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2019年02月28日

採用担当者、働く楽しさ伝え

湖北の製造7社が連携しイベント
 人手不足が深刻化する中、2020年春に卒業する学生に地元の製造業で働くことの楽しさを伝えようと、湖北地域の製造7社がタッグを組んで、27日、長浜商工会議所で「長浜deはたらく」と題した交流イベントを開いた。各企業の採用担当者が学生の質問に答えたり、模擬面接でポイントを指導したりして、学生との距離を縮めていた。
 「仕事をしていてどんな時にやりがいを感じますか?」「採用で最も重視している点は?」―。学生が書いた質問票を司会者が読み上げると、企業の採用担当者が「自分の作った製品が市場に出回り、使ってもらえるのが嬉しい」「仕事を通していろんな経験を重ね自己成長できる」と仕事の楽しさを伝え、「採用では何事に対しても情熱を持てるのかを見る。どんな職種でも嫌な仕事がある。そんな時、情熱が求められるから」と語った。
 「新入社員の3年以内の離職率は?」との鋭い質問にも、担当者が離職率を紹介したうえで、採用までのコミュニケーション不足や、転職しやすい社会環境を離職の理由に挙げた。司会者も「売り手市場なので採用側は焦るし、学生さんも周りの友人に内定が出ると焦る」と、採用・内定を急ぐあまり、企業側と学生のコミュニケーションが不足すれば、離職の可能性が高まる危険性を指摘していた。
◇   ◇
 タッグを組んで交流イベントを企画したのはエノモト、大塚産業グループ、新江州、高橋金属、扶桑工業、利高工業、ワボウ電子。いずれも湖北地域で活躍する製造業。
 背景には新卒学生の「売り手市場」がある。各大学のキャリアセンターの求人情報は大手企業が注目を集め、地方の中小企業の求人は「埋没」しがち。中小企業の魅力や情報が学生に十分に行き届いていないという課題もある。
 湖北地域で開催されている合同企業説明会への学生の参加も減少傾向にあり、多くの中小企業が人材確保に苦慮している。
 扶桑工業の取締役総務購買部長の吉井浩二さん(44)は「就活のイメージは『圧迫面接』『奴隷の一歩』などネガティブな情報もある。これは採用担当者が働く楽しさやワクワク感を伝え切れていないからではないでしょうか。そういう反省点からスタートした企画です」と説明する。
 昨年、湖北の製造3社が初めて合同で会社見学会を開き、モノづくりの面白さを学生に発信した。今年は日ごろから情報交換している他の企業にも輪が広がった。
 交流会を開くにあたって結成した主催名は「北びわ湖B’s」。「B級グルメっぽい、知る人ぞ知る美味しい企業」「ビジネスの最先端で勝負している」「ボトム(地域)を大切にし、地域に愛される」との意味を込めた。


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2019年02月27日

デゴイチ、湖北路を走る

SL北びわこ号、初お目見え
 「デゴイチ」の愛称で親しまれているD51形蒸気機関車による「SL北びわこ号」が3月10日、初めて湖北路を運行する。
 走行するのは米原~木ノ本駅間の22・4㌔。米原駅を10時9分発、長浜、虎姫、河毛、高月駅に停車し木ノ本駅に10時52分着。終着の木ノ本駅ではイベントが開催される。
 5両編成。424人乗りで全席指定。チケットはすでに売り切れ。なお、SL北びわこ号は夏季(9月8、15、22日)、秋季(10月13、20、27、11月3、10日)も運行する予定。
 JR西日本では従来、SL北びわこ号にC56を使用していたが、ひと周り大きく、よりけん引力のあるD51の運行に向け、数年前から本線運行に対するテスト走行や検査を重ねていた。


