滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



2015年12月28日

門松作り続け、10年

木之本の寺田さん、公共施設に
 木之本町木之本の寺田久義さん(72)は10年前から、ボランティアで地元の公共施設に門松を立てており、新春の門出に花を添えている。
 寺田さんは地元の先輩らに教えてもらいながら、門松を作るようになり、材料となる大きな竹などが入手できたため、地元の学校や役場などにプレゼントしている。
 門松は高さ約2・2㍍で、松や竹、南天、葉ボタンやゆずなどをあしらっており、今年は浄信寺、きのもと認定こども園、木之本小、北部振興局、ひなたぼっこ(小規模多機能型居宅介護事業所)の5カ所に設置した。
 寺田さんは「材料集めで知り合いに助けてもらい、鉄工所に竹を斜めに切ってもらうなどして、私ひとりではできない」と話している。1月15日ごろまで飾る。


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2015年12月25日

「LINEに顔文字」「悪口は心に」

中学生がケータイ、スマホの利用考える
 長浜市内13中学校の代表が携帯電話やスマートフォンの功罪について考える「中学生集会」がこのほど開かれた。
 便利な一方でトラブルやいじめなどの原因になっている携帯電話、スマホについて、生徒自身に考えてもらおうと市教委が呼びかけ、各中学校を代表する生徒23人が参加した。
 藤元潤法君(長浜北中2)、武友優奈さん(鏡岡中2)の司会で、5グループに分かれて議論。便利な点として「いろんな人と情報交換でき、世界中の人と交流できる」「小説を読め、音楽も聴ける。GPS機能でどこにいるのかもわかる。写真も撮れる」「ショッピングができる」との声が挙がった。
 一方で、「動画に夢中になって止められない」「いじめが多々ある」「人前では言えないことを書いてしまう」「ゲームを進めていると課金させられる」など弊害を指摘する意見も相次いだ。
 スマホを所有する10代のほとんどが利用している無料通信アプリ「LINE」については、届いたメッセージを読んで返信しないと「既読無視」との指摘を受け、けんかや仲間外れの原因となることや、掲載した自分の写真が勝手に転載されるケースが報告された。
 グループ代表による締めくくりでは、それぞれが「LINEは顔が見えないので、(感情を表現する)顔文字を使いましょう」「悪口は心に留めておきましょう」「スマホの利用は時間を決めて」「ゲームの課金はよく考えて」などと発表していた。
 中学生集会は来年も開く。携帯電話やスマホの使い方などを話し合い、学校や家庭に議論の輪を広げたい考え。


悪意の投稿経験27%
 情報処理推進機構(IPA)の意識調査(24日発表)よると、インターネットの掲示板やツイッターなどに悪意のある投稿をしたことのあるスマホ利用者は26・9%にのぼった。投稿内容は、「下品な言葉を含む内容」(8・2%)、「他人や企業の悪口」(8・0%)、「不確かなことや、噂が含まれる内容」(5・7%5)の順に多かった。
 悪意のある投稿の理由は「人の意見に反論したかったから」(24・5%)が最も高く、「いらいらしたから」(23・1%)、「人の投稿やコメントを見て不快になったから」(22・5%)と続いた。
 友人や知り合いのプライベートな情報をインターネット上に公開したことがある人の割合は14・8%。公開内容は「行った場所や食事などの行動に関する情報」(6・8%)が最も高く、その理由は「共通の友人に状況を伝えたかったから」(41・9%)、「友人や知り合いしか見ないだろうから」(29・7%)、「これくらいなら許してもらえるだろうと思うから」(21・8%)など。


