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命をまもる「しつけ」

米原市防災訓練でペット講習会
 米原市総合防災訓練が3日、大東中学校であり、県内の自治体で初めて「ペット避難訓練」が行われた。避難所となった駐輪場では災害時に備えて、飼い主に対する講習会があった。
 会は日本動物病院協会認定家庭犬インストラクターの菊川智子さん(大津市)が「災害時に備えたしつけ」と題し、日ごろのしつけの大切さや緊急事態が発生した場合の対処法などをアドバイス。市内の愛犬家6組が参加した。
 災害が発生すると、飼い主も犬もパニック状態に陥る。犬はストレスがたまると体が硬直し、尻尾や耳が垂れ下がり、震える。やがて呼吸が激しくなり、よだれや鼻水を垂らし、トイレの回数が増加。狭いゲージの中に入りっぱなしで、普段と異なった環境が続くと、食欲不振や下痢、嘔吐を発し、騒いだり、吠えたりし、逃げようとする。
 この「ストレスサイン」を見逃さないためにも飼い主は普段の体の状態を掌握し、キャリーバッグやケースの中に落ち着いて入っていられるよう「クレートトレーニング」をしておくこと。
 自らすすんでゲージやキャリーバッグの中に入るようにしつけすることで「自分の城」を確保すれば、環境が変わっても恐がらなくなる。また、エサの配給は被災後3日〜1週間といわれ、ドッグフード以外、ご飯なども食べられるようにしておく。また、マーキング(おしっこ)を嫌う住民もいるから、マナーベルト(おむつ)にも慣らしておく。このほか、鑑識や携帯電話の番号入りの名札をつけることや逃走しないよう首輪やリードを適正サイズにしておくことをアドバイスした。
 菊川さんは「避難は飼い主にも、ペットにも過酷なもの。命を守る、命をつなげるためのしつけを普段から身につけておいて」と指導。チワワの愛犬チビと参加した天満の鈴木忠司さん(57)は「しつけをする上で参考になった」と話していた。


2017年09月04日 15:24 |


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