滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



伝統野菜「尾上菜」、ブランド化へ

長浜農高で栽培 バイオ大と連携し
 湖北町尾上の伝統野菜「尾上菜」の普及を目指し、長浜農業高校の生徒が栽培に取り組んでいる。5日には順調に育った苗をトレーから出して露地に定植させる作業に取り組んだ。
 尾上菜はアブラナ科の野菜で、尾上地区で古くから栽培されて漬物や煮物に利用されてきた。しかし、一般に流通することなく、現在は農家4軒がそれぞれの家庭用に栽培しているだけ。
 尾上菜のブランド化を目指して、昨年、長浜バイオ大の蔡晃植学長らが学内で研究を開始。他のアブラナ科植物との交配で雑種化が進んでいることから、栽培・交配で原種に近い種子5系統を選び、長浜農高に栽培を依頼していた。
 農高では農業科食農振興分野を専攻する2年生12人が尾上菜の栽培を担当。先月、種120粒を育苗トレーにまき、水やりなどの世話を続けてきた。順調に生育してきたことから、この日はトレーから苗を1株ずつ取り出し、校内の畑に丁寧に植えた。1カ月ほどすると収穫時期を迎えるという。尾上菜栽培のリーダーを担う森滉介君は「将来的に長浜の特産品となれるよう、しっかりと大切に育てたい」と話していた。
 尾上菜の全ゲノム解析に取り組んでいる長浜バイオ大バイオサイエンス学部助手の古川岳人さんは「交配を重ねて、優良な系統を作り出したい。農高の皆さんには露地栽培の方法を確立してもらい、データを共有できれば」と話していた。


2018年10月05日 17:02 |


過去のニュース


しが彦根新聞
滋賀夕刊電子版
滋賀夕刊宅配版
滋賀夕刊デジタルトライアル
“新聞広告の資料請求、ご案内はこちらから"
 
長浜市
長浜市議会