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2015年12月24日

【訃報】弊社創業者 押谷盛利 死去のお知らせ


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押谷盛利氏 死去 92歳

滋賀夕刊新聞社創業者
 滋賀夕刊新聞社の創業者でコラム「時評」を長年執筆してきた押谷盛利(おしたに・もりとし)氏が21日午後5時53分、老衰のため米原市の自宅で死去した。92歳。故人の生前よりの希望で、葬儀・告別式は24日、家族のみで営まれた。喪主は妻の崇子(たかこ)さん。後日、「お別れの会」が開かれる。
 昭和34年の日刊地方紙「滋賀夕刊」(当時は夕刊滋賀)の創刊当初からコラムや記事を執筆。国内外の政治や経済、教育、環境、文化、健康など幅広いテーマについて、鋭い切り口で独自の論陣を張り、読者の共感を集めた。「ニュースや世相に対する感動、主張を前向きの姿勢でストレートに訴えること」を執筆の心得としていた。近年では、湖北地域の大同合併の推進を訴えて政治、世論をリードし、長浜市、東浅井郡、伊香郡の1市8町合併の実現を後押しした。
 押谷氏は大正12年、旧東浅井郡上草野村野瀬生まれ。大阪市内の高校を卒業後、中央大学法学部に入った。学徒出陣で召集され、伏見の野砲隊を経て陸軍船舶部隊「暁部隊」として広島に派遣。「原爆投下の2週間前に佐賀県へ転属し、九死に一生を得た」と当時を振り返っていた。復員後は古里へ戻り、村の制度改革や暴力組織追放運動に取り組み、市民7000人が集った暴力追放集会は当時を知る人の語り草となっていた。昭和34年に長浜市議に初当選し、同38年に再選した。昭和50年には県議会議員に当選した。
 市議初当選の年に長浜市神前町を拠点に「滋賀夕刊」を創刊。日刊の通常版に加え、伊香版、東浅井版、米原版、彦根・犬上地域では「しが彦根新聞」を発行し、湖北・湖東地域のローカルニュースを伝えてきた。
 新聞発行業の傍ら、長浜文学協会を立ち上げるなど地域の文化活動を積極的に支援した。平成15年には地方自治功労で勲五等瑞宝章を受章。
 「時評執筆が生きがい」と、卒寿を迎えてもなお健筆を振るっていたが、高齢を理由に今年11月26日の時評(長浜版)をもって筆を置いた。以降は自宅で隠居生活を送っていた。
◇   ◇
 なお、遺族の希望で弔問、弔電、香典、供物、供花は辞退。お別れの会の日時、場所は決まり次第、滋賀夕刊、しが彦根新聞の紙面で告知する。


読者の皆様へ
 読者の皆さんが長年、応援して下さいました弊紙創業者・押谷盛利は21日、この世を去りました。告知が遅れましたことをお詫び申し上げます。
 今年11月26日に筆を置いて以来、多くの方々から励ましや心配のお手紙を頂きました。誠にありがとうございます。また、生前より時評の執筆をはじめ、数々の活動を応援して下さった皆様に、厚く御礼申し上げます。
 コラム、記事の執筆は56年にのぼります。弊社の従業員は最長でも勤務25年ほどですので、読者の皆さんのほうが押谷との付き合いが長かったのではないでしょうか。
 押谷は私の祖父でありますが、私が滋賀夕刊新聞社に入社してからの18年間の姿しか知りません。どのような歩みで今に至ったのかは多くを語らず、私が地域を取材する中で、年配の方から押谷の過去の苦労や偉業を聞く機会が何度もありました。実母を早くに亡くし苦労して学校を出たこと、リヤカーを曳いて魚の行商をしていたこと、暴力追放の大演説を打ったこと、伊吹へ自転車で取材に行っていたこと—。いろんなエピソードに出会いました。
 私の知る押谷は事務所の自室にこもって本や新聞を読み、各種会合には精力的に出席する、という姿でした。近年は短歌や俳句を楽しむ時間が増えていたように思います。
 読者の皆さんが愛して下さった時評については改めて説明する必要はありませんが、常に家族や地域、そして日本の将来を考えて執筆しておりました。そして読者からの反響を執筆の励みとし、日ごろから「時評が生きがい」と語っておりました。つまり、読者の皆さんがあってこその押谷の新聞人生だったと思います。
 その時評に区切りをつけた際に話していたのも、やはり長年愛読して下さった皆さんへの感謝の言葉でした。そして、筆を置いてから1カ月も経たないうちに旅立ってしまいました。押谷が最後まで時評を執筆し続けられたのは読者の皆様のお陰でした。改めて御礼申し上げます。
 押谷の作り上げた滋賀夕刊、しが彦根新聞とその精神を継承し、発展させることが残された私たちの使命として、これからも新聞発行に邁進いたしますので、今後も変わらぬご支援とご指導をよろしくお願い致します。
滋賀夕刊新聞社代表  押谷 洋司