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2019年02月26日

田根にコウノトリ飛来

「お帰り」コウノトリ、人工巣塔で羽休め
 田根地域に設置された人工巣塔に25日、コウノトリ数羽が初飛来、羽を休める姿が目撃された。
 日本コウノトリの会のメンバー・安藤博之さん(彦根市)によると昨年、飛来した2羽が25日午前11時半ごろ、西池に現れ、夕方にかけ野田神社や近江弧篷庵の周辺にいた。
 複数の周辺住民によると最高4羽を目撃。北池町の川上勉さんは26日朝、人工巣塔の上で羽を休めていたコウノトリ1羽を撮影した。巣塔を誘致した木尾町の中西佳澄さんもこの日朝までに3羽を確認し「こんなに早く来るとは」と驚きの表情。
 湖北野鳥センターは「2月はコウノトリの移動期。冬越ししていた場所から夏の居場所に戻ってくる。まさに『お帰り』と言ってあげたい」と喜んでいる。
◇   ◇
 渡り鳥たちの間では春のお引っ越しが始まった。例年3月まで湖北地域に滞在するコハクチョウが24日夜までに、すべていなくなった。
 昨年同時期には500羽以上いたため、湖北野鳥センターは「過去10年間で初めて」と驚いている。
 同センターによると、コハクチョウは昨年10月14日に初確認。県内には1月22日のピーク時、457羽もいた。雪解けの状況を見極めながら北帰りすると言われているが、今冬、湖北ではほとんど雪が降り積もっていないため、早めに旅立った、とみられる。


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2019年02月25日

卒業記念に自画像

湖北中3年生「みんなの笑顔展」
 湖北中学校の卒業生82人の自画像展が湖北文化ホールロビーで開かれている。
 美術の時間に制作した作品を地域の人たちにも見てもらおうと、卒業展実行委員会(関谷遥委員長・11人)が中心となり、展示している。
 「みんなの笑顔展」と題した展覧会には野球やバレーボールなど部活動での楽しい思い出やかわいがっている犬と自分の姿を水彩や色鉛筆で表現している。
 関谷委員長は「賑やかで明るい学年。1人1人の個性あふれる作品を見てほしい」と話している。
 木彫りの時計も同時展示。午前8時半から午後8時(最終日正午)、3月5日まで。水曜休館。無料。


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2019年02月22日

びわSSS、木下杯準優勝

湖北勢31年ぶり決勝進出で
 びわ北小とびわ南小の児童で結成するびわサッカースポーツ少年団(SSS)が、第42回木下杯で準優勝した。
 木下杯は小学5年生以下を対象にした伝統ある大会で、湖西、湖南、湖東、湖北、甲賀の各ブロック予選を勝ち抜いた県内32チームが2月3日から17日にかけトーナメント方式で対戦した。
 びわSSSは1回戦で瀬田北を11対0、2回戦で北野を2対1で破り、3回戦では前年の覇者、アミティエAに3対0で圧勝。準決勝では強豪のFC・SETAをPK戦の末下し、湖北勢としては31年ぶりの決勝戦に進出した。
 決勝戦は竜王町のドラゴンハットで行われ、湖西ブロック代表のオールサウス(大津市・石山)と対戦。前半を1対1で折り返したものの、後半に決勝点を奪われ1対2で敗れた。
 木下杯の上位4チームは、3月23日から堺市内で開かれる関西小学生サッカー大会(フジパンカップ)への出場権が与えられる。キャプテンの中川翔介君(5年)は「最高の仲間と一緒に関西大会頑張ります」と意気込んでいる。
 なお、木下杯の出場選手は次の皆さん。
 北川統、中川翔介、吉川愛輝、杉田晃大、川嵜勇吾、川嵜悠斗、中川廉斗、南雲虹幸、西村理一、真壁快成、小野煌太(以上5年)、塚田愛心、橋本洛空(以上4年)。


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2019年02月21日

朝日小に「学びの記念碑」

インクルーシブ教育の功績を後世に
 障害児と健常児がともに学んできた証として、朝日小学校に「学びの記念碑」が寄付され、21日、児童、関係者約100人を集め、除幕式が開かれた。
 記念碑を寄贈した湖北町田中の藤居貴之さん(40)の長女・夕葵さん(12)は生まれた時から重い障害を持っており、朝日小学校に入学したが、4年からは長浜養護学校に通学していた。
 県では多様性の尊重するインクルーシブ教育を進めており、2つの学校に主籍と副次籍を置ける制度を創設。3年前から原則月1回程度、朝日小にも通学できるようになった。
 藤居さんはインクルーシブ教育に熱心に取り組んだ同校の功績を後世に引き継ごうと、記念碑を寄付することに。石碑は高さ70㌢、横1・2㍍で「柔軟な学びの場発祥の地」「共に学ぶ学籍モデル構築顕彰」と刻まれている。
 除幕式で本野宇市校長は「県内初の取り組み。人を大切にする意識の高まりや学びの力、人と人の繋がりを大切にできるようになった。思いやる心が全校児童に広がれば」と語り、板山英信教育長は「ここに至るまでには保護者、先生、子どもたちの一生懸命の努力があった。記念碑はその証。大切な思いがいっぱい詰まっている」とあいさつ。
 同級生の八木陽茉里さんは「みんなとの学びの中で相手の立場になって考えること。仲間を大切にすること。一生懸命頑張ることの大切さに気付くことができた」などと述べた。この後、6年生らの手により、除幕。記念碑の建立を祝った。


