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コウノトリの楽園、長浜

過去最多17羽が飛来、繁殖に期待も
 田根、富永地域で国の特別天然記念物コウノトリの目撃情報が相次いでいる。湖北野鳥センターの調べで17羽が確認されており、県内では過去最多の飛来。
 コウノトリは今月24日、高畑町に12羽が飛来して以降、除々に数が増え始めた。木尾町や瓜生町、高月町井口や雨森などから目撃情報が次々と寄せられたため、同センターが、鳥たちがつけていた足環をひとつひとつ確認すると、兵庫県豊岡市で生まれた17羽が飛来していることがわかった。
 県内では2009年2月に27年ぶりに確認され、以降は毎年、数羽が目撃されている。これまで14年9月に西浅井町塩津周辺に8羽が飛来したのが最多だったが、この数を大きく上回った。
 兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園は野生復帰を目指し、2005年から自然放鳥をしており、地元を中心に繁殖。現在、140羽が生息している。
 コウノトリはえさとなるカエルや魚、ヘビなどを求め、浅瀬の川や田んぼを好む。通常、単独行動をとっているが、同園では「『コウノトリだまり』と呼ばれる好適なえさ場があったので、集結したのでは。10羽以上が集まることは非常に珍しい」と話している。
 コウノトリは広範に移動し、北海道から沖縄まで目撃情報が寄せられているが、兵庫県以外で巣作り、繁殖した例は徳島県鳴門市と島根県雲南市の2カ所しかなく、田根や富永の住民からは「3例目の繁殖地」として期待が高まっている。
 地元では「バードウォッチャーによる『コウノトリフィーバー』が起きているが、同公園の職員は「非常に敏感な鳥で、撮影する場合は150㍍以上距離をとり、静かに見守ってほしい」と呼びかけている。


2018年07月31日 16:15 |


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