定期的に開催したい」と話している。
 参加費は資料、おやつ代込みで大人1000円、小学生500円。上草野まちづくりセンターに申し込み用紙、回収箱あり。
 問い合わせは事務局・小林治男さん☎090(8936)3204へ。


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2019年04月19日

冨田人形とオペラとの融合

5、6月長浜の2会場で「日高川入相花王」公演
 県選択無形民俗文化財の冨田人形とオペラを融合させた「文楽オペラ日高川入相花王」の公演が5月26日余呉文化ホール、6月2日リュートプラザで行われる。
 文楽オペラは冨田人形共遊団が2010年に京都フィルハーモニー室内合奏団と共演した「日高川入相花王」をアレンジした舞台。出演は冨田人形共遊団、文楽オペラの作曲を担当した植松さやかさん(ピアノ)のほか、指揮者に長浜フェスティバルオーケストラ音楽監督の藤村知史さんを迎え、ソリストを長浜市出身の声楽家・脇阪法子さん(ソプラノ)、余呉地域の創作オペラに出演歴のある下林一也さん(バリトン)が務める。「ノルド・デル・ラーゴ」のメンバーを中心とする女声合唱団も出演する。
 また、演出を劇団プラネットカンパニー主宰の北澤あさこさん、舞台監督をまちなかえんげきワークショップFurico代表の磯崎真一さん、合唱指導をノルド・デル・ラーゴ代表の鳥塚貴絵さんが担っている。
 「日高川入相花王」は和歌山県日高川町の道成寺に伝わる安珍・清姫伝説をもとにした浄瑠璃作品。安珍という僧に身分を変えて道成寺を目指す桜木親王を、恋心を募らせる清姫が追いかける物語で、清姫が蛇に変身して日高川を渡るシーンが有名。
 公演では浄瑠璃の太夫と三味線のパートをクラシック音楽に乗せて合唱団が歌う。主催の余呉地域づくり協議会では「現代的で親しみやすい曲を、長浜市ゆかりのソリストと市民による合唱団、そこに冨田人形の力強くも優美な演技が加わる大変見ごたえのある舞台」と来場を呼びかけている。
 両会場とも午後2時開演。チケットは全席自由で大人1500円(当日2000円)、高校生以下1000円。チケットは長浜文芸会館、びわまちづくりセンター、浅井文化ホール、余呉湖観光館、余呉文化ホールなどで発売中。問い合わせは余呉地域づくり協議会☎(86)8037へ。


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2019年04月18日

奥田さんの日野鉄砲展

国友の大筒も、幕末動乱期に製造
 奥田工務店会長の奥田秀さん(68)=日野町=が収集した日野製の火縄銃などを紹介する「日野鉄砲展」が国友鉄砲の里資料館で開かれている。日野鉄砲のほか、幕末の動乱期に製造された国友製の大筒も同時に公開している。
 日野は堺や国友に次ぐ鉄砲産地として知られ、関ヶ原合戦直前に鉄砲300挺を徳川方に献上するなど、関ヶ原合戦から大坂冬の陣・夏の陣にかけて大量の鉄砲を受注・生産した。
 奥田さんは20年程前に日野町内で行われた鉄砲演武を見たのを機に火縄銃の魅力の虜となり、以来、収集を続けてきた。火縄銃の修理を国友鉄砲研究会の廣瀬一實会長(78)に依頼をしたのが縁で、今回の鉄砲展が実現。日野町以外での公開は初めてという。
 資料館では江戸期に製造されたとみられる日野鉄砲14挺を展示し、国友、堺製の鉄砲と並べて違いを比較、紹介している。
 また、「江州国友九右衛門統睦」の銘が入った大筒も展示。重量30㌔、口径4㌢で、一般的な鍛造ではなく金属を型に流し込む鋳造。ペリー来航4年前の1849年に作られ、銃床は紀州若山(和歌山)で製造されたもの。どのような使途で製造されたのかは不明だが、吉田一郎館長は「当時は黒船が次々と日本を訪れ、日本中が大騒ぎになっていた。いずれかの藩が内外への備えのため発注したのではないか」と推測している。入館料は大人300円、小中学生150円(湖北地域は無料)。午前9時から午後5時、6月30日まで。


