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2015年06月30日

ヒマワリで被災地支援

びわ商工会女性部が「里親」に
 びわ商工会女性部(山内暢子部長・38人)が被災地で行われている支援活動「ひまわり里親プロジェクト」に参加。育てていたヒマワリの花がきれいに咲き始めた。
 2011年3月11日の東日本大震災以降、福島県では復興のシンボルとして、ヒマワリを植える運動を展開。その一環として同プロジェクトから購入したヒマワリの種を育て、種を採取して福島に送る「里親」を全国から募集する活動が行われている。
 里帰りした種は仕分けや袋詰め、配布など、共同作業所の雇用に役立ち、搾取した油は調理油として使用された後、車の燃料としてリサイクルされている。
 同商工会は昨年、福島のイベントでロードトレインを運行するなど、福島の復興に協力しており、今年5月、種500個を購入。女性部の部員宅のほか、びわ認定こども園、びわ北小学校で栽培している。
 商工会館で育てられたヒマワリは高さ1㍍以上になり、直径20㌢ほどの大輪を開花。同部では8月下旬から9月にかけ、種を採取し、乾燥させ、10月ごろ福島に送る予定。
 山内部長は「今後は栽培地を増やし、びわ地域全体にヒマワリを咲かせたい」と話している。


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2015年06月29日

教室にナガサキアゲハ

朝日小、さなぎを見守る3年生
 朝日小学校の3年生が育てていた珍しいナガサキアゲハがこのほど教室で、さなぎになった。30日ごろ羽化するとみられ、児童たちは「早くチョウになり、羽ばたいて」と温かく見守っている。
 3年生は理科でチョウの学習をしており、生態を観察するため、6月上旬、地域で卵を集めていた。松居菜々美ちゃんは湖北町田中でキンカンの葉についていたアゲハチョウの卵を採取。学校に持ってゆき、クラスメートともに世話をしていたところ、20日、幼虫が飼育ケースから抜け出て、教室の壁面で、さなぎになってしまった。
 普通のさなぎと形が違うため、湖北野鳥センターの植田潤さんに鑑定してもらうと、頭の先端に長い突起があり、ナガサキアゲハということが判明した。
 ナガサキアゲハは主に九州に生息する大型のアゲハチョウで、生物学者のシーボルト博士が長崎で採取して名前をつけた。元来、南方亜熱帯のチョウで、台風などの風に乗って迷い込み、九州にすみ着いたとみられる。
 分布域は時代とともに北上しており、1940年代までは山口県西部や愛媛が北限だったが、50年代には広島と徳島に出現。80年代には大阪府北部の箕面市などでも観察され、2013年、長浜市の調査で奥びわスポーツの森(早崎)、野鳥センター前(湖北町今西)、余呉町坂口の3カ所で初めて確認されている。
 通常、さなぎは10日間ほどで羽化するので、30日ごろ成虫になる見込み。植田さんは「ナガサキアゲハは地球温暖化のバロメーターとされ、貴重な発見」と述べ、同じクラスの寺畑旺晟君は「存在を知らなかったチョウ。自然に戻し、自由に飛び回って、数を増やしてほしい」と話している。


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2015年06月26日

「近代彦根と旧彦根高商」展

米艦渡来図など、滋大・士魂商才館
 彦根市馬場の滋賀大学は学内の士魂商才館で、桜田門外の変以降の彦根を紹介した企画展「近代彦根の歩みと彦根高等商業学校の誕生」を開いている。
 4コーナーに分けて展示。「開国から維新へ」では、彦根出身の画家・上田道三(1908〜84)が天保期の史料を参考に彦根城郭の全景を描いた絵図、嘉永6年(1853)6月に来日したペリーが米大統領の親書を幕府に手渡した時の模様を描いた「米艦渡来之図」、日下部鳴鶴の書など。
 「富岡製糸場から彦根製糸場へ」では、彦根藩士・遠城謙道の妻で富岡製糸場の工女取締役として活躍した繁子の写真、明治14年(1881)発刊の犬上郡誌に掲載された彦根製糸場の操業している際の図など。
 「近代彦根町の発展」では、彦根藩が明治4年に松原の造船所で建造した蒸気船・金亀丸が湖上を走行している様子を描いた図、明治29年に創業した近江鉄道の第1回目の営業報告書(写し)、河原町の旅館鳥羽屋の明治31年の引き札(広告)など。
 「彦根高等商業学校の誕生」では、大正12年(1923)の開校と同時に設置された研究部(現在の経済経営研究所)が学生と教員の研究のために資料を収集した図書保管簿など。
 ほかに、横浜港開港50周年を記念して井伊直弼公の銅像が建立され、記念式典が開催された時に配られた鉄瓶なども展示している。開館は平日の午前9時から午後5時、12月18日まで。夏期休暇も。入場無料。


