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太陽光発電を生かした農業

パネルで遮光、電気で空調・水管理
 太陽光発電を利用した新しいスタイルの農業の実証実験が、湖北町今西の畑で行われている。
 道の駅「湖北みずどりステーション」を運営している農事組合法人「湖北町農産物直売組合」(村方義昭組合長)は、市から委託を受け、「農地ソーラーシェアリング実証実験」(事業費250万円)を実施。
 実験は畑の上に藤棚のようにソーラーパネルを設置。その下で野菜や花を栽培しながら、太陽光発電による電気を農業に利用するというもの。
 約2800平方㍍の敷地内に、ソーラーパネルで覆った畑と自然のままの状態の畑(計約200平方㍍)を設定。ブロッコリーやキャベツ、ジャガイモ、花のアスターやケイトウなどを栽培し、生育状況を比べている。
 約2カ月間、栽培したところ、遮光されたソーラーパネルの下は高温にならないため、作物の高温障害を起こさなかった。生育が良くなり、雑草に覆われなかったため、ブロッコリーの場合、収量は4倍に。
 また、発電した電力(最大4・3kW)は売電できたほか、ビニールハウス2棟(600平方㍍)の空調、水管理システムの電力に役立った。
 当初、ソーラーパネルの設置で、日当たりが悪くなり、作物に悪影響をおよぼすと考えられていたが、村方組合長は「思わぬ結果。暑さを適度に緩衝したのかも。日照時間が減る秋冬でも実証したい」と話している。
 なお、組合ではビニールハウスを増築し、イチゴやトウモロコシ、サツマイモなどを栽培。観光農園として活用し、道の駅の集客に役立てる考え。実証実験は県内初の試み。


2015年07月17日 16:11 |


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