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虎御前山に礎石ベンチ

保全顕彰会、大津の遺物を活用
 武将たちの砦跡が残る虎御前山で、地元歴史愛好家の人たちにより、戦国時代、大津の山中にあったとされる生津城の礎石を活用したベンチが設置された。小谷城攻めの最前線にあった砦跡で戦国ロマンに浸ってもらおうと、15日、現地見学会が開かれる。
 復元した「虎御前山古墳と中世城郭保全顕彰会」(横山博志会長)は8年前、古墳時代の古墳群や織田信長が元亀3年(1572)、小谷城攻略のため、築いたとされる山城跡など歴史遺産が数多く眠る山を守ろうと、「虎姫の歴史を知る会」や「里山が好き女性の会」のメンバー、虎姫時遊館の関係者らで発足した。
 会では登山道の整備や山の草刈り、歴史ウォーキングや茶会などを催すほか、貴重な歴史遺産を後世に伝えようと、5年前から山頂周辺を測量している。
 アドバイザーの考古学研究家・丸山竜平さんは大津市伊香立の生津城遺跡の調査に関わっており、道路整備に伴って、城跡の礎石が不要となることを聞きつけ、礎石を預かり、虎御前山に建物の一部を復元することに。
 礎石は1個40〜50㌔ほどで、1㍍間隔で縦横25個を並べた。その上に間伐材で作った柱を建てて、床板を敷き、琵琶湖や竹生島が一望できるベンチ(縦㍍、横4㍍、高さ50㌢)とした。
 市の史跡のため、2年間の期限設置だが、横山会長は「国指定の史跡を目指したい。山の魅力を知ってもらい、会員が増えれば」と話し、丸山さんは「小谷との戦いの最前線の場所。戦国時代を偲んでほしい」と語っている。
 見学会は15日午前9時、旧キャンプ場門扉前で受付。現地まで登り、説明会。一般参加費は300円。


2017年07月13日 16:01 |


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