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2015年06月25日

湖北の書画家に光を

慶雲館で30人を紹介、清水さん収集
 70人以上の門人を輩出した山階町出身の絵師・中川耕斎ら、湖北地域で活躍した書画家を紹介する展示が23日から慶雲館で始まった。高田町で表具店を営む清水達也さん(51)がコレクションを紹介することで、地元の隠れた書画家に光を当てている。
 清水さんは書画の表装を仕事とする中で、湖北地域に素晴らしい作品を残しながら、名前が語り継がれることなく埋もれている作者が多いことを日ごろから憂い、また、未表装の作品が見向きもされずに放置されたり、処分されたりする実態に心を痛めている。
 古道具市での購入などで、「めくり」と呼ばれる未表装の作品を含め1000点近くを収集。依頼があれば表装して販売している。
 慶雲館では耕斎を中心に江戸時代中期から明治、大正、昭和初期に地元で活躍した書画家30人の作品115点を展示し、その人物像を紹介している。
 展示しているのは、宮川藩主の堀田正邦(4代)、正穀(5代)、正誠(8代)、大通寺住職の横超院真央(5代)、大谷勝縁(10代)、竹生島宝厳寺住職の峰覚以近代仏教の改革者で湖北町延勝寺の近角常観、米原市高溝出身の狩野秀信、元虎姫村長の田中豊文、長浜を代表する商人・柴田源七(九峰)、茶道家・辻宗範の弟子・大岡定信(曽根町出身)、曳山建造に従事した藤岡和泉など。清水さんが2年前に古道具市で発見した文書を機に、日の目を見た細江町出身の画家・久保田秀峰(明治20年〜不詳)の作品も。展示は「めくり」も多く、希望者には掛け軸にして販売。清水さんは「皆さんに地元の素晴らしい書画家を知ってもらい、語り継がれてゆければ。表具という仕事にも興味を持ってもらえれば嬉しい」と話している。
 午前9時半から午後5時、7月12日まで。入館料は300円。


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2015年06月24日

川村さん、女性チャレンジ賞

NPO法人設立し、西黒田で地域活動
 西黒田地域で介護施設や市民農園を運営するNPO法人「つどい」理事長・川村美津子さん(54)が内閣府の女性チャレンジ特別部門賞を受賞。きょう24日夕方、総理大臣官邸で表彰式がある。
 様々な分野にチャレンジして輝いている女性個人やグループを表彰する制度で、全国で7個人、5団体、県内からは女性の起業支援に取り組む東近江市商工会・八日市商工会議所も支援賞に選ばれた。
 川村さんは介護保険制度の導入当初からホームヘルパー、ケアマネージャー、介護福祉士などの資格を次々と取得した。福祉施設での勤務経験の中で、お年寄りが地元を離れた施設で生活を送る実態に心を痛めた。高齢化・過疎化が進む西黒田地域のお年寄りを地域で見守り、住民交流の場をと、4年前にNPO法人を設立し、常喜町の空き家でデイサービス、介護予防、託児などを行っている。
 「子どもの笑顔がお年寄りの喜びとなる」とスタッフの若い母親には子連れ勤務を推奨し、地域の特産品などと交換できる「カンガルーポイント」を付与。地元の雇用創出にもつながった。また、耕作放棄地を市民農園として再生し、地域住民に加え、長浜農業高校、障害者作業所にも声を掛けて、交流の場としている。近く七条町にも施設をオープンさせる。
 川村さんは「普通のおばちゃんが賞をもらえるのは、思いを一緒にし、支えてくれる仲間、地域のおかげ。地域の課題は地域で解決し、人の顔が見えるまちづくりを進めたい」と話している。


