滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



湖北の日本遺産 竹生島と菅浦の魅力を紹介

20日から長浜城歴史博物館で企画展
 日本遺産に登録された竹生島と西浅井町菅浦の魅力を再認識してもらおうと、長浜城歴史博物館は20日から企画展「湖北の日本遺産—竹生島と菅浦」を開く。
 地域の文化財や伝承を観光資源として活用するために国が認定する「日本遺産」。現在、全国で54件あり、竹生島と菅浦も「琵琶湖とその水辺景観—祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財として認定されている。企画展では古文書や美術工芸品など51件の資料を通して竹生島と菅浦の魅力を伝えるとともに、日本遺産という新しい制度について紹介する。
 竹生島宝厳寺の「木造弁才天坐像」(1557年)は、祭礼「蓮華会」で奉納された弁才天像として現存する最古のもの。弁才天は竹生島信仰の中核を担い、蓮華会では竹生島の弁才天を本尊、地元有力者を頭役とし、地域の信仰心と結束を維持してきた。展示する坐像は坂田郡平方庄(現在の平方町付近)の仏師・重清の作品で、川路浜(現在の南浜町・大浜町)の惣兵衛が頭役を受けた際に造った。
 「浅井久政書状」(1558年)は竹生島が大火に見舞われた際、久政が島に預けていた品物を、僧が運び出し小谷城に届けたことに対する礼状。戦国大名浅井氏と竹生島の密接な関係がうかがえる。
 菅浦の須賀神社に伝わる「菅浦惣庄置文」(1461年)は中世の自治組織「惣」の実態を紐解く重要文化財「菅浦文書」の一つ。盗人を裁くときは私的感情を入れず法と証拠に基づいた裁判を行うことを説いた掟が記されており、菅浦が警察権や裁判権を持つ高度な自治村落であったことをうかがわせる有名な史料。入館料は大人400円、小中学生200円(長浜・米原市内は無料)。午前9時から午後5時、2月25日まで。2月3日午後1時半から展示説明会がある。


2018年01月19日 16:28 |


過去のニュース


しが彦根新聞
滋賀夕刊電子版
滋賀夕刊宅配版
滋賀夕刊デジタルトライアル
“新聞広告の資料請求、ご案内はこちらから"
 
長浜市
長浜市議会