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「日吉座」半世紀ぶり復活

木之本の映画館、1日限定で
 木之本町木之本で往年の名画を上映していた「日吉座」が16日の「きのもと映画祭」で半世紀ぶりに復活する。
 「日吉座」は現在、仕出し料理店を営む吉川嘉枝さん(70)の祖父母、安吉・久恵さん夫妻が昭和初期に開業。両親の吉郎・久子さんが継承し、昭和40年ごろまで映画を放映していた。
 上映していたのは東映や日活のチャンバラ、娯楽映画など。連夜、放映され、ドサ回りの芸人が浪花節や漫才をステージで披露したこともあった。
 劇場は70畳ほどあり、木製イスを3〜4列並べ、100人程度を収容。縦約2㍍、横9㍍のスクリーンには16㍉フィルムの映画が流れ、往年の名スター萬屋錦之助や大川橋蔵らが躍動した。テレビの普及などにより、客が減少し、廃業。劇場ホールを宴会場に改修し、今は嘉枝さんが仕出し料理店を1人で切り盛りしている。
 木之本地区地域づくり協議会は「地元にあるものを生かし、まちおこしを」と、「日吉座」での映画祭を企画。女性映画の第一人者・成瀬巳喜男監督の名画を1日限定で上映する。嘉枝さんは「このあたりは、かつて賑わいがあったが、今は寂れて人通りもほとんどない。まちづくりに貢献できれば」と話している。


きのもと映画祭、灯りのイベントも
 「きのもと映画祭」は16日午前10時から、木之本町木之本の北国街道裏路(十禅寺通り)沿いの日吉座で開かれる。
 国立近代美術館フィルムセンターが所蔵する35㍉フィルムで「流れる」(午前10時〜、1956年、主演・田中絹代)、「めし」(午後1時〜、51年、上原謙)、「おかあさん」(3時〜、52年、田中絹代)、「乱れ雲」(5時〜、67年、加山雄三)を上映。入場料は高校生以上500円、中学生以下300円。休憩時間、売店でラムネ、アイスキャンディなどを販売する。
 このほか、映画祭に合わせ、イベントを開催。
 古民家「文室邸」ではキャンドルアート作家・瀧田さりなさんのワークショップ(午前、午後の部。参加費500円)。できた作品や小さなキャンドルを裏通りに並べる「灯りのイベント」(午後7時)や屋外朗読会(7時半)、お好み焼きやカレー、パスタやきなこパンなどを販売する屋台(正午〜午後8時)、射的や吹き矢など懐かしの遊びコーナー(午前10時〜午後2時)など。


2017年07月11日 15:40 |


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