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長浜曳山まつり、舞台裏も紹介

吉川さんが写真集、川地さん英訳添える
 長浜曳山まつりの全行程を、舞台裏を含めて紹介したカラー写真集「子ども歌舞伎『長浜曳山まつり』」が能美舎(木之本町大音)から出版された。元朝日新聞記者でアマチュア写真家の吉川宏暉さん(76)=大津市=が写真を手掛けた。
 吉川さんは1972年に長浜市に赴任して曳山まつりに出会い、その魅力の虜に。一方で、子ども役者の減少や一部行事の簡素化を憂い「今のうちに記録に残さなければ」とカメラを向け続けてきた。写真集では2008年から17年にかけて撮りためた写真から273枚を選抜して掲載。
 線香番、裸参り、くじ取り式、登り山、子ども歌舞伎奉納などのハイライトに加え、13組の山組の代表が長浜八幡宮に集う山組集会、各山組による役者決め、歌舞伎の稽古のようす、若衆によるパンフレットの準備など舞台裏も伝えている。
 「最初はぎこちなかった子ども役者が練習を重ねるうちに、女形は艶めかしく、武士役は凛々しく成長する。千秋楽を見ると、涙が出る感動を覚える」と吉川さん。「まつり関係者の熱意、ひたむきな努力を写真集からくみ取って欲しい」と話している。
 また、曳山まつりがユネスコの無形文化遺産に登録され、外国人観光客の増加が期待されていることから、WEBライティングや翻訳などを手掛ける川地米亜さん(39)=長浜市元浜町=が写真キャプションや解説文に英訳を添えた。無形文化遺産に登録されたにもかかわらず、曳山まつりを紹介した詳しい英訳資料が存在せず、「山組」や「御幣」をどう訳せば伝わりやすいのか苦労したという。川地さんは「かみ砕いて訳すことができ、外国人の方にも理解しやすいのでは」と話している。
 写真集はB5判124ページ。1500部を発行。1944円(税込)で、全国の書店で発売中。問い合わせは能美舎☎080(2079)4692へ。


曳山博物館で写真展
 カラー写真集の発刊を記念し、6日から曳山博物館のエントランスで写真展を開催。約30枚を展示し、日本語と英語で解説している。9、10日は吉川さんが在廊予定。展示は4月下旬まで。


2019年03月06日 16:41 |


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