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2015年12月22日

お互い、それぞれ頑張ろう

長浜、長浜高等養護学校555人で人文字
 学校の統廃合により来春から別々の場所で学ぶ長浜高校と長浜高等養護学校の生徒たちが22日、同校のグラウンドに、これまでの感謝の気持ちを込め、人文字で校章を描いた。
 4月から長浜高の生徒は長浜北、長浜高等養護の生徒は長浜北星で学ぶことになり、現在、使用している校舎は新校舎建築のため、解体される。
 生徒会では愛用してきた施設への「さよなら記念」として、両校の生徒と教員計555人で縦70㍍、横62㍍の人文字を作ることを企画した。
 両校の校章は同じデザインで、長浜を治めた秀吉の紋所「五三の桐」をモチーフとしており、図柄に合わせ、生徒が並び、桐の花や葉はピンクの画用紙を手に持って、表現。
 長浜高校生徒会体育委員長の中原比香里さん(2年)が「お互い、それぞれ頑張っていきましょう」と掛け声をかけると、生徒たちは応えるように一斉に手を振っていた。
 人文字はセスナ機で空から撮影され、航空写真に。卒業写真に採用するほか、クリアファイルなどにして、在校生らに配布予定。同副委員長の脇坂勇太君(2年)は「先輩たちが私たちを引っ張ってくれた。その校舎であり、愛着がある。(人文字は)最後の記念になった」と話していた。

『長浜高校・長浜高等養護学校の人文字校章』の動画はこちら


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2015年12月21日

「強い意志、真面目に努力を」

アメフト日本代表、脇坂選手が講演
 虎姫高校出身で、アメフト世界選手権大会に5大会連続出場している脇坂康生さん(46)の講演会が19日、長浜ロイヤルホテルで開かれた。
 脇坂さんは虎姫高校でアメフトを始め、日本大学を経て、現在はパナソニック・インパルスに所属。1999年から4年ごと開かれている世界選手権に、世界で唯一5大会連続して出場している。
 講演会では「アメフト経験を通じて感じたこと、学んだこと」をテーマに話した。虎姫高校時代にライバルの関西学院との3度の対戦でいずれも大差の完封負けを屈し、その雪辱のために関学のライバルである日本大学を目指したこと、当時、虎姫高校で教諭をしていたラグビー指導者・岩出雅之氏(現・帝京大学ラグビー部監督)からラグビーを勧められ、早稲田大も同時に受験したことを振り返った。結果として早稲田大に落ち、日大に合格したことで、アメフト競技を続けることになったという。
 世界選手権で強豪のアメリカと対戦し敗れたことで「アメリカに泡を吹かせる」を目標に現役として活動し、2年前にアキレス腱を切る大怪我を負ったが、厳しいリハビリとトレーニングに励んだエピソードを紹介した。
 脇坂さんはこれまでのアメフト人生の中で感じたこととして、強い意志を持つこと、思い切って挑戦すること、真面目に努力することなど5項目を取り上げ、「思い切った挑戦が大切。迷うなら、まずはやってみる。ただし本気で」と訴えていた。
 講演を聴きに訪れた高校生らは「高校時代の食生活はどうしていましたか」「ケガをしたときの付き合い方は」「試合で緊張しないためには」などと質問し、脇坂さんが丁寧にアドバイスしていた。
 講演会は虎姫高校タッチフットボール・アメリカンフットボールOB・OG会(伊藤宏太郎会長)が企画し、約120人が出席した。


