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療育から就活まで切れ目なく

クラブ・メゾン、障害者支援に
 障害のある子ども達を放課後や長期休暇時に預かり療育する「放課後等デイサービス」(放課後デイ)を長浜市内で運営する「クラブ・メゾン」(佐野圭太社長)が、障害者の就職活動をサポートする就労移行支援事業所の運営に乗り出した。
 就労移行支援事業所は障害者総合支援法に基づく福祉サービスのひとつで、障害者が企業で働くために欠かせないコミュニケーション能力やビジネスマナーの実習、就職斡旋などの支援を担う。自治体の助成により、ほとんど負担がなく利用できる(所得によっては利用料が発生する)。
 元浜町で他社が運営していた事業所「スマイルプラス」の運営を同社が今年8月に引き継いだ。事業所ではパソコン訓練、職場体験実習、ビジネスマナーなどのトレーニングメニューを設けている。特徴は、職業訓練に欠かせない仕事の受注や、職場体験などに地元企業約50社が協力している点。利用者は生花店から請け負った軽作業に励んだり、大手製造業の農業プラントや小売業の現場で就労を体験したりしている。
 長浜や彦根で飲食店を展開する同社は2016年12月に福祉事業部を立ち上げ、現在、市内2カ所で障害を持つ子ども達にスポーツやパソコンを通じて、コミュニケーション能力などを育む放課後デイ「スポーツひろばアクト」を運営している。今回、新たに就労移行支援事業に乗り出したことに、スマイルプラス責任者の森俊詞さん(34)は「幼少期から就活まで障害のある方に携わることで、切れ目なく支援ができ、1人1人の特性を長所に変えることができる」と説明する。
 障害者の雇用は民間企業や公的機関などに義務付けられ、法定雇用率が定められているが、中小企業は未達が多い。森さんは「中小企業は人手不足に苦しんでいる。障害者は働く場所を探している。このミスマッチを解消するお手伝いもできれば」と話している。


2018年10月23日 16:45 |


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