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2019年02月20日

昔ながらの味、後世に

ふなずし専門店「魚助」が木桶で
 昔ながらの作り方で、湖国の伝統食を守ろうと、西浅井町塩津浜のふなずし専門店「魚助」(松井俊和代表)が木桶による本格的なふなずし作りに挑戦。現在、木桶調達のための資金集め(クラウドファンディング)をしている。
 この道35年の松井さんは10年ほど前、「昔ながらの味を極めたい」と伝統の調理法を守りながら、ふなずしを昔、使用していた木桶に漬けることを思いついた。しかし、近場には桶職人がおらず、秋田まで出かけ、専用桶10個を製作してもらった。
 桶は秋田杉を使ったもので、使い始めるとプラスチック桶で漬けたものとは格段良い香りを漂わせるようになり、購入した人からも「味が全然違う」「フルーティーでチーズのような味わい」などと評され、仕込んだ分だけ、予約ですべて売り切れるほどの人気を集めた。
 増産しようと考えたが、木桶職人の男性は高齢(85歳)で近く引退することを決めていた。「このままでは伝統の味が消えてしまう」と松井さんは職人が作り置いている木桶30個を買い取ることにした。
 松井さんは木桶に漬けたふなずしを600~800尾程度まで増やす計画。クラウドファンディングを活用することで「昔ながらの味に改めて関心を寄せてもらえれば」と話している。
 詳細はインターネットで「FAAVO北びわこ」のページを参照。


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2019年02月19日

679人の力作、一堂に

西浅井で、奥びわ湖書き初め展
 奥びわ湖書き初め展覧会が24日まで、西浅井運動広場体育館(西浅井町大浦)で開かれている。
 県内外から寄せられた計679人の作品を並べている。小中学生の部では「光る」「一心不乱」「飛雪」などの文字を力強く書いた力作など。一般の部、特選に選ばれた押谷呉壁さん(長浜市)の「常在叢林」は軽やかな筆の運びと切れ味のある筆線が明るく清れつな印象を与えている。
 このほか、伊吹高校書道部が機動展示(書道パフォーマンス)で作成した大作3作も展示。時間は午前9時から午後5時(最終日3時)。入場無料。


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2019年02月18日

家宝や手作り、自慢の人形展示

長浜市街地で「お雛さまめぐり」
 「桃の節句」(3月3日)を前に、長浜市中心市街地の黒壁スクエアや商店街などで雛人形が展示されている。
 NPO法人まちづくり役場が企画する「長浜のお雛さまめぐり」で、11回目を迎える今年は約80店舗が協力し、代々受け継いできた家宝や、店主手作りの雛人形、雛道具を展示している。
 大宮町の老舗のれん店「タナカ」では、明治、大正、昭和の3代の雛人形を展示。店主の田中耕一郎さん(故人)の母親、叔母、姉の誕生や嫁入りの際に購入されたもので、田中さんが大切に受け継いできた。妻の昌子さん(74)によると、毎年、3代一緒に飾り、「出して並べるのは一日がかりですが、今年も会えたね、と人形にも喜んでもらえている気がする。こうして並べると昔の思い出がよみがえります」と話していた。
 このほか、玉八紙店(大宮町)は贅沢な作りが特徴の江戸時代の享保雛、観光情報センター四居家(元浜町)では長浜の政財界をリードした浅見又蔵ゆかりの雛人形、まちづくり役場(同)では主婦グループが色鮮やかな布で手作りした吊るし雛が飾られている。展示は3月10日ごろまで。
 なお、23日午後2時からまちづくり役場でお雛さま講演会が開かれる。雛人形に詳しい大津市の藤原愛子さんがその歴史や飾り方について話す。参加無料。