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2019年04月17日

ホンマもんの落語で大爆笑

木之本の不良老人グループ「月曜会」が企画
 「ホンマもんを木之本へ」―木之本町木之本で「不良老人グループ」の異名を持つ「月曜会」は5月19日、「大爆笑落語会」を開く。
 代表の大杉英夫さん(74)たちは15年前から毎週月曜の夜、地元の飲食店に集まり、酒を酌み交わしながら昔話などに花を咲かせ、地元への愛着を深めていた。やがて飲食店が閉店となったため、場所を変えながら、2013年からは食堂「福田屋」に会場を移している。
 現在、会員は町内の男女12人。好きな時間に来て、堪能したら帰り、自分の飲食代だけを払うのがルール。別に参加費(1回100円以下)を徴収し、福祉施設などへ寄付もしている。
 大杉さんは10年ほど前、市内で笑福亭伯枝さんの独演会に参加し、感動。「この素晴らしさを地元にも伝えたい」とメンバーたちとともに、各地の会場へも「追っかけ」をするように。その思いが実り、伯枝さんは木之本へ足を運ぶようになり、両者の親交も次第に深まっていき、定期的に落語会が開催されるようになった。
 大杉さんは「酒ばっかり飲んでいるように思われ、地元では『不良老人』とも呼ばれているが、飲み会を通して実を結んだこともたくさんある。伯枝さんの落語は熱く、感情がこもっており、顔の表情や仕草も豊か。迫力ある生の舞台を堪能してほしい」と話している。
 今回で5回目となる落語会は5月19日午後2時から、木之本スティックホール。女性落語家・桂ぽんぽ娘さんも出演。入場料は大人1000円、中学生以下無料(要整理券)。問い合わせは大杉さん☎090(8938)5819へ。


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2019年04月16日

子ども歌舞伎、3万人を魅了

長浜曳山まつり、子どもの名演光る
 ユネスコ無形文化遺産の長浜曳山まつりは15日、本日を迎え、出番山の翁山、常磐山、萬歳楼、孔雀山の4基が長浜八幡宮や商店街などで子ども歌舞伎を披露。一時雨に見舞われたものの概ね好天に恵まれ、市街地は約3万人の見物客で賑わった。
 曳山まつりの起源である長刀組による太刀渡りの後、出番山が一番山から順番に長浜八幡宮で子ども歌舞伎を奉納し、長浜大手門通りなどに繰り出した。今年初めての試みとして一番山の翁山が曳山博物館広場に引き出されて子ども歌舞伎を披露。姉妹の再会と仇討ちへの決意を描いた「碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場」を、傾城宮城野役の有村護君(11)らが演じた。見物客は広場の思い思いの場所から子ども役者の名演を楽しんだ。
 長刀山と出番山が集合するお旅所では、四番山の孔雀山が提灯の明かりに照らされる中で「勧進帳」を披露。武蔵坊弁慶役の高橋路由君(12)、関守・富樫左衛門役の佐藤遼介君(11)らが堂々の演技でフィナーレを飾った。


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2019年04月12日

長浜曳山まつり、13日開幕

出番山が子ども歌舞伎を披露
 ユネスコ無形文化遺産で、重要無形民俗文化財の長浜曳山まつりは13日開幕する。16日にかけて、絢爛豪華な曳山が市街地に繰り出し、曳山に設けられた舞台で子ども役者が歌舞伎を披露する。
 長浜八幡宮の祭礼である長浜曳山まつりは、長浜城主の羽柴秀吉が戦乱で荒廃した八幡宮を再興し、源義家(八幡太郎義家)の「後三年の合戦」からの凱旋を再現した「太刀渡り」(武者行列)が起源とされる。後に町民が曳山を建造して様々な装飾を施し、「動く美術館」とも称される絢爛豪華な曳山を造り上げた。江戸期には曳山に舞台を設けて歌舞伎を奉納するようになった。
 現在では4月の祭礼に合わせて、長刀組による太刀渡りと、12基の山組のうち交替で4基ずつが「出番山」として、長浜八幡宮に子ども歌舞伎を奉納している。
 今年の出番山は常磐山、孔雀山、翁山、萬歳楼。各山組の詰め所では子ども役者が連日、けい古に励み、まつりを支える若衆が12日までの連夜の裸参りで祭りの成功を祈願している。


