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伝承の屋敷跡で遺構確認

浅井氏当主が居住 石組み溝を発掘
 長浜市は小谷城跡清水谷で実施している遺構調査で、浅井氏当主が居住した「御屋敷」があったと伝わる場所から、排水路とみられる石組み溝を確認したと発表した。江戸時代後期の絵図や地元の伝承で屋敷の存在は知られていたが、実際に遺構が見つかったのは初めて。
 小谷城下の清水谷には「御屋敷」と呼ばれる浅井氏当主の屋敷跡ほか、「山城屋敷」「遠藤屋敷」「磯野屋敷」などの家臣団の屋敷跡、「徳勝寺」「知善院」の寺院跡と伝わる場所がある。
 清水谷の調査は2016年から始まり、今回、石組み溝を発見した場所は昨年9月から発掘していた。溝は幅28㌢、深さ30㌢で、自然石を2段程度積み上げて作られており、市歴史遺産課では屋敷の敷地内に設けられた排水路とみている。また、屋敷を区画する土塁を確認したほか、越前焼や信楽焼の水瓶、瀬戸美濃焼の小皿など約120点の遺物も発掘された。市は今後、調査範囲を広げて、屋敷の礎石などの遺構を発見したい考え。
 県立大学の中井均教授(城郭史)は「今後、屋敷地を考えるうえで重要な調査結果となった」とコメントしている。
 なお、21日午前10時半から現地で説明会を開く。小谷城戦国歴史資料館前駐車場に集合。


2018年04月19日 16:30 |


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