若い力で地域づくり拠点を

田根で虎高生や慶応の学生が古民家改修
若者の力で田根の新たな地域づくり拠点を設けようと、虎姫高校の生徒たちが慶応大学の学生とともに、谷口町の空き家を改修してゲストハウス作りをしている。
農村などのまちづくりをさまざまな視点で研究している慶応大学大学院・小林博人教授の研究会は田根地区・地域づくり協議会の協力で6年前から、木造2階建て築117年の古民家を改修している。
これまで土間の改修やトイレの水洗化をしており、3年目からは虎姫高校と一緒に2階のリフォームに取り組んだり、地元を舞台にしたドキュメンタリー映画作りをしていた。
今年は虎姫高校2年生(理系)の希望者12人と大学で環境デザインを学ぶ学生10人が、傷んだ2階の壁と窓の修繕に着手。土壁塗り(写真)や障子の張替えなどを28日まで行っている。
大学生たちは8月には改修した空き家を会場に地域住民との交流イベントを開くほか、学生向け田舎体験の宿泊ツアーを実験的に開始。地元の小学生と地域活性化について語り合う会議を予定している。
小林教授は「地元の若い力を巻き込んで、フィールドワーク拠点を作りたい。作業に関わることで地域に興味を持ってもらえたら」と話している。
2016年07月27日 16:22 | パーマリンク
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