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2018年11月09日

投票棄権に罰則 是非問う

長浜北星で模擬選挙、1票の重さ実感
 投票を棄権した有権者に罰則を設けることに賛成か?それとも反対か?―。長浜北星高校で8日、県と長浜市の選挙管理委員会による出前講座が開かれ、1年生が選挙棄権者への罰則を「争点」に模擬選挙を実施。その結果は、1票の重さを如実に示すこととなった…。
 出前講座は20代や30代など若者の投票率が他世代に比べて低迷していることから、両選管が高校生に選挙の意義を伝え、実際に体験してもらうために企画した。県選管によると今年6月の知事選の投票率は20代が平均23・24%、30代が29・83%(※年代別投票率は抽出調査による)で、県全体の40・62%を大きく下回る結果となっている。10代(18、19歳)も高校で主権者教育が行われているにもかかわらず26・64%と振るわなかった。
 この日の出前講座では冒頭、県選管の担当者が選挙で誕生した米国トランプ大統領により国際環境が変化していることを例に挙げて選挙の重要性を説いたた。また、人口規模が他世代に比べて少ない若者こそが積極的に投票すべきと呼びかけた。
 模擬選挙では松井萌香さん(16)と磯尾桃花さん(15)がタスキを掛けて候補者に扮し、生徒の前で演説。松井さんは「投票する、しないは有権者の自由。法律で罰則を設け、投票を強制するのは国家による国民の権利侵害であり許されない」などと罰則に反対し、磯尾さんは「投票を通じて次第に政治に関心を持つようになる。オーストラリアでは罰金が科され、投票率は毎回90%以上になっている。今、若い世代の投票率が低いことが問題になっているが、若者がもっと投票すれば政党も候補者も若者を意識した政策を考えるようになる」と罰則に支持を求め、それぞれ「私に1票を」と訴えた。
 生徒は2人の訴えに耳を傾けて投票し、開票役の生徒が票を振り分けて集計。開票結果は罰則反対候補が88票を獲得し、86票の賛成候補を僅差で破った。ただ、白票など無効票が5票あり、県選管の担当者は「この5票によっては結果が逆転していた可能性もある」と、1票の重みを改めて説いていた。松井さんと磯尾さんは「住んでいる地域や国が良い方向に進むように、投票にはしっかり行こうと思う。きょうは投票の大切さが良く分かった」と話していた。


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2018年11月08日

ヒツジ3頭、河川敷に放牧

長浜新川、子どもら触れ合い楽しむ
 大戌亥町の長浜新川河川敷に7日からヒツジ3頭が放牧され、六荘認定こども園の園児や近所の子ども達が草をやるなどして触れ合いを楽しんでいる。
 河川に親しみを持ってもらおうと、県流域政策局と長浜土木事務所が県畜産技術振興センター(日野町)の協力を得て2010年から毎年実施している。
 河川敷の一角を柵で囲い、センターが飼育している10歳のメス1頭と1歳のメス2頭を放った。毎年恒例の放牧とあり、待ちわびた子ども達がさっそく河川敷の雑草をむしってヒツジに差し出し「ヒツジさん、食べて」などと声をかけていた。
 放牧は14日正午まで。なお、センターでは「野菜は種類によってヒツジが病気になるので絶対に与えないで」と呼びかけている。


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2018年11月07日

長浜城主・秀吉の偉業に迫る

市学芸専門監の太田さんが執筆
 長浜城歴史博物館の元館長で市学芸専門監の太田浩司氏が秀吉の業績をまとめた「近世への扉を開いた羽柴秀吉〜長浜城主としての偉業を読む」を執筆し、サンライズ出版から発行された。
 織田信長の家臣として浅井氏攻めの先鋒を務めた秀吉は長浜城を築き、城下町を建造。戦乱の地となった村から逃れた農民に安全を保障して年貢の安定的な徴収を促す一方、城下町では年貢を免除する朱印状を交付して職人や商人の移住を進めた。同書では秀吉の長浜での足跡や業績を、古文書などをもとに、地元でもあまり知られていないエピソードを交えながら、わかりやすく解説している。
 「浅井攻めと秀吉」「長浜城の築城と構造」「秀吉の領国統治」「秀吉の城下町・長浜」「秀吉が与えた朱印地」など12章で構成される。
 第3章「長浜城主時代の秀吉家臣団」では太閤検地を行う前の長浜時代から、北近江で検地を行い、石高制による知行体系の礎を築いていたことを紹介。第8章「長浜の旧町名と城下町」では、明治12年に成立した長浜市街地の旧52町の町名の起源を探っている。居住者の職種に由来する町名として「上呉服町」「鍛治屋町」「金屋町」「中鞴町」など、居住者の出身地を町名とした「伊部町」「郡上町」「箕浦町」「神戸町」、寺院や社寺、川に由来する町名として「知善院町」「宮町」「稲荷町」「十一町」を例に挙げている。四六判。258ページ。1620円。県内の書店で12日ごろから発売する。


