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先人の功績と志、振り返る

28日から、長浜城歴史博物館で企画展「明治150年 長浜の近代化」
 明治元年(1868年)から150年を記念して、長浜城歴史博物館は28日から企画展「明治150年長浜の近代化」を開く。
 明治維新を迎えた長浜では全国に先駆けて鉄道が敷設され、県内初となる国立銀行が設立されるなど目覚ましい変貌をとげた。企画展では長浜の大きな転換期となった鉄道敷設や湖上交通の運航、近代化に尽力した人々、開知学校の開設や国立銀行の設立、商工業の発展などに関わる資料59点を展示する。
 長浜では従来の寺子屋などを整理・統合して明治4年(1871)、県内で最初の小学校が誕生。その後、同7年に神戸町(現在の元浜町)に洋風建築に似せた3階建ての校舎が「開知学校」として設立された。建設費は総額3732円98銭で、うち3167円74銭1厘は長浜町民からの寄付。当時の長浜町民の教育に対する関心の高さと、繊維業で蓄えた県内随一の経済力がうかがえる。企画展では建築費用の内訳を記した「開知学校建築諸入費表」や、篤志家からの寄付額を記した出納表、校舎鐘楼に設置されていた時報用の太鼓(現在は長浜小学校が保管)など関連資料15点を展示する。
 明治10年(1877)には神戸町に県内初の国立銀行となる第二十一国立銀行が設立された。浅見又蔵や下郷傳平、柴田源七といった地元の豪商らが創立を求めた文書「国立銀行創立御願」には、資本金10万円のうち5万円を発起人が準備している旨を記している。関連資料20点を展示する。
 明治2年(1869)、琵琶湖に蒸気船「一番丸」が初就航して以来、各港では次々と蒸気船が建造された。また、鉄道も同15年に長浜—敦賀間(全通は同17年)、同16年に長浜—関ヶ原間が開通。長浜駅や港の周辺は宿屋や運送店が立ち並んだ蒸気機関車や蒸気船などを描いた「引札」(商店などが出した広告)9点を展示して、往時の賑わいを伝える。
 企画展では長浜の近代化に尽力した長浜町民の名が数多く登場し、博物館は「郷土の先人たちの功績を振り返るとともに、彼らの故郷を思う熱い志も感じ取っていただければ」と来場を呼びかけている。8月4日午後1時半から展示説明会がある。
 入館料は大人400円、小中学生200円(湖北地域は無料)。「広報ながはま」7月1日号に掲載の「明治150年チケット」持参で、大人2人まで無料で入館できる。午前9時から午後5時、9月2日まで。


2018年07月26日 16:45 |


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