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曳山全13基、模型で再現へ

元大工・細江さん、木材商・鳥居さんがタッグ
 長浜市内の元大工と木材商がタッグを組んで、ユネスコ無形文化遺産に登録された長浜曳山まつりの曳山全13基の模型製作に取り組んでいる。すべて完成の暁にはジオラマとして展示し、観光客に曳山まつりの雰囲気を楽しんでもらいたい考えだ。
 模型製作に取り組むのは八幡中山町の元大工・細江恒夫さん(76)と、鳥居木材(加田町)の会長・鳥居治夫さん(79)。
 細江さんは模型愛好家グループ「びわ湖モデラーズクラブ」に所属。持ち前の技術を生かして旧海軍の戦艦や空母などを製作してきたが、曳山は初めての試み。図書館や曳山博物館などで曳山の図面を入手し、昨年10月から自宅で1基ずつ手作りしている。
 模型は約20分の1スケールで、曳山を支える土台「下山」や舞台、楽屋、「亭」と呼ばれる2階部分を、すべてヒノキ材を組み合わせて作り、飾金具や彫刻もできる限り再現。ヨーロッパなどで製作された幕類も手描きで表現した。材料のヒノキ材は鳥居木材が提供した。
 観光ボランタリーガイドも務める鳥居さんが長浜を訪れる観光客に春の曳山まつりの雰囲気を感じてもらう「仕掛け」が欲しいと考えていたところ、昨秋、市内で行われた模型展で、仕事を通じて付き合いのあった細江さんに約10年ぶりに再会。「以前から、曳山の模型を全部こしらえたら面白いだろうなと思っていた」と話す細江さんと意気投合し、模型作りを後押しすることに。
 これまでに高砂山、常磐山、月宮殿、萬歳楼の4基が完成し、そのお披露目として12日から市街地の「黒壁AMISU」のショーウインドウで展示が始まった。
 鳥居さんは「黒壁に展示することで多くの観光客に曳山まつりを知ってもらい、地域起こしにつながれば」と話し、細江さんは「目が悪くなっているので、彫刻を再現するのが難しいが、やりがいがある。来年の夏までに13基すべてを完成させたい」と話している。


2018年07月12日 16:54 |


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