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御仏の味、お講汁を継承

西浅井町岩熊、蓮通寺の報恩講
 西浅井町岩熊の蓮通寺(岩谷圓祐住職)では長年、続いている報恩講で、「御仏の味」として精進料理の「お講汁」が提供されている。
 報恩講は浄土真宗の開祖・親鸞聖人の忌日に合わせ、600年以上、営まれている法要。古くから「門徒が寺に集まり、お講汁を食べる」風習になっている。
 お講汁はカブなどを入れ、炊きつめる味噌汁で法事などに出されるが、仏事の簡素化や生活様式の変化などで、湖北各地では伝統文化の継承を重んじる風習が薄れてゆき、同寺でも昭和42年ごろ、一時、途絶えてしまった。
 「地域の繋がりを大切に」「みんなで昔ながらの味を味わおう」「知らない人や子どもたちにも伝えたい」という門徒たちの思いから、お講汁が復活。皆が材料を持ち寄り、手伝いながら伝統の味を継承している。
 今月5日、約50人が会した報恩講でも、打ち豆入りのお講汁と小豆ご飯が提供された。岩谷住職は「やめるのは簡単なことだが、やめたら二度とできない。素朴な味、良き風習を残すことは大切なこと」と話している。


2016年11月10日 16:38 |


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