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世界に曳山まつり「自慢」

試写会で谷口監督 展望語る
 長浜曳山まつりを題材にした短編映画「桑の実」の試写会と、谷口未央監督の講演会が13日、曳山博物館伝承スタジオで開かれ、谷口監督が来春撮影する曳山まつりをテーマにした長編映画について「映画であれば国境を越えて海外でも見ていただける。世界中の人に自慢できれば嬉しい」と思いを語った。
 谷口監督は2歳から小学6年生の1学期まで長浜市で過ごした。東京で映画製作を学び、2011年に長浜市で撮影した「仇討ち」が映画祭で高い評価を得た。介護福祉士の経験をもとに脚本を書き、認知症介護の現状を取り上げた「彦とベガ」はあいち国際女性映画祭でフィルム・コンペティション長編フィルム部門グランプリに輝き、2016年から全国公開された。
 谷口監督は曳山まつりのユネスコ無形文化遺産登録を機に拠点を長浜市へ移した。来春撮影予定の長編映画「いぶきの祭り(仮題)」の製作を前に、スピンオフ作品として今春の曳山まつり期間中に「桑の実」を撮影。鳳凰山の子ども役者や若衆らが協力した。
 「桑の実」は大学を中退して長浜に戻ってきた青年が曳山まつりの若衆として活動するうち、養蚕業を営んでいた亡き祖父との記憶をよみがえらせる物語。
 試写会後の講演会では、谷口監督がユネスコ登録を機に「故郷の映画を撮りたい」との思いに駆られて長浜に拠点を移した経緯などを語り、今春の撮影について「神様に奉納するために、このまつりがあるんだと思い知った」と振り返り、「私が映画にしようと思っているものは、大変なものなんだなと感じた」と語った。
 長編映画は国際映画祭へ出品を目指しており、「私にとって、この長浜と、曳山まつりを自慢する手段が映画。映画であれば国境を越えて海外でも見ていただける。世界中の人に自慢できれば嬉しい」と語った。また、「日本でも皆さんに曳山まつりというものを知っていただいて、実際にまつりを見に来ていただくことが映画の最大の評価になる」と話した。


2018年10月15日 17:49 |


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