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湖北の書画家に光を

慶雲館で30人を紹介、清水さん収集
 70人以上の門人を輩出した山階町出身の絵師・中川耕斎ら、湖北地域で活躍した書画家を紹介する展示が23日から慶雲館で始まった。高田町で表具店を営む清水達也さん(51)がコレクションを紹介することで、地元の隠れた書画家に光を当てている。
 清水さんは書画の表装を仕事とする中で、湖北地域に素晴らしい作品を残しながら、名前が語り継がれることなく埋もれている作者が多いことを日ごろから憂い、また、未表装の作品が見向きもされずに放置されたり、処分されたりする実態に心を痛めている。
 古道具市での購入などで、「めくり」と呼ばれる未表装の作品を含め1000点近くを収集。依頼があれば表装して販売している。
 慶雲館では耕斎を中心に江戸時代中期から明治、大正、昭和初期に地元で活躍した書画家30人の作品115点を展示し、その人物像を紹介している。
 展示しているのは、宮川藩主の堀田正邦(4代)、正穀(5代)、正誠(8代)、大通寺住職の横超院真央(5代)、大谷勝縁(10代)、竹生島宝厳寺住職の峰覚以近代仏教の改革者で湖北町延勝寺の近角常観、米原市高溝出身の狩野秀信、元虎姫村長の田中豊文、長浜を代表する商人・柴田源七(九峰)、茶道家・辻宗範の弟子・大岡定信(曽根町出身)、曳山建造に従事した藤岡和泉など。清水さんが2年前に古道具市で発見した文書を機に、日の目を見た細江町出身の画家・久保田秀峰(明治20年〜不詳)の作品も。展示は「めくり」も多く、希望者には掛け軸にして販売。清水さんは「皆さんに地元の素晴らしい書画家を知ってもらい、語り継がれてゆければ。表具という仕事にも興味を持ってもらえれば嬉しい」と話している。
 午前9時半から午後5時、7月12日まで。入館料は300円。


2015年06月25日 16:19 |


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