祭事日程
 【13日】午前7時から長浜八幡宮で「御幣迎えの儀」があり、各山組の御幣使が本殿で御幣を受け取る。御幣は各山組の御幣宿に持ち帰り、曳山を動かす際に前柱に飾る。
 午後1時からは長浜八幡宮での歌舞伎の奉納順をくじで決める「籤取り式」があり、各出番山の若衆の中から選ばれた籤取り人が八幡宮での儀式に臨む。
 午後6時ごろからは、出番山の地元で子ども歌舞伎を披露する「十三日番」がある。曳山の舞台で本衣装と化粧の子ども役者が初めて歌舞伎を演じる。
 【14日】午前中、各山組の地元で歌舞伎の上演がある。午後1時ごろからの「登り山」では、胴幕、見送り幕で飾り、子ども役者を舞台に乗せた曳山が地元から八幡宮へと向かう。午後7時、八幡宮から役者が隊列を組んで地元へ行列する「夕渡り」がある。役者が沿道の市民や観光客の声援に応え、ポーズを決めたり、見得を切ったりすることも。
 【15日】午前8時ごろから、各山組から役者らが行列を組んで八幡宮まで練り歩く「朝渡り」がある。続いて長刀組の「太刀渡り」。大太刀を携える子ども武者の行列が八幡宮へ到着し、「翁招き」を合図に一番山から順番に歌舞伎奉納が始まる。演じ終わった山はお旅所へ移動し、道中の大手門通りなど5カ所で歌舞伎を披露する。日が暮れるころに、お旅所に長刀山と出番山4基が揃う。提灯の明かりの下、演じられる子ども歌舞伎は幻想的で、写真映えも。四番山の狂言奉納が終わる午後9時ごろ、神輿が長浜八幡宮へ戻る「神輿還御」がある。
 【16日】朝から夜にかけて「後宴狂言」として地元で歌舞伎を上演。長浜文芸会館では観劇会が開かれ、一番山から順番に歌舞伎が披露される。


子ども達の活動に支援を、萬歳楼がクラウドファンディングで呼びかけ
 長浜曳山まつりの山組「萬歳楼」がまつりの主役である子ども達の活動を支えるために、クラウドファンディングを活用して広く寄付を募っている。
 曳山の舞台で演じる歌舞伎役者や、神様の分身である御幣を受け取る御幣使、祭礼を盛り上げる囃子など、長浜曳山まつりでは子ども達が主役となっている。
 萬歳楼では毎週土曜に地元の会館に小中学生が集まり囃子の練習を通して規律や礼儀を養い、世代を超えた結び付きを培っている。子ども達の活動費は年間30万円ほどが必要で「中老」や「若衆」の会費で賄っているが、人口減少が見込まれる中、今後の活動費の捻出が課題になっているという。
 このため萬歳楼では今後10年間の活動費の不足分として40万円を目標にクラウドファンディングで支援を募ることに。寄せられ寄付金は歌舞伎の練習用着物や、囃子に使う笛など、曳山まつりを支える子ども達の活動に使う方針。
 返礼品として、寄付額に応じて萬歳楼の今年のパンフレットや、オリジナルフェイスタオルを準備している。詳細はクラウドファンディングの運営サイト「FAAVOしが」から。


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2019年04月11日

湖北の自然や街並み細密に

「近江長濱米原パノラマ鳥瞰圖」 まちづくり役場が発行、松井さん描く
 湖北地域の自然や歴史、街並みなどを温かなタッチで描いた鳥観図「近江長濱米原パノラマ鳥瞰圖」がNPO法人まちづくり役場から発行された。
 歴史や文化、景観、食などの魅力にあふれる地域ながら、湖北を訪れる観光客が黒壁スクエアに集中し郊外に足を延ばせていないことから、まちづくり役場が「観光客を奥座敷までお連れしたい」と、3年前から湖北地域全域の魅力を網羅した鳥観図の制作に取り掛かっていた。
 鳥観図を描いたのは元高校の美術教諭で古地図コレクターとしても知られる松井善和さん(野瀬町)。まちづくり役場の山崎弘子理事長が松井さんと長年、年賀状をやりとりする中で年賀状に描かれる温かなタッチの絵に惹かれ、鳥観図の制作を持ち掛けた。
 松井さんは3年かけて湖北地域を歩き回って情報を収集し、縦84㌢、横400㌢の原画を完成させた。まちづくり役場がインターンシップを受け入れている立命館大経済学部の黒川清登ゼミの学生も調査に加わり、地元企業や飲食店なども協力した。
 湖北地域の山や川、滝などの自然景観、古戦場や城跡などの史跡、名所、社寺仏閣、伝統集落、地域の芸能などを細密に描き、山崎理事長は「観光客はもとより地域住民、特に子ども達が郷土を知ることに繋がれば」と期待している。
 鳥観図は原画を縮小し、ジャバラ折りでA4サイズにたためる。30万部を発行し、まちづくり役場で配布している。問い合わせはまちづくり役場☎(65)3339へ。


