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育ち盛りの子ども カレーで応援

長浜駅前にボリューム満点の「SUNカリー部」
 育ち盛りの子どもたちにボリューム満点のカレーを低価格で提供する「SUNカリー部」がJR長浜駅前の「えきまちテラス長浜」1階にオープン。中学、高校生の間でSNSや口コミで人気が広まると同時に、趣旨に賛同する地域住民が野菜を提供するなど「食」を通じた応援の輪が広まっている。
 店を企画・運営するのは自身も小中学生3人の子を持ち、宮部町内の企業で役員を務める安田邦子さん。部活帰りや塾に通う子どもたちがカップ麺やファストフードで空腹を満たしている姿に「食べ物で心身がつくられる。少しでも力が出る食べ物を子どもたちに」と、塾などが集まる長浜駅前での開店を思い立った。
 飲食店経営のノウハウはなかったが、「誰でも簡単に作れて、子どもが好きなもの。地元のお米も食べてもらいたい」とメニューをカレーに絞った。店は約20平方㍍でカウンターの8席のみ。レシピは知人から紹介された食品メーカーの開発部担当者のアドバイスを受け、家庭で作るようなシンプルで飽きのこない味に仕上げた。
 カレーは「チキンカレー」(税込み320円)、「からあげカレー」(400円)、「コロッケカレー」(同)など6種類で、食べ盛りの子どもを念頭に、大盛りも値段を据え置いている。カボチャやナスなど季節野菜のトッピングもある(写真下)。
 開店から1カ月余り。食べに訪れた中高生らがツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどSNSを通じて情報を発信し、日に日に来店者を増やしている。安田さんは「長浜を巣立つ学生の思い出となるような場所にしたい」と語り、店長の室田美枝さんも「毎日、学生でいっぱいになる笑顔の絶えない店にしたい」と張り切っている。
 「300円カレーで子どもの食をサポートしたい」との趣旨に賛同する業者が米や野菜を安価に提供し、地域住民が家庭で採れた野菜を持ち込んだり、店の掃除を手伝ったりすることも。安田さんは来店者を「部員」、支援者を「保護者会」と位置づけ、「部活動」の輪を広げたいと考えている。
 わずか8席の店舗で経営を軌道に乗せるにはテイクアウトの需要が欠かせない。子ども会やスポーツ少年団などの団体利用もじわりと増えているものの、伸び悩んでいるのが実情。安田さんは「子どもたちに栄養のある食事を食べさせたいという親心から始めたが、まだまだ手探り状態」と語り、昼食や夕食でのテイクアウト利用を呼びかけている。
 営業時間は午前11時から午後8時まで。無休。


2017年09月07日 15:59 |


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