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2019年02月16日

明治期の古民家「活躍の場を」

北国街道沿い 展示・交流スペースに改修
 朝日町の北国街道沿いにある明治期の古民家を改修した展示・交流スペース「ふなまちあーとはうす」。昨夏のオープン以来、地元作家の絵画や写真などを展示し、世話人で高校臨時講師の水谷孝信さん(63)は「古民家に活躍の場を与えてやってほしい」と広く利用を呼びかけている。
 地元の不動産屋によると古民家は1901年(明治34)以前に建てられた。元々は綿屋を営む商家だったが、10年近く空き家のまま放置され、売りに出されたことから「このまま解体されるのはもったいない」と隣に住む水谷さんが2017年春に購入。北国街道沿いに位置し、観光客や市民の往来があることから作品を展示するギャラリーや交流の場として活用することにし、市の補助金を受けて古民家のたたずまいを残しながら改修。昨年8月に「ふなまちあーとはうす」としてオープンさせた。「ふなまち」は一帯の旧町名「舟町」に由来する。
 開放スペースは1階部分の土間と8畳2室、6畳1室。作品展のほか、会議や演奏会など幅広い使い方ができ、水谷さんは「どんな形でもかまわないので古民家に活躍の場を与えてやって欲しい。活用のアイデアも教えて頂ければ」と話している。問い合わせは水谷さん☎050(3552)5605へ。


長浜の日本画作品展
 ふなまちあーとはうすで16日から「長浜の日本画作品展」が始まった。長浜まちづくりセンターの日本画教室の作品を中心に、13人が計31点を展示。動物や花などを描いた色紙サイズから50号の作品のほか、屏風や掛軸などが並んでいる。日本画教室を指導する大橋忠司さんは「見に来ていただいて日本画に興味を持ってもらえれば」と来場を呼びかけている。午前10時から午後5時、3月3日まで。


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2019年02月15日

長浜ものがたり大賞決定

マンガ部門はナマズの女の子描く
 長浜を舞台にしたマンガや小説を募る「長浜ものがたり大賞2018」の入賞作品が決まった。
 長浜ものがたり大賞は、長浜の自然や文化、歴史などをテーマにした漫画や小説を公募することで、若者に長浜の魅力を発信しようと、長浜市が2016年に初めて実施。大賞作品は舞台化された。
 2度目となる今回は、投稿・閲覧サイト「ミラクリエ」に作品をアップロードする形で公募。マンガ部門に29点、小説部門に54点の応募があった。審査は出版社の編集者や漫画家、作家ら計11人が行い、テーマ性、ストーリー性、発展性、独創性、キャラクター性を審査した。
 マンガ部門の大賞には、きつねこさん(33)=長浜市=の「なまずちゃん長浜探訪記」が選ばれた。竹生島の弁財天の術により、人間の女の子に変身したビワコオオナマズが1日限りの長浜観光を楽しむ物語で、審査を担当した京都精華大学副学長の吉村和真さんは「絵柄・構成・ストーリーともに高レベルで、読めば思わず『長浜に行ってみたい!』と感じさせる秀作」と評価し、「プロの漫画家や編集者の審査員からも、すぐにPRに使えるのではとの声が相次いだ」としている。このほか、優秀作品賞には高木大地さん(27)=岡山県=の「ナガハマ・トレジャー」が選ばれた。
 小説部門の大賞は、きゆうさん(埼玉県)の「長浜のおいしいお米の話」。東京都内の喫茶店の男性店長が人気商品のおにぎりに使われている「湖北米」の収穫のため、長浜を訪れ、今は亡き恋人との思い出などを回想する物語。優秀作品賞には井之上みことさん(36)=大阪府=の「カタヅケ屋霊異記―木之本・かえるのお宿」が選ばれた。
 市は今後、入賞作品を活用して作品集の発行など二次展開を予定している。表彰式は23日午後1時から虎姫文化ホールで。なお、作品はミラクリエで閲覧できる。


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2019年02月14日

長浜小合唱団「キャッツ」熱演

歌やダンスで来場者を魅了
 長浜小学校合唱団の定期演奏会が10日、長浜文芸会館で開かれ、ミュージカル「キャッツ」などを披露した。
 定期演奏会は年に1度、練習の成果を披露する場で、6年生にとっては卒業前の最後のステージとなっている。この日は団員らが舞台に立ち、NHK全国学校音楽コンクール県大会で金賞に輝いた「せかいのふしぎ」などの合唱曲や、毎年恒例のミュージカルを披露。ミュージカルでは本格的な衣装とメイクでそれぞれの役になりきって、歌やダンスで来場者を魅了していた。


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2019年02月13日

けがなく、楽しくプレーして!