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2015年12月19日

加藤さんの立体 県展入賞

左手を表現、長浜文芸会館で展示
 長浜高校美術部の加藤志織さん(2年)の立体作品が県美術展覧会で入賞し、19日から長浜文芸会館で始まった「県展秀作展」で展示されている。
 加藤さんの作品「かみのて—Ⅱ—」は、水に浸した新聞紙と木工ボンドを混ぜ合わせて作った「紙粘土」を材料に、左手が布をつかむ様子を表現している。
 加藤さんは美術部入部当初から立体作品の制作に憧れ、今年初挑戦。右手を表現した1作目は長浜市美術展覧会で特選に輝いた。2作目となる「かみのて—Ⅱ—」は自身の左手をモチーフにし、部活動のない週末にも学校へ出向いて制作に打ち込み、4カ月かけて完成させた。
 県展を主催する県文化振興事業団によると、県展で高校生が入賞することは少なく、加藤さんの作品は身近な素材を使って高校生らしい伸び伸びとした作風として審査員からも好評だった。
 加藤さんは「指の関節の曲がり具合や布の生地の表現に苦労した。入賞にはびっくりしたけど、嬉しかった」と話している。
 秀作展は23日まで開かれ、絵画や立体、工芸、書、写真の計92点を展示している。


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2015年12月18日

子どもたちの思い出、ともす

こほくイルミの広場、130基に30万球
 湖北町速水の国道沿いの公園に今年も30万球のイルミネーションが灯り、人気スポットになっている。
 速水学区・地域づくり協議会(松山久夫理事長)では「子どもたちの思い出づくり」をと、地元の子どもたちやボランティアの協力で130基の電飾を飾った。
 今シーズンのテーマ「輝」の文字は湖北中3年生10人が。人気アニメ「アナと雪の女王」は馬渡子ども会の小学生が製作。
 このほか、今年は新たに畳1枚ほどの大きさの「妖怪ウォッチ」を追加。3畳大の「ネコバス」、長さ11㍍の光のトンネルをLED化した。これにより電飾のLEDは全体の約4分の1になった。
 電気代(4〜4・5万円)は太陽光発電による売電で賄っており、協賛企業も増加。今後、5年かけ、地域内の全子ども会に電飾を新調してもらう計画で、同協議会は「すべてをLEDにすることにより、大幅に節約できる」としている。
 松山理事長は「規模を大きくせず、中身を充実させ、子どもたちがふるさとを自慢できるような地域にしたい」と話している。
 イルミは午後5時から9時、来年1月11日まで点灯。


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2015年12月17日

90歳でも現役バリバリ

関西電力、木之本町の高時川発電所
 運用開始から90年目を迎えた関西電力、木之本町川合の高時川発電所で17日、社員による定期点検が行われ、作業が報道機関に初公開された。
 発電所は川から引いた水で水車を回し、直結する発電機で電気を作り出す水路式。大見の堰堤で取り入れた水を木造平屋延べ240平方㍍の建物内に導き、流れ落ちる水の力で、最大出力1000kwを発電できる。水の高低差は約24㍍、最大毎秒5・5㌧。
 発電した電力は主に近隣に供給され、年間1800軒分の民家が使用する電気に相当。現在は大津からの遠隔操作で運転状況などを掌握している。
 施設は3年に1回、定期点検が義務付けられており、この日は社員7人が重さ400㌔の鉄製カバーを取りはずし、直径約2㍍の水車の回転部と固定部のすき間を計測し、磨耗具合などをチェックした。
 同社は「この発電所は稼動して90年になるが、県内には100年以上の現役もある。点検やメンテナンスさえ、しっかりしていれば大丈夫」と話している。
 作業は来年1月22日まで行われる。


