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刈り取った稲を田船で移動

木之本町杉野、戸邊式農法を学ぶ
 田んぼに年中、水を張ったままの稲作「戸邊式農法」を実践している木之本町杉野で、19日、稲刈りが行われ、湖北地域の農業関係者15人が、田船(プラスチック製の大型ソリ)を使った稲刈りを学んだ。
 新潟県十日町市の戸邊秀治さん(64)が考案した「戸邊式農法」は除草の手間を省くため、稲刈りから田植えまで田んぼに水を張り続け、雑草を生やさないようにするのが特徴。
 湛水田の周辺にはワラを置いて、肥料の代わりとなる微生物と有機物を繁殖。大気を汚染するトラクターや田植え機、コンバインなどは使わず、すべて手作業で行う。
 食味が良く、高品質で東京の百貨店では「日本一高いコメ」と称され、今年も1俵19万4000円で販売される予定。
 杉野地区地域づくり協議会「杉野自然栽培研究会」では安心・安全な米作りと山村地域の活性化につなげようと今シーズン、45㌃の棚田で自然栽培を実践している。
 この日の稲刈りでは戸邊さんと三男の達輝さん(23)が講師となり、同研究会のメンバーのほか、長浜、米原の農業委員に独自の手法をアドバイスした。
 大型ソリの上には自家製の木製棚が設置されており、刈り取った稲を棚の上で束ね、船に積載。水に浮かべながら畦まで運ぶ。参加者は稲の束ね方や稲の載せ方、刈り取りの仕方などを熱心に聞いていた。
 収穫した稲は天日干しし、籾のまま、保管する。東京のデパートへの出荷が決まっており、同研究会の木下和良さんは「水田に水を張っているし、浮き船だから、移動が楽。一生懸命作った米。成果が実れば」と話していた。


2016年09月20日 15:52 |


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