米原市にゴールキーパー養成スクール
 サッカーのゴールキーパー養成に特化したスクールがイブキサッカースタジアム(米原市大野木)に開講し、長浜市内の小学生7人が技術の習得に励んでいる。主宰する三田村佳弘さん(35)=湖北町津里=は「キーパーは不人気のポジションで教える人が少ないが、キーパーがいないとサッカーは成り立たない。しっかりとした技術を指導して、キーパーの楽しさを伝えたい」と話している。
 キーパーのプレーミスは失点に直結するだけに、そのプレーにはチームメイトからも厳しい視線が注がれることがあるという。しかし、専門的な指導を受ける機会がないことが選手の悩み。ただ、キーパーを指導するには専門的な知識や経験が欠かせないことから、専用コーチがいるのは高校や大学の強豪チームに限られ、小学生が専門的指導を受ける機会はほとんどない。小学生からキーパーを務め、伊吹高校時代には県優秀選手に選ばれた三田村さんも専門的な指導を受けることなく、独学するしかなかったという。
 近年、キーパー育成の重要性が見直されていることから、全国で専用のスクールが立ち上がっている。県内では野洲市を拠点とする小中高校生向けのスクールが開講したが、湖北地域の子ども達は電車とバスを乗り継がなければならず、通いづらかった。
 このため、三田村さんはキーパー向けの指導ライセンスを取得し、昨年9月、フットサル仲間らとスクールを開設。開講当初は小学生2人でスタートしたが、現在は7人に増え、体験参加も相次いでいる。いずれもスポーツ少年団やクラブチームでキーパーを務める選手で、専門的な技術を学ぶ機会を求めていた。
 「キーパーは、ゴールを守る最後の砦であり、チームの中で唯一手を使うことができる非常に重要なポジション。専門性が高く、フィールドプレイヤーとは全く違ったパフォーマンスを求められる」と説明する三田村さん。スクールでは「けがをせず、楽しくプレーすること」をモットーに、体の動かし方、ボールの取り方などの基礎をはじめ、実際のプレーを想定した実践までを指導している。開講当初から通っている森岡賢太郎君(速水小5)は「友達と楽しくキーパーの練習ができる。取れなかったボールが少しずつ取れるようになってきた」と技術の上達を実感している。
 スクールは第2、4火曜午後7時から。入会金5000円、月謝5000円。4月にはスクールの対象者を中学、高校生にも拡大したい考えで、2月18日、25日午後7時から体験会を開く。参加費1000円。問い合わせは「IBUKI GK School」の三田村さん☎090(5963)5083へ。
◇   ◇
 「IBUKI GK School」は子ども達の送迎用のバンの購入を計画。クラウドファンディングを活用して、その維持費を募ることになった。バンの導入により保護者の負担軽減を図れるほか、より広い地域の子ども達にスクールに参加してもらえる。クラウドファンディングは15日から3月31日まで。詳細は「FAAVO北びわこ」のサイトから。


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2019年02月12日

漆と焼き物とイラスト

伊吹山資料館、倉澤さんの企画展
 米原市春照、伊吹山文化資料館で企画展「たまくしげ~漆と焼き物とイラスト」が開かれている。
 出品しているのは東京藝術大学大学院研究科芸術学専攻の倉澤佑佳さん。「たまくしげ」は和歌の枕詞で宝箱の意。企画展は「自分の宝箱をひっくり返したかのような作品たち」(倉澤さん)をテーマに神事で使う「三方」に作品を乗せるなど、ユニークなスタイルで展示。京都芸大と東京藝大の計5年間に学んで制作した漆や木、焼き物や水彩などさまざまな素材でできた作品16点を並べている。
 10日にはギャラリートークがあり、倉澤さんは「モノ作りが好きで、作品を作る上で、『こんなものがあったらいいなあ』と思っている」と語り、幼い頃に見た記憶を頼りに作った実物大のマンボウや中学生の頃、学校の顕微鏡で観察したミジンコを蒔絵で再現した作品などを解説。来館者たちは興味深げに話に聞き入っていた。
 企画展は午前9時から午後5時、20日まで。入館料は大人200円、子ども100円。月曜休館。