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2015年06月23日

ルーツは米原?福助人形

まちづくり役場で120体を展示
 商売繁盛と幸福を招くとされる「福助人形」。長浜市街地、大手門通りの「まちづくり役場」では市内のコレクターが収集した約120点を展示している。
 福助の起源は京都の呉服商をモデルとするなど諸説あるが、伊吹山のふもとの宿場町、米原市柏原のもぐさ店「亀屋」の番頭をルーツとする説もある。耳たぶが異様に大きな番頭が裃を着て丁寧に接客する様が評判となり、噂を聞いた伏見の人形屋が、縁起物として番頭の姿を人形して売り出したところ大流行したという。
 まちづくり役場で展示しているのは、高さ1・5㌢のミニサイズから約40㌢まで、古いものは江戸時代後期のものも。通常は裃、正座姿だが、力士だったり、立ち姿だったりと、様々な福助を見ることができる。7月12日まで。


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2015年06月22日

飛ばそう!足軽のように

伊吹山資料館で親子弓矢作り
 米原市春照、伊吹山文化資料館で20日、戦国時代の弓矢作りを体験する教室が開かれ、市内の親子67人が参加し、現代風にアレンジした弓矢を楽しんだ。
 戦国時代の城や戦略、戦術を研究している日野町教育委員会の振角卓哉さんが「足軽」姿で講師となり、当時の弓の形や使い方、戦術を教えた後、弓矢作り。
 弓はビニールパイプに黒や赤の装飾テープを巻いた上、両端にゴムを引っ掛け、弓なりに。矢はスチロール製の筒に安定して飛ぶよう後端に3枚の羽根、先端には安全なスポンジをつけた。
 全員で、完成した弓矢を放ってみると、弓の反動を利用しながら、少し上に向けることで飛距離が伸びることがわかり、中には15㍍以上飛ばす子も。
 宮川陽菜さん(河南5年)は「作るのも簡単。遠くまで飛ぶようになったので楽しかった」と話していた。


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2015年06月20日

家族で「とんてんかん」

鍛冶屋でまちおこしイベント
 鍛冶職人の技を見たり、モノづくりなどが体験できるイベント「とんてんかんin鍛冶屋」が20日、鍛冶屋町で始まり、多くの家族連れらで賑わった。
 古民家「座外堂」では刀鍛冶・浅野太郎さんによる日本刀作りや鍛鉄作りの実演。ワークショップコーナーでは真ちゅうスプーン作りやガラスアクセサリー作りが行われた。
 「まんよ鍛冶小屋」ではまちづくり委員会のメンバーのアドバイスで、家族らが鎚打ちを体験。力を合わせてハンマーで叩き、赤らめた鉄を平たく伸ばしていた。
 通りには、たこ焼きやパン、衣料雑貨などを売る店24店舗が並び、品定めする女性らも。


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2015年06月19日

被災地の母国に救援募金

ネパール料理店、客からの善意を
 曽根町のインド・ネパール料理店「カレーハウス」は近く、食事客から寄せられた善意の約13万円を大地震で被災したネパールに贈る。
 オーナーのサプコタ・ラムさん(34)をはじめ、従業員3人の母国・ネパールは4月26日に発生した地震で大きな被害を受けた。同店では震災直後から、レジに募金箱を設置し、来店者に支援を呼びかけたところ、約1カ月間で12万8131円が集まった。
 中にはティッシュに包まれた7万円と「早い復興をお祈りしています」などと書かれた手書きのメッセージも。
 ラムさんは「皆さんの『大きな』気持ちがありがたい。これは料理を食べた人から、預かったお金。母国のために役立ててほしい」と話している。寄付金は日本赤十字社を通してネパールに送られる予定。
 なお、ラムさんらによると、今もネパールでは余震が続いており、人々は毎日、不安な日々を強いられている。雨期に入っても、多くの人がテント暮らしを送っている、という。


「自分の息子のよう」支援の輪広がる
 同店に対して、市民からの支援やボランティアの輪が広まっている。
 ホール担当の中川恵美子さんは、近所の住民で地元との「橋渡し役」を担っている。店舗は国道沿いにあるが、同じ場所で食堂や中華料理店が繰り返し、閉店している。勤勉な働きぶりを目の当たりにしていた中川さんは「今度こそ、定着して」とアルバイトを申し出た。
 従業員は皆、日本語が読み書きできず、片言しか話せない。また、日本の風習や規則、マナーなどもわからなかったため、中川さんが身振り手振りで説明。メニューも客からのアドバイスを受け、改善していった。
 お年寄りたちが畑の野菜や手作りの総菜を届けてくれ、毎日、店の周りの花壇の手入れをしてくれるようになり、次第に交流も深まっている。
 中川さんは「従業員は若く、自分の息子のようで、店は地元が育ててくれている。最低でも3年は続けさせ、地域を活性化させたい」と話している。