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2015年12月16日

3年ぶりの復帰戦、勝利

総合格闘技、中村選手 5位にランクイン
 勝町の総合格闘技道場「ハーヴェスト」代表・中村潤さん(31)=リングネーム・潤鎮魂歌=は13日の公式戦で3年ぶりにリングに立ち、復帰戦を勝利で飾った。プロ転向後、7戦全勝の記録を伸ばし、ストロー級5位にランキングされた。
 中村さんはロシアのレスリング「サンボ」やブラジリアン柔術を会得し、2006年からパンチ、キック、関節技などすべてOKの総合格闘技に転向。09年、全日本アマチュア選手権で優勝した。
 11年、プロに転向し、新人王決定トーナメントで優勝し、6戦全勝の記録を続けていたが、首やひざのけがに悩まされ3年間、リングから遠ざかっていた。
 今大会は日本最大の総合格闘技団体「パンクラス」がディファ有明(東京)で開いたもので、対戦相手の松永義弘選手(禅道会新宿道場)はトップクラスのファイター。
 3年ぶりの試合で緊張ぎみだった中村さんだったが、得意の寝技にパンチや関節技を織り交ぜ、圧倒的な強さで判定(3対0)勝ち。初のランキング入りを果たした。
 中村さんは「復帰戦を勝利で飾れてよかった。今後も一戦一戦大切に戦ってゆきたい」と抱負を語っている。トレーニングを重ねながら、来夏ごろ、次の試合に挑戦する予定で現在、スポンサーを募集している。


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2015年12月15日

湖北の14人、剣舞・歌謡舞披露

全国高校生伝統文化フェスティバル
 京都市で20日、開かれる全国高校生伝統文化フェスティバル(京都府と京都府高等学校文化連盟主催)に湖北地域の高校生14人(写真)が初出場し、剣舞と歌謡舞を披露する。
 長浜西中学校の伝統文化学習で剣舞・歌謡舞を習った卒業生を中心に構成され、フェスティバルに向けて9月から「光粋流舞道」宗家の西邑光粋さんの指導を受けている。
 小澤桜子さん(長浜北2)、大水聖也君(長浜2)、中町友希さん(同1)の3人が合戦で秀吉に敗れた柴田勝家に思いを重ねて刀と扇で舞う剣舞「賤ヶ岳懐古」を、3人を含む湖北6校の14人が故郷を歌った歌謡舞「ふるさと」を演じる。
 14日夜に長浜西中体育館で行われた最終の稽古では、西邑さんが立ち位置や扇の動き、目線など、細部にわたって指導し、高校生14人は本番をイメージしながら集中力を高めていた。小澤さんは「西邑さんの指導のもと、14人が気持ちを一つにして一生懸命練習してきた。悔いの残らない演武にしたい」と話している。
 フェスティバルは午後1時から京都市左京区の京都コンサートホールで開かれ、東北から沖縄までの高校生が郷土芸能や邦楽などを披露する。


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2015年12月14日

個性あふれる縄文土器

 米原市春照の伊吹山文化資料館で12日、体験教室「縄文土器を作ろう」が開かれ、市内の親子55人が地元で発掘された出土品を手本に、土器を製作した。
 考古学や信楽焼の歴史などに詳しい県教委文化財保護課の畑中英二さん(48)が講師となり、「起し又遺跡」(曲谷)から出土した約4000年前の縄文土器を見本に、作り方をアドバイス。
 粘土を直径5㌢、厚さ1㌢の円盤状に伸ばした後、直径1㌢ほどのひも状にした粘土をその上に段重ねし、高さ10㌢ほどの円筒形の器を作り、竹べらで整形。
 自分で考えたイメージ図を元に、上部の口を波形にカットし、縄の代わりに紙のこよりや貝などで表面に模様をつけた。
 子どもたちは竹べらなどを巧みに使いこなし、個性豊かな土器を完成させ、畑中さんは「話をよく聞いていたので、上手にできた。みんなデザインが良い」と高評価。一居由季乃ちゃん(春照4)は「ユニークな形になるよう工夫した。完成したらペン立てとして使いたい」と話していた。
 土器は資料館で乾燥後、3月に野焼きする。