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2019年02月08日

長浜ゆかりの宗教画家

杉本哲郎、生誕120年記念展
 大津市出身で長浜にゆかりが深い宗教画家・杉本哲郎(1899~1985年)の生誕120周年を記念した企画展が9日から三川町の虎姫時遊館で始まる。
 東上坂町の浄円寺出身の祖父を持つ杉本は、大津市で生まれ育ち、学生時代から日本画壇の大御所・山元春挙に師事。「春江」の名で修行していたが、中央の方針に反発し、破門される。
 無所属画家として孤立し、貧乏な生活を送る中、料亭で似顔絵を描くなどし、生計を立てていた。やがて作品が美術評論家の目に止まり、東大名誉教授・高楠順次郎、京大名誉教授・松本文三郎からの指導で仏教のルーツ、ヒマラヤで古代美術の研究に傾頭。インドやスリランカではジャングルの奥地にある壁画を模写。その画才が認められ、国外で活躍するように。
 日本では無名の画家だったが、海外の評価は高く、ブラジル政府から国際文化勲章を受章し、後に滋賀県文化賞、京都市文化功労賞にも選ばれている。
 戦中、細江町の明照寺に疎開し、川道町の千手院とも深い交流があり、豊国神社社務所の襖絵、米原市長沢の福田寺の壁画「初転法和図」などを描き、湖北とのゆかりも深い。
 企画展は市内の男性5人でつくる「湖北の画人愛好家グループ」(勝木一雄代表)の主催。掛け軸や屏風など100点を展示する。中には交流が深かった中川辰雄さん(故人・南浜町)に宛てた手紙の数々や聖母マリアのような慈愛に満ちた表情の洋風画「アレビアを持てる菩薩」などもあり、目を引く。
 メンバーの大谷隆さんは「エキゾチックな作品の数々を間近で見てほしい」と話している。午前9時から午後5時(最終日3時)、24日まで。11日と18日休館。無料。


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2019年02月07日

大ヒットの予感「湖の恵」

明豊建設が水草で有機特殊肥料商品化
 加納町の明豊建設は琵琶湖の厄介者、水草をたい肥にした有機特殊肥料「湖の恵」を開発。インターネットなどで販売を開始し、好調な滑り出しを見せている。
 同社は琵琶湖で大量繁殖し、悪臭や漁船の航行に影響を与えている水草に着目。5年前、環境ビジネスメッセで知り合った香川県丸亀市の会社と共同で、有機たい肥化プロジェクトを始めた。たい肥は水草に特殊な微生物と原木チップをブレンド。山積みし、約2カ月間、シートで覆い強制発酵させる。水分を取り除いた後、ごみなどを除去し、粒の大きさなどを調整。プランター・家庭用(800円)と大規模農園用の2種で販売している。
 「湖の恵」には植物に欠かせない窒素、リン酸、カリウムやミネラル分を補うフルボ酸や腐植酸を豊富に含んでいるため、肥料としての効果が期待でき、定期的に土中に混ぜることで土壌環境を整える。小豆島ではカビに侵されたオリーブが甦った、という例もある。
 4日には同社の本庄浩二社長らが藤井勇治長浜市長を訪問し、「湖の恵」の商品化を報告した。企画営業部の白石昌之部長は「ほとんど無臭のため、オールマイティーに使える。屋内での利用も意識し、オシャレなパッケージデザインにした。販売して2週間ほどだが、農園などから130件の申し込みが来ている。今後は液体肥料の商品化などを考えてゆきたい」と話し、説明を受けた藤井市長は「琵琶湖の環境保全は県の最大課題。大きな改革といえ、商品化はまさに『花が開いた』かのよう。大ヒット、当たる予感がする」と賞賛していた。


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2019年02月06日

まちの魅力 高校生が取材・発信

スイーツマップやポスターを作成
 長浜市内の中心市街地や北国街道木之本宿一帯をフィールドに、高校生が地域の魅力を発見、発信するプロジェクトの成果発表会がえきまちテラス長浜のカフェで開かれた。
 市などの呼びかけで、虎姫、長浜北、長浜北星、伊香高校の生徒35人が参加し、中心市街地をエリアとする「まちなかスイーツプロジェクト」と、木之本宿をエリアとする「本のまち木之本ポスタープロジェクト」に分かれ、マップやポスター作りに取り組んだ。
 スイーツプロジェクトは「食べ歩き」「ほっと一息」「手作りスイーツ」「食べ歩きの和菓子」の4つのテーマに班分けしてマップを作成。長浜大手門通り商店街にある「まちづくり役場」や京都大学長浜まちづくり研究会のアドバイスを受けて、生徒が中心市街地の店舗を取材し、店主から話を聞いたり、写真を撮ったりしてパソコンで編集。計16店舗のスイーツを、写真や解説を添えて紹介したマップ4種類を完成させた。
 この日の発表会では、マップ作りに携わった生徒が写真やレイアウト、文字の色などを工夫したことを説明し、「プロジェクトに参加して、普段の高校生活では体験できないことを体験できた」「長浜の魅力がいっぱい詰まった和菓子を取材できた」と感想を話した。
 ポスタープロジェクトのグループは「本のまち」として地域づくりが盛んな木之本宿をアピールするポスター12点を制作。木之本の街角などをとらえた写真に「本の世界においでよ。」「君は推理小説が好きか?」などのキャッチコピーを添えた。