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2015年06月18日

生の迫力、間近で楽しんで

プロの演奏家、4小学校で演奏
 長浜市内の4小学校で、プロの演奏家による出前コンサートが開かれ、児童たちが「生」の迫力や臨場感を楽しんでいる。
 「音の扉プロジェクト」と呼ばれる音楽鑑賞会は平和堂財団の芸術奨励賞の受賞者らが、学校を訪問し、ミニコンサートを開催。演奏を通して、音楽の楽しさを児童に教えている。
 湯田小学校には17日、国内外で活躍している長浜市在住のピアノ奏者・武田優美さんをはじめ、宮本妥子さん(打楽器)、後藤ゆり子さん(同)、林育子さん(メゾソプラノ)の4人が訪問。
 ショパン「革命」のピアノソロやバレエ組曲「剣の舞」の打楽器デュオ、民話と音楽のコラボ「天女の羽衣」などを間近で実演。リズムに合わせて手足を動かす、体操を一緒にし、児童たちは「楽しかった」「すごかった」などと感想を述べていた。なお、コンサートはびわ南、塩津、富永小(19日)でも開催。


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2015年06月17日

ロケッツ、西日本大会へ

社会人軟式野球、滋賀県代表
 長浜市の社会人野球チーム「Rockets(ロケッツ)」は県代表として19日、彦根球場で開幕する西日本軟式野球大会(2部)に初出場する。
 メンバーが全員、20代の若いチームで、3人の投手を中心に守備でリズムを作り、攻撃に繋げ、市、県予選を勝ち上がり、代表権を獲得した。
 大会には26チームが出場。ロケッツは1回戦20日午前8時半から、草津グリーンスタジアムで高知代表と戦う。主将の寺村祥太さんは「優勝目指して頑張りたい」と話している。
 ▽監督=伊藤拓磨▽主将=寺村祥太▽選手=寺村裕弥、清水篤、北川敬章、川上慶一郎、吉村基毅、清水康平、中村秀謙、村崎善友、西嶋康、川上将、落合予示亜、野坂秀徳、北川真也、伊藤翔大、中川淳樹、藤林幸平、中井善也。


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2015年06月16日

目を見て、声をかけて

虎中3年が傾聴ボランティアを体験
 虎姫中学校の3年生53人は16日、地元のボランティアを招いて、福祉体験をし、「傾聴」の大切さを学んだ。
 生徒たちは7月1日、デイサービスセンターなど市内13カ所の福祉施設を訪問する予定で、この日は高齢者らと接する際のコツを学んだ。
 長浜市ボランティアセンターの職員が講師となり、生徒たちが虎姫福祉の会と傾聴ボランティアびぃずの計15人のメンバーを相手に、実践練習をした。
 練習では2人1組となり、「昨日の出来事」や「最近、嬉しかった」ことをテーマに対話を楽しんだ。最初、慣れない生徒たちに、職員は相手の目を見て話すことや声の大きさを変えることでより親近感が増し、距離感も縮まるとし、「まずは声をかけて」とアドバイス。
 生徒たちはただ聞くだけでなく、うなずいたり、言葉を繰り返すことで、相手の反応が変わることを確かめた。
 森みなみさんは「言葉を返すことで、会話が弾み、笑顔が増えた」と話していた。


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2015年06月15日

「犯罪者に渡さない」

警友会などが詐欺防止啓発
 警察官OBで組織する警友会長浜支部と長浜署は15日、長浜信用金庫3店舗で振り込め詐欺の防止啓発に取り組んだ。
 警友会会員16人、長浜署員11人が本店、宮司支店、神照支店の3カ所で「振り込め詐欺にご注意を!明日はあなたが被害者かも」と記したポケットティッシュと、詐欺の手口を紹介したチラシを来店者に手渡した。
 警友会長浜支部長の木村昌之さん(70)は「せっかく貯めた老後のお金を犯罪者に渡すわけにはいかない。未然防止に一生懸命取り組みたい」と話している。