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2015年12月11日

塩津港遺跡から構造船部材

国内最古級、踏み板として再利用
 西浅井町塩津浜の塩津港遺跡から、平安時代(12世紀)の木造船の部材の一部が出土したと、県文化財保護協会が発表した。複数の板を組み合わせた「板作りの構造船」の部材としては最古級の出土例という。
 塩津港遺跡は平成24年から実施している国道8号線塩津バイパス整備に関する調査で発見された平安から鎌倉時代にかけての港跡。日本海側の物資を京都に運ぶための琵琶湖水運の拠点として整備され、万葉集にも詠まれている。琵琶湖岸を埋め立て、桟橋や水路、護岸などを整備した大規模なもので、日本を代表する港町として繁栄していたことが、これまでの調査で明らかになっている。
 今回発見された部材は長さ205㌢、幅58㌢、厚さ11㌢の針葉樹で、側溝に踏み板として架けられていた。踏み板には釘穴が彫られ、「縫い釘」が打たれた跡が3カ所見つかった。大きな釘で板を縫うように繋ぎ合わせた痕跡で、木造船に見られる特徴的な技法であることから、協会では「構造船の部材の一部で、廃船の後、踏み板に転用されたものと考えられる」と推測している。塩津港遺跡ではこれまでも船に関する工具が多数出土し、その種類から板作りの構造船の存在が考えられていたが、今回、発見された踏み板はそれを裏付けるものとなったという。
 これまで構造船は鎌倉時代後期から使われていたと考えられてきたが、平安時代にはすでに大型の構造船が琵琶湖の水運で使用され、京都との輸送を担っていたことになる。


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2015年12月10日

長浜の魅力 イラストで

谷口印刷「マーチング委員会」が企画
 JR長浜駅前のモンデクール長浜2階で、長浜市の風景を描いた絵画展が10日から始まった。
 全国でイラストによる「まち自慢」などを展開している一般社団法人「マーチング委員会」の趣旨に賛同した谷口印刷(高月町高月)が「ながはまマーチング委員会」を立ち上げ、絵画展を企画した。
 「マーチング」は「まち」と「ing」の組み合わせによる。現在、全国55カ所で委員会が結成され、絵画展を開いている。
 モンデクール長浜では「ながはま再発見」をテーマに、東京の画家・上野啓太さんが手掛けたイラスト26点を展示。ヤンマー会館(写真)、余呉湖のワカサギ釣り、丹生の茶わん祭り、冬のSL北びわこ号、コハクチョウが群れる湖畔、長浜タワー、開知学校など、豊かな自然や情緒ある街並み、後世に伝えたい伝統行事などを、優しいタッチで表現している。
 谷口印刷の立花丈太郎社長は「まずは地元の人に長浜の良さに気付き、興味を持ってもらえれば」と話している。展示は25日まで。


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2015年12月09日

笑顔で話すと、笑顔もらえる

命の大切さ、知って。古保利小で赤ちゃん先生が授業
 子どもを産み、育てている母親と乳幼児たちが、小学生に命の大切さを教える授業が9日、高月町の古保利小学校で開かれた。幼児と母親が学校で出前授業をするのは県内初の試み。
 市子育て支援課は、児童たちに命の尊さや育てることの大変さなどを知ってもらおうと「赤ちゃん学校訪問授業」を企画した。
 授業には協力を呼びかけた宮部町の前田和子さん(34)、錦織町の福島麻奈美さん(31)、湖北町今西の高桑恵さん(41)、彦根市の田中梢さん(29)親子4組9人が先生役となり、6年生23人に赤ちゃんがお腹にいた時の写真を見せたり、子育ての体験談などを語った。
 進行役の保育園園長経験者ら3人は、とまどう児童たちに「笑顔で話しかけると、笑顔がもらえるよ」などとアドバイスすると、児童たちはコミュニケーションを図れるようになり、赤ちゃんと手足の大きさを比べたり、だっこをしたりと、ふれあいを楽しんでいた。
 斉藤了君は「(だっこして)思ったより軽かったし、ぷにょぷにょしていた。こんな小さな子が大きくなるなんて」と感激していた。


大切な「命の授業」
 子育て支援課によると、赤ちゃんの振る舞いや反応から、児童たちが赤ちゃんの思っていることを想像することで、想像力や共感力を養うという。
 また、自分自身の成長にも、たくさんの愛情が注がれていることに気づき、「自分は特別な存在」であることを自覚すると、クラスメイトや友達も大切な仲間であることがわかり、いじめ撲滅につながる。今後は小学校高学年から中学生に授業の輪を広げたいとしている。