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2019年02月05日

全員修了、企業とマッチング

湖北初の外国人向け介護研修会&説明会
 湖北地域で今年度、初めて外国人向け介護職員の初任者研修会が開かれ、12人の参加者全員がカリキュラムを修了した。2日には事業所とのマッチング(説明会)があり、修了生が担当者と面談した。
 福祉の現場は慢性的なスタッフ不足が続いており、安定した介護サービスが提供できるよう、職員の確保に努めている。県は在日外国人を介護職員に養成しようと、研修会を長浜市社会福祉協議会に委託。ブラジル、韓国、中国、ボリビア出身の男女12人が昨年9月から全22日間の講座を受講し、介護に関する基礎や技術、人権や医療、認知症などへの知識を身につけた。
 ブラジル出身のトミダ・ルシアナさん(40)=法楽寺町=は「他の仕事をしていたが、やりがいがなく、介護は心が通い合い、楽しそうと思って選んだ。研修は漢字と専門用語が難しかった」と話していた。


IT、ライフスタイル 福祉法人「働き方」をアピール
 事業所説明会は湖北地域介護サービス事業者協議会(永田かおり会長)、同社協、県湖北介護・福祉人材センターが主催したもので、長浜、米原の5社会福祉法人が参加。各法人のプレゼンテーションでは入所者の血圧や体温などをタブレット端末などのITにより、言語の壁を取り除けることや1人1人のライフスタイルを尊重していること、福利厚生を充実させていることなどをアピール。個別面談では外国人たちが業務内容や施設の概要などを熱心に聞いていた。
 永田会長は「皆さんの『誰かの役に立ちたい』という気持ちがひしひしと伝わってきた。この気持ちをいつまでも持ち続けてほしい」と激励していた。


心は言葉の壁越える、松村さんが体験談
 この日は2年前、介護初任者研修を修了し、福祉の現場に勤務しているフィリピン出身の松村リンさん(26)=米原市枝折=が体験談を語り、後輩たちにエールを送った。
 松村さんは日本在住の親戚を頼り、19歳の時、来日。子どもの頃からお年寄りの世話をするのが好きで、介護の世界に飛び込んだ。
 米原市の社会福祉法人ひだまりで、仕事をしながら、一昨年、草津で介護資格を取得した。
 介護職員として働き続け、将来の目標は自分の施設を持つこと、と語るリンさん。「自分のひとつの夢が叶えられたような気がする。介護の仕事は落ち着いていたり、急に早いペースで動いたりと『波』のようなもの」と語り、「何の仕事でも難しい。日本語は難しいが、言語は心から。どんなことでも心には勝てないし、心は言葉の壁を越える」と話していた。


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2019年02月04日

献血イベントに来てね!

11日えきまちテラス、推進ガールも呼びかけ
 湖北地域を拠点に献血推進活動に取り組む市民団体「1000人献血の会」(田中猛士会長)は結成30周年を記念して、11日、えきまちテラス長浜で「えきまち献血~愛のバレンタイン大作戦」を催す。当日は献血推進ガールとしてアイドルグループ「AKB48・チーム8」の滋賀県代表・濵咲友菜さんも参加し、ステージパフォーマンなどを通じて若者に献血を呼びかける。
 1000人献血の会は市民の献血意識を高めるため1988年に地元の企業経営者ら約10人で結成された。翌年から長浜楽市を主会場に献血運動に取り組み、90年の運動では、1日で1240人が献血を行い、県内記録を更新。以降も、幅広い年齢層へ継続的な献血を啓発している。
 30周年を機にした記念イベントでは、10~20代の若年層の献血協力者が低迷していることから、若者をターゲットに献血啓発を実施する。
 当日は400㍉㍑献血を100人分募る。県赤十字血液センターが濵さんを「滋賀県献血推進ガール」に任命し、献血啓発への協力を呼びかけるほか、濵さん、長浜市少年少女合唱団輝らりキッズ、ソプラノ歌手・脇阪法子さんらのステージがある。また、献血協力者にはチョコレートファウンテンや、ティーブレンダー熊崎俊太郎さんによるチーズティーのもてなしなどがある。午前9時半から午後4時まで。


