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「一人でも多くの子どもを学校に」

朝日小で 世界寺子屋運動の報告会
 日本ユネスコ協会連盟カンボジア事務所に勤務するソウム・サベットさん(30)が10日、朝日小学校を訪れ、カンボジアの学校の様子や同協会が取り組む教育支援活動「世界寺子屋運動」の成果を、6年生32人に報告した。
 世界寺子屋運動は、書き損じはがきや未使用切手などを回収して換金し、貧困や紛争などで教育を受けることができない途上国の子ども達の教育を支援する活動。
 ソウムさんは8、9日に茨城県内に開かれた関東ブロック・ユネスコ活動研究会に出席するために来日。その帰路、書き損じはがき回収キャンペーンに熱心に取り組む長浜市を訪れ、市内の小中学校で現地での活動を報告することになった。
 朝日小ではカンボジアのあいさつや食文化、学習環境などを写真、映像を交えて紹介。特に教育環境では、小学校に入学しても家事を手伝うために退学する子どもが多いこと、小学5、6年生に進級するためのテストで不合格になると同じ学年を繰り返さなければならないこと、教室と教員が足りないため、登校が午前と午後の部に分かれていることなどを説明した。また、退学した少女が寺子屋運動の復学支援教室で勉強し、小学校に戻ることができた実例を映像で伝えた。
 ソウムさんの話を聞いた児童は「学校に行けるのが当たり前と思っていたけど、カンボジアでは家の手伝いで退学する子どもがいることを知った」「書き損じはがきが役に立っていることを知り、私もやってみようと思いました」などと発表。世界の実情を知り、自身で何ができるのかを考えていた。寺畑旺晟君は「学校を途中で辞めているのを知り、切なくなった。書き損じはがきを1枚でも多く集めて、1人でも多くの子どもが学校に行けるようにしたい」と話していた。


2018年09月10日 15:48 |


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