鳥観図 原画展、13日〜 ふくらの杜
 浅井文化スポーツ公園西隣の暮らしギャラリーふくらの杜で13日から30日まで「近江長濱米原パノラマ鳥瞰圖」の完成記念原画展が開かれる。
 鳥観図制作のために松井善和さんが描いた原画など約70点を展示。21日午後1時半からは松井さによる解説がある。
 午前10時から午後5時まで。17、24日は休み。入場無料。


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2019年04月10日

チューリップ&満開の桜

米原市上丹生で2万球、菜の花も
 米原市上丹生で色とりどりのチューリップと満開のサクラ、黄色い菜の花の共演が見られ、訪れる人の目を楽しませている。
 地元のまちづくり団体「プロジェクトK」は今シーズン、約1500平方㍍の休耕田に5種、約2万球のチューリップを植え、カラフルなフルーツバスケットを表現。大きなかごの上に、バナナ(黄)、桃(ピンク)、ブドウ(紫)、オレンジ(橙)を乗せたようなデザインにしている。このほか、長浜、米原の商店や企業、NPOなどの協賛によるオーナー制コーナー50区画や球根購入資金調達のため、無人販売所(1鉢300円~)を設けた。
 敷地内には菜の花も咲いており、近隣のふれあい広場や川沿いではソメイヨシノの桜並木が満開。担当の田中一郎さんは「今年はチューリップの開花が例年より1週間ほど遅い。週末には満開手前となるのでは」と話している。


イベントは21日
 上丹生チューリップ祭りは21日午前10時から、ふれあい広場で。地元住民による草もちやたこ焼きなどの屋台が並ぶほか、ステージではキッズダンスやバンド演奏、大道芸やよさこい演舞など。午後2時まで。無料。


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2019年04月09日

子ども歌舞伎、稽古佳境に

長浜曳山まつり、開幕迫る
 長浜曳山まつり(13~16日)の開幕を控え、出番山では子ども歌舞伎の稽古が佳境に入っている。
 長浜八幡宮に子ども歌舞伎を奉納する今年の出番山は常磐山、孔雀山、翁山、萬歳楼。それぞれの山組の詰め所では連日、朝、昼、晩と熱のこもった稽古を繰り返している。歌舞伎十八番の一つである「勧進帳」を演じる孔雀山の詰め所では、武蔵坊弁慶役の高橋路由君(12)ら子ども役者が稽古に打ち込み、振付師の千川貴楽さんから体の動きや視線の向きなど細かな指導を受けながら、日々、完成度を高めている。
 一番山の舞台で開幕を告げる舞を披露する三番叟役者の藤田凌大君(10)は振付師の岩井小紫八さんの指導を受ける。7日には曳山博物館内に設けられた曳山の舞台を模したステージで立ち位置などを確認しながら稽古。長浜曳山祭總當番の関係者が見守る中、キレのある舞を披露していた。


今晩、線香番・裸参り
 9日夜には長浜曳山祭總當番の役員らが、各山の子ども歌舞伎の上演時間や稽古の進み具合を確認する「線香番」が行われる。時計がなかった時代、線香で時間を計測したことに由来する行事で、子ども役者の緊張が高まる瞬間。
 また、同日から4夜連続で、出番山の若衆がまつりの成功や子ども役者の健康を願って長浜八幡宮などへ参拝する「裸参り」が行われる。


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2019年04月08日

ワクワク、期待に胸膨らませ

県内の小中学校で入学式
 県内の小中学校で8日、入学式が行われた。長浜市内では小学校26校に1000人、中学校13校に1178人が入学し、新たな学校生活をスタートさせた。
 男子68人、女子58人の計126人が入学した長浜小学校の入学式では、スーツやワンピースなどで着飾った新入生が在校生の拍手で歓迎されて体育館に入場。担任教諭から名前を呼ばれると「はい」と元気に返事していた。
 杉本義明校長は式辞で「あいさつをすると友達がたくさんできます。友達が一番できる言葉は『ありがとうございます』。いっぱい友達をつくってください」と新入生に呼びかけ、在校生を代表して6年生の堀田一斗君と松宮愛純さんが「1年生の皆さんと出会えることを楽しみに待っていました」「いっぱい友達と遊んで、たくさん給食を食べて元気に大きくなってください」と歓迎の言葉を述べていた。