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2015年06月12日

音楽グループひばり10周年

歌や楽器演奏などで脳を活性化
 びわ地域で認知症の予防活動をしている「脳いきいき音楽グループひばり」が創立10周年を迎えた。
 グループは旧びわ町時代に開かれたリハビリ教室のメンバーが中心となり、平成17年6月、結成された。現在、25人のメンバーが月2回集まり、合唱や楽器演奏などの音楽活動を通して、脳や身体を活性化しているほか、地域のサロンに出向き、お年寄りたちに日ごろの成果を紹介している。
 グループなどによると、音楽は聴覚、視覚、言語中枢などを通して脳を活性化させる働きがあるほか、声帯や胸、腹などの筋肉を鍛えるという。代表の小川孝子さんは「会員の協力で楽しい10年間を過ごせた」と話している。


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2015年06月11日

手術直前にM7.3の地震

ネパール緊急援助隊金澤さん帰国報告。被災で撤退、圧力鍋で滅菌も
 長浜赤十字病院社会課長の金澤豊さん(55)=朝日町=が国際緊急援助隊の救急看護師として2週間、4月25日の大地震によって約9000人の死者が発生したネパールで救援活動に従事。10日、赤十字病院で帰国報告を行った。
 緊急援助隊は医師、看護師、薬剤師ら総勢33人。先発隊と交代するため5月7日に日本を発った。首都カトマンズから北東へ車で4時間の距離にあるバラビセ村に、日本チームとしては初の試みとなる手術室と入院病棟の機能を持つフィールド・ホスピタルを設営。342人の治療にあたり、6件の手術を行った。金澤さんは救急看護師として資材管理から手術器具の滅菌、手術のサポートなど幅広い業務をこなした。
 しかし、活動中の5月12日にマグニチュード7・3の地震に襲われ、村の建物などが倒壊。日本政府の指示でやむなくカトマンズに撤退し、別の国立病院で支援にあたった。
 報告会では▽到着当初は病院が混乱状態で、余震が続く中、道端で患者の治療が行われていた▽日本から持参した高圧滅菌処理装置「オートクレーブ」が故障し、現地で調達した圧力鍋で医療器具の滅菌処理を行った▽酸素マスクが足りずにペットボトルを材料に手作りした▽手術のために患者に麻酔をかけたところでM7・3の地震に襲われ、一時パニックとなった▽世界中からの医療物資が病院に届きながらも仕分けできずに山積みになっていた▽イスラエルのチームが軍の支援を受けて大規模場な病院機能を設営していた—ことなどを話し、「いろんな問題点が見えた」と振り返った。
 金澤さんは「カトマンズは復興しつつあるが、奥地に行くほど支援の手が届いていない」と語り、末永い支援を訴えている。
 金澤さんはパプアニューギニアの津波、トルコの大地震など、今回のネパールを含めこれまでに7回、緊急援助隊として海外で活動している。


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2015年06月10日

鉄砲の伝来と湖北

浅井歴史資料館で企画展
 浅井歴史民俗資料館は戦国時代、湖北地域で作られた鉄砲にスポットを当てた企画展「鉄砲伝来と湖北」を開いている。
 天文12年(1543)、嵐で種子島に中国船が漂着し、乗船していたポルトガル人から、初めて2丁の鉄砲が伝えられた。その後、国友、堺など各地で鉄砲が作られ、新しい技術やネジの開発により、日本の歴史は変わった。
 国友村では種子島に伝来した翌年から鉄砲作りが始まる。ネジの開発は大量生産に結びつき、いち早く導入した浅井氏や信長、秀吉により国友鉄砲鍛冶は保護され、徳川家康による「大坂の陣」への大量注文もあり、最盛期には70軒の鍛冶屋と500人を超える職人がいた。企画展では6丁の火縄銃をはじめ、初公開の古文書など35点を並べ、詳しい解説文とともに、鉄砲の歩みをたどる。
 江戸後期の鍛冶職人・国友源之進珍英の作った火縄銃は、八角形の銃身で、筒上や台に鶴や松、唐獅子牡丹などをあしらい、装飾性に富んでいる。
 草野鍛冶屋集落に伝わる砲術書「大世流鉄砲相伝之秘書」(江戸後期)は銃の撃ち方や火薬の作り方、精神論などが記されているが、射撃法は、口伝とされ具体的な記述はされていない。初公開。
 午前9時から午後5時、7月5日まで。入館料は大人300円。月曜休館。なお、展示説明会は20日午後1時半から。


