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鍛冶屋の太閤踊り、復活目指す

賤ヶ岳合戦祝勝が起源 和太鼓集団が稽古
 20年前に踊ったきりで消滅寸前の鍛冶屋町の太鼓芸能「太閤踊り」を復活させようと、彦根市以北のメンバーで組織する和太鼓集団が復活プロジェクトを企画し、今年から地元住民との本格練習に入った。地元有志らは「和太鼓集団の若い力を借りて新しい時代の太閤踊りを立派に復活したい」と意気込んでいる。
 太閤踊りは豊臣秀吉の賤ヶ岳合戦の勝利を祝って踊ったのが起源とされる。合戦では鍛冶屋町の鍛冶職人がつくった槍が使われた。地元の草野神社太閤堂では祭神として秀吉を祭り、古くから踊りが奉納されてきた。
 湖北地方に多い雨乞い祈願の太鼓踊りと同系統だが、集落は鍛冶職人の村で山あいのため、水田がなく雨乞いの必要もなかった。
 少子高齢化のため1999年を最後に踊られることはなく、当時あった鍛冶屋太閤踊保存会も消滅。このため彦根以北の会員でつくる和太鼓集団「和太鼓は世界をつなぐ滋賀夢プロジェクト」(事務局・彦根市、メンバー約20人)が乗り出し、伝統の和太鼓リズムを現代風にアレンジして再生することにした。
 練習は毎月一度、同町の孝太郎会館で実施。地元の余郷善和さん(85)、草野武さん(75)らから指導を受けている。彦根市に住む同プロジェクト事務担当の山口有子さん(51)は「まず太閤踊りの聞き取りや太鼓のけい古から始めて、踊り全体をアレンジして魅力ある踊りを目指したい」と話している。


2019年01月22日 16:31 |


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