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3年がかり、地蔵菩薩像

仏師・中川さん、被災寺院に奉納
 米原市西山の仏師・中川大幹さん(65)が、3年がかりで制作した「地蔵菩薩像」がこのほど完成。19日から21日まで、グリーンパーク山東内、伊吹の見える美術館で特別公開する。
 菩薩像の制作を依頼した神戸市長田区の海泉寺は、平成7年の阪神淡路大震災で全壊。今年、ようやく本堂が完成し4月18日に落慶法要が営まれる。
 中川さんは同寺の十一面観音立像を作ったことが縁で、以降、天井画などを奉納。本堂再建にあたり、法堂が設けられることになり、中尊となる地蔵菩薩像を制作することに。
 木曽ヒノキの寄木造りで像高160㌢、後背を含むと高さ300㌢。地蔵が雲と龍に乗り、来光するイメージを描いており、穏やかな表情を浮かべている。弟子、家族の協力で3年がかりで完成した。
 空中に浮いているような特殊な設置をするため、空洞化させるなど軽量化を図り、胎内には現住職の願文や血脈、経緯などの書物が入る構造になっている。
 中川さんは「素晴らしい仲間たちに恵まれ、大作が完成して正直、ホッとしている。門徒らの喜ばれる顔が目に浮かぶ」と話している。同館の開館時間は午前9時から午後5時。入館料は大人150円、中高生70円。
 なお、菩薩像は4月2日から5日まで、京都市勧業館の「現代仏教美術展」に展示後、6日、海泉寺に奉納される。


2016年03月18日 16:40 |


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