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2019年04月06日

泥の造形「表面の中身」

木之本で、上坂さん企画展
 木之本町木之本のギャラリー「Nanao Pottery」(七尾うた子オーナー)で、彦根市の作家・上坂彩さん(34)の企画展が開かれている。
 上坂さんは京都市立芸大で彫刻を学び、卒業後は大阪を中心に各地で粘土を使ったオブジェや置物などを発表。3年前、空き家だった彦根の祖父方に引っ越した。
 アルバイトで文化財の発掘調査に携わるようになり、作業の中で、土の中から水が涌く光景を見たり、バケツで水をかい出したりするうち、泥や水の流れをアクリル画で表現しようと思うようになった。
 2年前、彦根のアトリエで陶芸家の七尾さんと知り合い、意気投合。ピアスやキーホルダーなどコラボ作品を作るように。今回の企画展は「表面の中身」と題して、ヒョウ柄のように地表と地中の泥が織りなす模様を表した絵画17点のほか、陶器や世界のビーズを利用したアクセサリーなどを多数並べ、展示販売している。
 午前10時から午後6時、12日まで。入場無料。問い合わせは七尾さん☎(56)1305へ。


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2019年04月05日

長浜チーム、揃って快挙

中学生が準優勝 小学生3位入賞
 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水球競技大会で、エル・アテインスイミングスクール長浜(八幡東町)が中学生の部で準優勝、小学生の部で3位入賞の快挙を果たした。
 2月に大阪府門真市で行われた近畿予選で中学生チームが優勝、小学生チームが3位入賞し、全国大会へと進んだ。3月26日から30日まで千葉県国際総合水泳場で開かれた全国大会ではそれぞれ予選を勝ち抜き、決勝トーナメントへ。
 中学生チームは決勝で近畿代表の豊中水球クラブと対戦し、2対6で敗れた。小学生チームは準決勝で敗れたものの3位決定戦で千葉水球クラブに逆転勝ちした。また、大会の優秀選手に長浜から6人が選ばれた。
 中学生チームキャプテンの坪井公佑君(15)は「夏の大会が3位だったので、それ以上の結果を残そうとチーム一丸となって練習してきた。準優勝で悔しいが、後輩には金メダルを取ってほしい」と話していた。
 小学生チームキャプテンの森川永遠君(12)は「夏の大会は予選リーグ敗退だったので、今回メダルが取れて嬉しい」と話していた。
 出場選手は次の皆さん(学年は大会時点、◎は優秀選手)。
 【中学生】澤好騎(長浜北3)、桐畑匠(◎高月3)、上坂祐嘉(◎長浜北3)、坪井公佑(◎同)、福居作亮(◎同)、粕渕幸多(双葉2)、木下丈太郎(長浜南2)、中川青大(長浜西2)、行岡暖陽(湖北2)、打木優安(長浜北1)、春日大樹(米原1)、清水研佑(長浜西1)、三輪康太(双葉1)、森田隼平(彦根南1)。
 【小学生】上坂飛嘉(神照6)、桐畑全(高月6)、中村暁人(近江兄弟社6)、山本悠馬(速水6)、森川永遠(◎神照6)、中野友貴(坂田5)、世一翔大(同)、北川慶大(北郷里4)、供田晄(高月4)、三輪桃子(坂田4)、打木橙羽(長浜北3)、春日翔真(米原3)、山中智敦(◎神照6)、世一芽生(坂田2)、三輪隆太(同1)。


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2019年04月04日

豊公園の桜「咲き始め」で足踏み

寒の戻りで、来週満開か
 ソメイヨシノ約600本が植えられている豊公園で、桜の花が咲き始めた。公園を管理する長浜市では3月31日に開花を発表したものの、ここ数日の寒の戻りにより「咲き始め」の状態で足踏み。市は「来週の火曜、水曜あたりに満開になりそう」と話している。
 4日は朝から晴天に包まれたが、正午時点でも「3分咲きには届かず、まだ『咲き始め』の状態」(市都市計画課)。豊公園には開花を待ちわびた家族が散歩したり、桜の木の下で宴会を準備したりする姿も見られた。
 夜桜観賞のためぼんぼり約150個が吊るされ、日没から午後9時まで点灯している。