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2015年12月08日

感動!圧倒!近代化遺産

米原のマチュピチュ、曲谷の石切り場&姉川発電所跡
 国の重要文化的景観となった米原市、東草野地域の歴史をたどるトレッキングが6日行われ、断崖や急峻な山に囲まれた遺産を前にした参加者からは「まさに米原のマチュピチュ」と感嘆の声があがった。
 ツアーは米原市教委が企画したもので24人が参加。歴史文化財保護課の梅本匠さんのガイドで、曲谷の石切り場跡や吉槻の姉川発電所跡などを巡った。
 曲谷では明治期まで、農閑期に山から花崗岩を切り出して、石臼に加工し、長浜や西美濃などに出荷していた。現在も川の上流には石を切り出した跡や作業場跡が残っていた(写真左)。
 吉槻には昭和19年に廃止された旧水力発電姉川発電所(大正3年竣工)の廃墟が残る。レンガ造の建物は屋根も床も抜けて壁だけが残っており、川上の山中には草木に埋もれ、苔むしたコンクリート製の水道橋や水路が残っていた。
 草津から参加した和田義孝さん(68)は「険しい山中で、石を切り出したり、発電所を建設するのは至難の業。敬意を表したい」と話していた。


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2015年12月07日

積極性引き出す子育てを

「ビリギャル」著者・坪田氏が講演
 「ビリギャル」の名で知られるベストセラー小説「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者で塾経営の坪田信貴さんが6日、長浜ロイヤルホテルで講演。ネガティブなことを、ポジティブに言い換える「リフレーミング」に取り組むことで、子どもの積極性を引き出す大切さを説いた(写真)。
 「聖徳太子」を「せいとくたこ」と読み、「いい国つくろう平安京」と語る金髪でミニスカートの女子高生が慶応大に合格するまでに学力を伸ばしたことについて、「1年で偏差値を40上げるのは奇跡と言われるが、珍しいことではない」と指摘。坪田さんの塾に入る生徒の多くが学習習慣のない成績下位だが、センター試験では平均点が80%を超えていると語った。
 「地頭が良いのでしょ、元々才能があったのでしょ、と言われるが、何をもってそう判断するのか」と疑問を投げかけ、「結果を出せば人の評価を得られる。今の自分、過去の自分はどうでもいい。未来にどうなりたいか、今、何をすべきかが大事」と訴えた。
 そのうえで、わくわくするような目標を設定し、戦略、戦術に基づいて勉強する大切さを説いた。子どもに接する親の姿勢として、ダメだしや減点主義に陥ることなく、良い部分を積極的に見つけ、加点主義、プロセス重視で子どもを見守ることを求めた。子どもの積極性を引き出すためにネガティブに思える出来事をプラスに変換することを推奨。例えば、子どもがテストで0点を取った場合には「100点分の伸びしろがあるね」などとポジティブに反応することを説いた。
 講演会は長浜ライオンズクラブの設立55周年記念で、10代から70代まで約550人が出席した。


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2015年12月05日

長浜病院に電飾ツリー

患者らに癒し ワイズメンズが設置
 市立長浜病院の2階屋上庭園に高さ3・5㍍のクリスマスツリーが設置され、入院患者や医師・看護師らの癒しとなっている。
 長浜ワイズメンズクラブが毎年、クリスマスシーズンを前に設置し、今年で20年目を迎えた。
 屋上庭園の中央に建てた高さ3・5㍍の支柱の頂上部から放射状にひもを張り、色とりどりの電飾を取り付け、クリスマスツリーのように仕上げている。午後5時半から9時まで点灯している。ツリーは療養病棟からよく見え、「きれいやね」とじっと眺める入院患者も。クリスマス翌日の26日まで設置している。