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2018年11月06日

「好きなこと存分に」

もえりーぬ、長浜北高生に講義
 長浜にゆかりのある企業や団体、個人が高校生に講義する「未来に輝く長浜人育成事業」が5日、長浜北高で開かれた。
 長浜市の「長浜人づくりバンク」に登録する人材を高校に派遣して、講義や研修を行うことで、高校生に長浜の魅力に気付いてもらい、若者の「ふるさと回帰」を目指す事業で、今年度から始まった。
 この日は、3年前に同校を卒業し、フリータレント「もえりーぬ」として活動する原田萌里さんをはじめ、ヤンマーミュージアム館長・山本昇さん、長浜城歴史博物館学芸員の岡本千秋さんが講師となり、1年生320人に講義した。
 「好きなことで生きていく」をテーマに講義した原田さんは、高校の文化祭でダンスを披露したことや、アイドルグループとして活動したようすを動画で紹介したうえで、「音楽でもスポーツでも、好きなことを存分にしてほしい」と呼びかけた。現在は舞台女優やイベントの司会、ラジオDJとして毎日を忙しく過ごす原田さん。「今の私は同世代に比べると収入が少ないし、不定休だし、生活は安定していないが、好きなことを存分にしているので充実している」と語り、「少しでも興味が出ることがあれば、一歩を踏み出して欲しい」と生徒に話しかけていた。


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2018年11月05日

ぐるぽ市、2日間賑わう

木之本でグルメや雑貨、音楽劇も
 手作り市「きのもとぐるぽ市」が3、4の両日木之本町木之本の明楽寺で開かれ、多くの買い物客で賑わった。
 山門前では炊き込みご飯やカレーなど手作りグルメを売る約20店が並び、酒粕シフォンケーキや米粉パンを売る店では朝から長い列ができた。
 本堂廊下では天然素材の大人服やビーズアクセサリーなどを販売する20ブースが並び、女性たちが品定めしていた。
 このほか、境内では長浜バイオ大学の学生によるマジックショーや音楽劇団の愉快なパフォーマンスなどもあり、会場を沸かせていた。
 イベントは木之本自治会女性部「ぐるぽ」がまちおこしの一環として開催。今年で4回目。


路地裏で古本市、いろはにほん箱
 明楽寺近くの路地では本のフリーマーケット「いろはにほん箱」が4日開かれた。
 会場となった冨田酒造南側の路地裏(市道、幅約1・5㍍)約70㍍には絵本やビジネス本などを販売する34店舗が並んだ。
 この日は小雨交じりの天気で、屋内での開催も検討されたが、近所の人たちがテントを持ち寄り、「ストリート古本市」にこぎつけた。主催者の木之本虫プロジェクトは「みんなのおかげで、無事開催できた」と喜んでいた。


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2018年11月02日

キャップを園芸プランターに

淡海フィランソロピーネット、回収協力の学校にプレゼント
 ペットボトルキャップのリサイクル運動に取り組む「淡海フィランソロピーネット」(運営委員長=大道良夫・滋賀銀行頭取、事務局・県社会福祉協議会)はペットボトルキャップを原料にした園芸用プランターなどを長浜市内の小中学校など40校に寄贈する。
 同ネットは県内の108の企業・団体、個人で組織し、社会貢献をテーマにセミナーや広報活動に取り組んでいる。リサイクル運動も活動の一環で、県内の学校や企業でペットボトルキャップを募り、障害者作業所で回収・分別し、リサイクル会社を通じて園芸用プランターに加工。障害者作業所の生産する花の種、土と合わせて栽培キットにして、キャップの回収に協力する学校にプレゼントしている。活動5年目を迎える今年は長浜市内の学校を対象にし、今月1日から各学校に順番に届けている。
 また、長浜市社会福祉協議会ボランティアセンターと湖北日曜大工クラブもキャップ回収ボックスを手作りして学校にプレゼントし、活動を後押している。
 同ネットでは「ごみを減らそうとキャップを集める方々、暑い日も寒い日も雨の日もキャップを回収してくれる作業所の方々、キャップをプランターに作り変えてくれる企業の方々。多くの方々の思いが詰まっている」と子ども達に呼びかけ、「このプランターで花を育ててもらうことで、環境と福祉を思う心をますます持ってもらえれば」と話している。


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2018年11月01日

子ども達の豊かな想像力、黒壁作家が実物グラスに

みんなのグラスデザイン画コンペティション
 黒壁が設立30周年を記念して初めて実施した「みんなのグラスデザイン画コンペティション」の入賞15点が作品化され、黒壁ガラススタジオ(元浜町)に展示されている。子ども達の想像力豊かなデザインを、黒壁のガラス作家が持ち前の技術を駆使して忠実に再現しており、その出来映えが市民や観光客を驚かせている。
 コンペは子ども達の感性や創造性を育み、デザインやモノづくりの楽しさ、ガラスの魅力を発信するため、中学生以下を対象にデザイン画を募集。長浜市内を中心に715点の応募があり、黒壁の作家らがデザインのアイデアや作品に込めた思いなどを審査して12点の入賞作品を選んだ。また、スタジオ内にデザイン画を掲示して来館者に人気投票をしてもらい、上位3点を選出した。
 黒壁のガラス作家が各デザインの作品化に向けてアイデアを出し合い、それぞれの専門技術を生かして1点ずつグラスを作り上げた。
 グランプリに輝いた近藤穂南さん(7)の「わたしのかぞく」は、家族4人の笑顔のグラスを重ねたデザイン。このほかの入賞作はビワコオオナマズやフナ、フラミンゴ、ウツボオオカズラなど動物や植物をモチーフにしたデザインが多い。作品は11日まで展示した後、入賞者にプレゼントする。
 黒壁は「コンペを通じて子ども達が長浜のガラス文化を感じるきっかけになれば。家族そろって発想豊かな子ども達の作品を見に来て欲しい」と話している。


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