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2019年04月03日

地元チームの応援を!長浜で視覚障害者野球近畿大会

グランドソフトボール、長浜で初開催
 視覚障害者の野球、グランドソフトボールの近畿大会が6月2日、長浜市で初開催されることになった。「滋賀県チーム」(大橋博代表)には市民4人がベンチ入り。地元チームの応援を求めている。
 競技は1チーム10人で、全盲選手4人以上で構成。ルールはソフトボールを基本としており、ハンドボールに似たボールを使用し、転がる音を頼りにプレーする。
 大会は全国障害者スポーツ大会近畿予選を兼ねており、各府県の代表7チームが出場。神照運動公園でトーナメント戦をし、優勝チームは茨城県での全国大会に出場できる。
 地元、滋賀県チームは1978年に発足し、現在、28人の選手、スタッフで毎週、彦根の県立盲学校で練習を重ねている。全国制覇は過去4回しているが、87年以降、優勝からは遠ざかっている。
 長浜からはキャプテンの田中宏明遊撃手(祇園町)、肥満孝史右翼手(元浜町)、谷口忠士中堅手(高月町雨森)と米田貢コーチ(大井町)の4人がベンチ入り。5年ぶりの近畿大会、優勝を目指す。
 大橋代表は「決勝まで勝ち進める自信はある。地元の応援で優勝を後押ししてほしい」と話している。なお、チームでは大会開催に必要な資金を得るため、協賛企業を募集している。締め切りは26日。問い合わせは県視覚障害者福祉協会☎0749(23)3833へ。


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2019年04月02日

作り手の顔が見える写真

「長浜くらしノート展」 余呉湖畔で、市北部の物産を紹介
 地域に根ざした長浜市北部の物産をストーリー仕立てで紹介する「長浜くらしノート展」が、余呉町の余呉湖観光館隣の施設で開かれている。
 主催の市民団体「長浜生活文化研究所」(矢島絢子代表)は観光とは違った視点で地域の風土、文化、暮らしなどを冊子やウェブなどで広く発信している。
 「ノート展」は桜の開花時期に合わせ、観光客に長浜の魅力を紹介しようと、余呉町川並出身のデザイナー・桐畑淳さんが企画。同研究所のメンバーと市民ライター計12人が山路酒造、菊水飴本舗、みつとし本舗など「生業」の現場を取材。作り手の顔がわかる写真パネルを掲げ、商品を物語風に紹介している。
 写真パネルの前に山かぶドレッシング(ウッディパル余呉)、ながはま森のメープル(ながはま森林マッチングセンター)などの特産品を並べるほか、余呉の風景や下余呉太鼓踊りの写真など計27点を展示している。
 午前10時から午後3時、14日まで。無料。施設前で長浜観光協会による特産品の販売がある。市民ライターは次の皆さん。
 居川美保、小野千穂、川地米亜、竹中昌代、三上由貴、山内美和子。


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2019年04月01日

新元号「令和」に決定

出典は万葉集 5月1日改元
 政府は1日、「平成」に代わる新元号を「令和」と発表した。元号を改める政令は皇太子さまが新天皇に即位される5月1日に施行され、同日午前0時に元号が切り替わる。
 645年の「大化」以来248番目の元号となる「令和」は、万葉集の梅の花の歌32首の序文にある「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」から引用した。
 改元について、安倍首相は「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」と説明した。
 この日、政府はノーベル医学生理学賞受賞の山中伸弥京都大教授や直木賞作家の林真理子氏ら有識者による「元号に関する懇談会」を開き意見聴取。この後、衆参両院の正副議長から意見を聴いたうえ、全閣僚会議で協議し、臨時閣議で新元号を定める政令を決定した。


祝「令和」こいのぼり、雨森の住民が新元号発表を記念し
 新元号発表にあわせ、高月町雨森の住民たちが1日、新元号入りのこいのぼりを作った。
 新しい元号を祝おうと、長さ約8㍍の黒いこいのぼりに赤文字で「祝」青文字で「令和」と記入。ヒゴイなど3匹とともに、高時川河川敷にある芳洲広場にゴールデンウイークまで掲げる。
 製作者の1人、平井茂彦さんは「和やかな時代をこいのぼりのように元気に過ごせるようにとの願いを込めて書きました」と語っていた。
 雨森では毎年、ゴールデンウイークに、約400匹のこいのぼりを泳がせたり、こいのぼりマラソンやジャンボこいのぼりの掲揚などを実施。こいのぼりでまちおこしをしている。


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