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2015年12月04日

親子で楽しくコラージュ

小柳さんが初のカルチャー教室、Mamansクラブで
 銅版画・油彩アーティスト・小柳優衣さん(27)の親子で楽しむ「クリスマスツリーコラージュ」遊びが10日午前10時から、八幡中山町の風の街ビル「キッズパーク長浜」で開かれる。
 民間保育所のキッズパーク長浜では「Mamans(ママンズ)クラブ」という子育て中の母親が講師となり、ベビーマッサージやキッズスキンケア、雑穀料理教室などのカルチャー教室を開き、親子の絆を深めたり、保護者同士のネットワークを広めている。
 子育て中の小柳さんは同保育園を利用しており、自分の得意なジャンルで、乳幼児と保護者が一緒に楽しめる講座を初めて企画した。
 コラージュはクリスマスツリーが描かれた画用紙に、ひとまとめに置いた色紙や包装紙、チラシの切れ端の中から、子どもたちが好きな模様の紙を貼り付ける。小柳さんは最初に道しるべをし、あとは親子で自由に創作を楽しんでもらうという。
 「探す」「選ぶ」「貼る」など一連の作業は、脳や指先を活性化。子どもたちの創造性を養い、親子の連帯感を生む。小柳さんは「造形を通して、対話が生まれ、新たな発見が見つかるかも。ママさん同士の交流も生まれる」と話している。
 対象は0歳から未就学児。保護者同伴。参加費1400円。問い合わせはキッズパーク長浜☎(63)1894へ。


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2015年12月03日

電気と磁石の不思議な関係

北星高生徒が長浜小児童に出前授業
 長浜北星高校で電気コースを専攻する3年生14人が長浜小学校で電気と磁石に関する出前授業に取り組んだ。
 キャリア教育の一環として2年前から始まった授業で、小学3年生が理科で習う電気について、高校生が手作りの実験器具を使ってわかりやすく解説した。
 電気を通す物と通さない物を当てるクイズで児童の関心を高めた後、電気と磁石に深い関係があることを説明。コイルを巻いた筒に棒磁石を通したり、モーターを回したりして、発生した電気で豆電球が点灯すると、児童は「光った」「すごい」などと驚き、電気と磁石の不思議な関係に興味津々。
 小山貴典君(18)は「小学生にわかるように、できるだけ難しい言葉を使わないように心がけた。子ども達も手を挙げて発表してくれて嬉しかった」と感想を話していた。


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2015年12月02日

豊公園で冬支度始まる

松の木100本にこも巻き、雪吊り
 本格的な冬の到来を前に、豊公園で松の木の「雪吊り」の作業が行われている。
 長浜城歴史博物館南側の笠松では2日、市から委託を受けた中川造園(山階町)の職人3人が高さ7・5㍍の竹の支柱を立て、頂点から円すい状に縄を張って枝を固定していた。雪吊りは雪の重みで枝が折れるのを防ぐために行い、笠松では約3時間の作業となった。中川源蔵代表(74)は「冬の風物詩で、見た目もきれい。雪吊りをすると木が大きく見える」と話している。
 すでに園内の松の木約100本のこも巻きを終えており、雪吊り作業は9日まで行われる。


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2015年12月01日

ミスユニバース滋賀 田中さん、1日署長に

師走、長浜署で歳末警戒出動式
 長浜署の歳末警戒出動式が1日、神照運動公園で開かれ、1日署長となった2015年ミスユニバース滋賀県代表の田中実結さん(21)=加田町=が、署員50人を激励した。
 出動式には来賓の川島隆二県議らが参加し、市防犯自治会長の藤井勇治市長は「特殊詐欺など高齢者を狙う事件が続発している。犯罪のない穏やかな年末が迎えられるよう、活発な活動を」と激励。
 小泉辰夫署長は重点項目として▽犯罪、事故防止を重点にパトロール▽事件、事故後の速やかな初動▽署員の事故、けがの防止—の3つをあげ、「人がたくさん動くこの時期。強盗など凶悪犯罪が危惧される。今日から歳末警戒。頑張ってほしい」と訓示。小泉署長から委嘱状を受け取った田中さんも「市民が平穏に暮らせるよう、精一杯頑張ります」と決意を述べた。
 この後、ジュニアポリス姿のレイモンド長浜保育園の5歳児や署のマスコット2体の声援を受け、署員がパトカー、白バイに分乗し、市内パトロールに出発。
 田中さんや園児たちはイオン長浜店で、犯罪防止、交通事故防止のキャンペーン活動を行った。

『田中さん、1日署長』の動画はこちら


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