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2015年06月09日

西四足門の修復開始

西浅井町菅浦の文化的景観を構成
 西浅井町菅浦に残る集落の領域を示す「西四足門」の修復が始まった。
 同所では中世、「惣」といわれる自治的村落を形成し、住民らによる自治が発達。早くから警察・軍事も行われ、村の境界を示したシンボルとされる「四足門」が集落の東西の入り口に残っている。
 須賀神社近くの西四足門は柱間2㍍、奥行き1・1㍍、高さ3・8㍍のヨシ葺き屋根。中世以降、幾度か修理が行われてきたが、老朽化が進んでいた。市と菅浦自治会は、この門が昨年10月、国の重要文化的景観に選ばれた「菅浦の湖岸集落」を構成する重要な建物として、国の助成金を受け、修復することに。
 総事業費は約426万円。半額を地元が負担している。10月下旬、完成予定。市文化財保護センターでは同様、傷みが著しい東四足門の修復も計画している。


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2015年06月08日

七条素人劇団、引っ張りだこ

笑いの渦、13年のブランク経て再結成
 愉快な時代劇を繰り広げる「七条素人劇団」の舞台が好評で、各地で引っ張りだことなっている。
 劇団は15年ほど前、「何か、おもしろいことをやってみよう」と七条町の住民が旗揚げしたが、文化祭で上演後、間もなく自然消滅してしまった。
 昨秋、町のフェスティバルを前に「復活させよう」との機運が盛り上がり、以前のメンバーを中心に30代から70代の男女17人で再結成した。
 演じているのはテレビの人気時代劇をパロディー化した「正義の味方 必殺仕事人」。脚本や衣装、小道具など、すべて団員の手作り。練習はこの春までは月1回程度だったが、最近は芸に磨きをかけようと週1回に増やしている。
 「仕事人」は借金代わりに、悪代官らにさらわれた娘を同心や飾り職人ら5人の仕事人が得意の技で救う、というストーリー。創設時、上演していた舞台の再演だが、13年のブランクを感じさせない。
 セリフには流行語や上演会場の神社や商店の名前などを盛り込んでおり、時折、役者のアドリブも混ぜ、客席を笑いの渦に。これが噂となり、これまで南郷里公民館の文化祭や新栄、宮司の老人会など8会場で上演。夏までに2つの予約が入っている。
 また、地元の子ども達も感動し「僕たちもやろう」と七条東町こども劇団=写真下=を編成。「岩城さむらい」を練習、上演している。
 団員らは子ども達と共演できる日を夢見ており、代表の山中成康さんは「『失敗しても元気を』を合い言葉に皆、ボランティアで頑張っている。私たちの時代劇で皆さんに喜んでもらえたら」と話している。


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2015年06月06日

長浜から力士輩出を

市相撲連盟、平方町で土俵開き
 長浜市相撲連盟が平方町に整備した土俵で6日、土俵開きが行われ、関係者は滋賀国体の相撲競技の長浜誘致や将来の力士輩出などの夢を語った。
 土俵開きには連盟の関係者のほか、上野賢一郎衆院議員、二之湯武史参院議員、藤井勇治市長、野田藤雄県議会副議長らが出席。神官の祝詞奏上、出席者による玉ぐし奉納の後、土俵の地鎮祭にあたる「土俵祭り」を執り行い、土俵中央に米、塩などを埋めた。連盟の山田普会長は「相撲は国技であり、心技体を磨き、親しみやすいスポーツでもある。この土俵を契機に、長浜から、力士、横綱を輩出できれば夢がある」とあいさつし、藤井市長は横綱白鵬関の所属する宮城野部屋が17日から長浜で合宿することにふれ「長浜の相撲文化を盛り上げてゆきたい」と話した。
 大相撲入間川部屋の序二段力士らによる稽古や取り組みも披露され、足を大きく上げて四股を踏む様子などを、出席者が見学していた。
 土俵は9年後の滋賀国体を見据え、滋賀の相撲競技の再興と選手育成をはかるため、連盟の会員らが手作りで整備した。