滋賀の若者、献血率低迷
 県赤十字血液センターによると県内の若年層の献血率は全国平均を下回る状況が続いている。
 2016年の10代(16~19歳)の献血協力者は1637人で、対象人口で割った献血率は2・3%。全国平均の4・3%を大きく下回っている。20代も協力者5988人、献血率4・2%で、全国の6・3%を下回っている。
 同センターでは若年層の献血意識高揚のため2017年から高校での献血を強化し、前年度より9校多い16校で実施した。また、県内大学での献血も前年度より12回多い43回実施。この結果、2017年の献血率は10代で3・3%、20代で4・4%へと上昇したが、全国平均には届いていない。
 同センター献血推進課では「滋賀県は若年層が集まる場所が少なく、京都・大阪に出る事が多いのも原因の一つ」と指摘。湖南地域の高校や大学生が隣の京都で献血しているという。また、湖北地域の高校で毎年、献血に協力しているのは長浜北星高校のみ。
 同センターは「今回、1000人献血の会30周年で濵咲友菜さんに献血推進ガールを委嘱する。若年層献血者の協力増に期待したい」と話している。
 献血ができるのは16~69歳だが、加齢とともに健康上の理由で献血できない人が増えることから、若者の協力が欠かせない。


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2019年02月02日

プロジェクター、母校に寄贈

大垣共立とビプレ、私募債を活用し
 大垣共立銀行は1日、長浜北中学校にプロジェクター1台を寄贈した。
 企業が発行する私募債を同行が引き受け、発行額の0・2%を企業の指定する学校や団体へ寄付する取り組み。同行はOKB地域応援私募債「拍手喝債」のネーミングで2017年からこの私募債の提供をはじめ、これまで約130件の実績がある。
 今回は、金属表面処理加工を手掛ける「ビプレ」(西上坂町、椙本真司社長)の私募債発行に伴い、椙本社長が寄付先として母校の長浜北中を指定。同校のリクエストに応じて、壁やスクリーンに映像を映し出すプロジェクターを寄贈した。
 1日に同校で行われた贈呈式で、椙本社長は従業員の65%が長浜北中出身であることを紹介し「寄贈できることを嬉しく、誇りに思う」と話した。


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2019年02月01日

独立10年、革製品並べた新店舗

水上さん、商店街に「手作りブラン・クチュール村」
 長浜大手門通り商店街に1日、革細工の店舗兼工房「手作りブラン・クチュール村」がオープンした。社長の水上潤一さん(44)は多くの観光客が訪れる立地を生かして、革細工の体験会を催したり、ハンドクラフト作家の活動や作品発表の場としても活用するなど、市街地の新しいスポットにしたいと夢を膨らませている。
 元々、ホテルマンだった水上さんは革細工の趣味が高じて2010年に脱サラし、その後、八幡中山町に店舗兼工房「ブラン・クチュール」を立ち上げた。植物タンニンでなめした「ヌメ革」を使用し、ヌメ革本来の素朴な風合いや手触りを生かしたデザインの革製品を手作りし、インターネットのショッピングサイトで人気を集めている。
 黒壁スクエアなど観光客が多い商店街での出店を模索していたところ、曳山博物館東隣で空き店舗が見つかり、「ロケーションが良い。独立10年目の節目に」と移転を即決した。
 店舗面積は約160平方㍍で、売場と工房で半々に。売場には手帳カバーやサイフ、名刺入れ、コインケースなど100種類1000点が並ぶ。また、工房で仕事する職人をガラス越しに見学できる。
 水上さんは店舗をメルヘンチックな「村」に見立て、マスコットキャラクターとして革細工が得意なクマのハニーと、相棒のウサギのラパンを考案。店舗の外ではハニーとラパンが観光客らを出迎えている。
 水上さんは革細工に限らず、手作り雑貨も扱いたい考えで、「琵琶湖の流木を使った雑貨、黒壁のガラスや琵琶湖の真珠を使った革のアクセサリーなど、せっかく長浜市街地に出店したので、地元のものと組み合わせた商品も作りたい」と思いを巡らせている。
 営業時間は午前10時から午後6時まで。無休。大宮町7の1。問い合わせは手作りブラン・クチュール村☎(68)2225へ。


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