滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



古民家を民泊施設に

下八木町に「竹生優庵」が完成
 空き家となった築130年余の古民家を改修し、9月から民泊施設としてオープンする下八木町の施設の完成見学会が27日あり、施工した「長浜古民家くらし研究会」会長・大森敏昭さんが経緯や今後の運営などについて語った。
 住居は明治17年(1884)に建てられた木造一部2階建て、延べ277平方㍍。空き家となり2年前、親族から解体の相談を受けたが、古民家鑑定をしたところ、残す価値があり、宿泊施設として活用することに。
 建物は湖北特有の葦葺き、田の字型。二間座敷があり、天井には大きな梁が用いられている。しかし、床下にはシロアリがいて、風呂やキッチンの傷みが激しく、屋根裏などもススまみれになっていた。
 改修のコンセプトは「今あるものを使う」。大森さんはコストダウンを図るため、外観を変更せず、現在の間取りを生かした改修を基本とし、家具、建具、畳などを再利用。宿泊施設としての機能を持たせるため、トイレを増設(3カ所)。脱衣所、キッチン、囲炉裏部屋には床暖房を。風呂はヒノキ仕上げ(桶風呂併設)にし、土間は体験スペースとした。今回の改修費は約2500万円(税込み)。
 ただ、建具などの再利用には古材集めや加工、取り付けと3倍の手間がかかる。屋根の大規模な修復や耐震化をすればさらにコストが必要なことなどをデメリットとしてあげた。
 完成した民泊施設「竹生優庵」は民間により委託運営され、地元有志による協力会が管理する。9月1日のオープンを目指し、登録を申請しており、認可されれば新法施工後、県内初の「家主不在型」民泊施設となる。
 大森さんは「民泊から(別荘など)2地域住居、定住へと繋がる仕組みを市、地域、業者による『オール長浜』で進めたい」と語っていた。
 【家主不在型】年間180日以内の営業。半径30㍍以内に管理者が在住。


2018年06月28日 16:36 |


過去のニュース


しが彦根新聞
滋賀夕刊電子版
滋賀夕刊宅配版
滋賀夕刊デジタルトライアル
“新聞広告の資料請求、ご案内はこちらから"
 
長浜市
長浜市議会