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観音文化の発信 着々と

観音ハウス入館1万人超、拝観者の受け入れ体制整備が課題
 長浜市が首都圏での観音文化の発信を目指して昨年3月に開設した「観音ハウス」の入館者が目標の1万人を突破。長浜の観音堂を訪れる拝観者も増えており、市は拝観者の受け入れ体制の整備に乗り出す。
 市内には約130体の観音像が伝わり、古いものは奈良・平安時代に遡る。京都や奈良のように大寺院が庇護してきたのではなく、大半が市内に点在する各集落の小さなお堂に慎ましく安置され、村人が戦火などから守ってきた。
 観音ハウスは不忍池を望む「上野の森ファーストビル」の1階に整備され、約70平方㍍の室内に観音像を展示し、映像やパネル、パンフレットで観音文化や観光情報を発信。運営は民間企業に委託し、学芸員3人が常駐している。
 決して広くない空間で、ゆったりと観音像や映像を見てもらおうと、市は年間の目標入館者数を1万人に設定した。今年2月4日に目標を突破し、2月末時点の入館者は1万1669人。「観音の里の祈りとくらし展」(東京藝術大学美術館)が開かれた昨年7月は2000人を超える入館があった。入館者からは「観音様と会えて心が豊かになります」「長浜の観音様をもっと知りたい」などのメッセージが寄せられている。
 課題は観音文化に魅せられた首都圏の人々の受け入れ体制。市は新年度、観音堂への案内看板や拝観者向けの資料作成を支援する補助事業を新設。さらに、ホームページでの拝観情報やコースガイドを充実させる予定だ。
 長浜市内の観音堂では拝観者が増加する一方で、「いつもで拝観できる」と誤解して予約しなかったり、「今、観音堂の前にいます」との電話連絡が突然、世話方に入ったりしている。市総合政策課は「現状は地元の自治会や管理団体に個別対応して頂いている。拝観予約を一元的に受け付ける仕組みなど、受け入れ体制を整備する必要がある。どのような形が良いのか、地域の皆さんの意見を聞きながら進めたい」と話している。


2017年03月01日 15:58 |


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