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競輪選手から古紙回収業へ

「紙eco(エコ)」社長・土田仁志さん(35)
 競輪選手から古紙回収業に転身し、会社を米原駅東口に進出させるなど、着実に業績を伸ばし、滋賀県で業界トップを目指している。
 土田さんは長浜高校野球部出身で運動神経が良く、親戚に勧められ競輪選手を目指すように。当時、競輪学校の合格率は7%の狭き門。年1回しか受験できず、2年間の浪人時代を経た。
 1年目は地元、山東町出身の出路仙一郎選手に弟子入りし、午前中は筋トレ、午後は山道を中心に170㌔〜200㌔を疾走。2年目以降は日本選手権を2度制覇している清嶋彰一選手を頼って、沖縄で過酷なトレーニングを繰り返した。
 3年目で競輪学校に合格。以後、「沖縄」所属の選手としてレースに参加し、年収は最高1000万円を突破した。
 しかし、不景気でギャンブル離れが進み、公営競輪の経営も厳しくなり、選手の解雇も急増。デビュー当時、4500人在籍した選手は9年間で、2500人まで減少した。
 土田さんは長年、腰と股関節のケガに悩まされていたことや下降線をたどる公営ギャンブルの先行きを見通し、30歳で引退を決意。沖縄で繁盛していた古紙回収業を地元で始めることにした。


苦しい経験あっての今、古紙回収業はサービス業
 町工場や商店、一般家庭などを回り「不要なダンボールを回収させてもらえませんか」などと若さと体力に任せ「飛び込み」営業。門前払いされた時もあったが、明るくあいさつし、回収後、周囲を清掃することで、信用を得た。また、産廃処分業者とタイアップを始めたことで、業績が伸び、今では彦根から西浅井まで800軒の顧客を持っている。
 1日の平均回収量は約270㌧で、うちダンボールが8〜9割。従業員は家族を含め4人。パッカー車やトラック4台を所有し、先週末、会社を実家から現在地に移転させたばかり。土田さんは「苦しい経験があって今がある。仕事は異なっても同じように頑張ってきた。古紙回収業はサービス業と思っており、業界のイメージを変えたい」と話している。
米原市梅ケ原2465/☎0749(52)0303


2016年03月02日 15:43 |


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