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子ども歌舞伎 都民を虜に

国立劇場と浅草で公演 太刀渡りも
 長浜曳山まつりのユネスコ無形文化遺産登録を記念した東京公演が9日、国立劇場で行われ、満員の客席を前に子ども役者が堂々の演技を披露した。外国人観光客で賑わう浅草でも公演があり、長浜の伝統芸能を国内外に発信していた。
 長浜市を飛び出して子ども歌舞伎公演を主催するのは、1993年の市制50周年を記念したアメリカ公演以来。国立劇場公演では曳山まつりを紹介するビデオ上演のあと、曳山まつりの起源である長刀組の太刀渡り、春日山、月宮殿、青海山の子ども歌舞伎があった。
 長刀組が長浜以外で太刀渡りを披露するのは400年余りの歴史の中で初めてのこと。金の御幣を持つ吉崎清立君(10)や、長さ2・7㍍の太刀を携えた山口悠君(11)ら選抜18人がスポットライトの当たる花道を練り歩き、司会者が太刀渡りの起源や意義などを解説していた。
 歌舞伎公演ではステージに曳山の舞台が再現され、子ども役者がやや緊張しながらも堂々の演技を披露し、客席から万雷の拍手を受けていた。
◇   ◇
 春日山は国立劇場公演のあと、浅草寺に隣接する浅草神社の神楽殿で開かれた「子ども歌舞伎まつり」に出演。境内を埋めた国内外の観光客らを前に、平維茂の鬼女退治を描いた「紅葉狩」を演じた。この日の東京は30度を超える「真夏日」で、子ども役者は大粒の汗を噴き出しながらも、元気いっぱいの演技を披露していた。
 維茂役の赤嶺太洋君(12)は「暑くて疲れたけど、100点の演技ができ、東京の人に曳山まつりのことを伝えられたと思う」と満足気だった。浅草公演を最前席で観覧したスペイン出身の留学生・ジェニー・ゴメスさん(25)は「子どもたちが可愛くて、衣装がきれい。とても美しいパフォーマンスで、印象に残りました。思い出になります」と話していた。
 浅草神社での公演は今年3月に長浜市と台東区が都市連携協定を締結したのを縁に実現した。浅草では歌舞伎文化の振興のため2012年から全国の子ども歌舞伎団体を招いたまつりを開いている。


2017年07月10日 15:31 |


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