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2015年06月05日

ドローンで植生調査

手軽に空撮、山門水源の森で
 西浅井町の山門水源の森で近く、無人機「ドローン」による森の植生調査が始まる。希少な動植物の保全調査をしている「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」(浅井正彦会長)は「操作も簡単で手軽。今まで見られなかった自然の姿が手に取るように観察できる」と喜んでいる。
 森は約4万年前にできた福井県境にある63・5㌶の高層湿原。ミツガシワ、サギソウやモリアオガエル、ハッチョウトンボなどが自生、生息する。
 約60年前までは林業や炭焼きなどで、木々の手入れが行われていたが、近年、人が入らなくなり、荒廃。中でもアカガシ、コナラなどは巨木化すると害虫により、立ち枯れするため、定期的に伐採し、幹から萌芽させる「若返り」が必要だった。
 同会では森の北東部約250平方㍍で試験エリアを設け、「若返り」を実証することに。実験は2011年から、シカの食害などを合わせ、調べている。
 広範囲の調査のため、これまではセスナ機をチャーターし、上空から撮影していたが、高額で高い位置からしか撮影できなかった。昨年、手軽にビデオ撮影できる「ドローン」があることを知り、平和堂財団の助成を受け、導入した。
 購入したドローン(16万円)はフル充電で約20分、上空120㍍まで飛行可能。ビデオカメラを搭載しており、モニターを見ながら好みの位置で動画を記録できる。 


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2015年06月04日

図書館周辺をきれいに

ボランティア3団体が剪定作業
 市内のボランティア3団体が4日、長浜図書館の剪定作業を行った。
 参加したのは「一休会」「北近江絆の会」「湖国ひとまちネット」と図書館職員の計17人。
 電動バリカンや草刈り機などで、駐車場周辺の枝葉をきれいに刈りあげた。父親と一緒に休暇を利用して参加した近藤スミヨさん(小堀町)は「皆さんの力で見違えるようになった」と話し、川瀬修館長は「図書館へ愛着を持ってもらえ、嬉しい」と喜んでいた。
 なお、3団体による奉仕活動は今年で6年目。


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2015年06月03日

石けんの彫刻アート

香りと造形の楽しさ、曽我さん
 西上坂町の曽我恵美子さん(53)は、石けんを花の形などに彫るソープカービングの達人。香りと造形の両方を楽しめるアートが密かなブームとなっている。
 ソープカービングはフリーハンドで直径7㌢の石けんを、専用のナイフで細かく刻む。刃先を巧みに操ることで、花びらや葉、ハートなどを表現して、バラやボタンなどに仕上げる。完成した作品にはかわいいデコレーションをあしらい、ブーケやリースに。
 パステル調の色合いで香りもローズや青リンゴのほか、柑橘系があり、玄関やトイレの芳香剤となるため、贈り物として重宝がられている。
 曽我さんは5年ほど前、友人の誘いで創作するようになり、趣味として本などを見習いながら、レベルアップ。今は自宅や湖北公民館で教室を開いており、人気も高まっている。
 石けんは力を強く与えたり、汗をかくと変形してしまうが、曽我さんは「コツを覚えると誰でもでき、香りと彫刻の2つの楽しさがある。同じものは二度とできないから、おもしろい」と話す。
 134点の作品を29日まで湖北公民館で展示。30日午前9時からは販売(1個500円〜)も。
 なお、同公民館では初心者向け教室の受講生を募集している。毎月第2・4月曜の午前10時から。
 問い合わせは湖北公民館℡(78)1287へ。


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2015年06月02日

自分らしい、風合いを

「手織教室kei」の作品展
 自然な色合いやデザインが目を引く力丸町の「手織教室kei」(西田恵子代表)の作品展が浅井図書館で開かれている。
 西田さんは13年前から自宅や工房などで教室を開いており、現在13人が手織りを学んでいる。手織りは布を機織り機で織り、洋服やインテリアなどに仕立てる。教室では自分らしい、自分にぴったりの服にするため、素材選びから仕上げまで、誰の手も借りず、制作している。
 展示しているのは一昨年から今年にかけ作ったセーターやワンピース、ベストやタペストリーなど約30点。素材にシルクや草木染めを使った物もあり、上品な仕上がりとなっており、西田さんは「自分が着て、自分が満足できる作品ばかり。それぞれの作者の思いを感じてもらえれば」と話している。


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2015年06月01日

包丁塚供養祭、おごそかに

「式包丁」奉納など、包丁に感謝を込め
 長浜八幡宮境内の包丁塚の建立30周年を記念し、1日、包丁供養祭が営まれた。
 包丁塚は、料理人にとって「道連れ」である包丁への感謝の思いを込め、昭和61年に建立された。今年は30周年にあたることから、長浜調理師会や包丁塚世話人会が実行委員会を立ち上げて開催。関係者50人のほか、調理短大の学生らも出席した。
 包丁塚での祝詞奏上に続き、式包丁や巫女による豊栄の舞の奉納があった。式包丁は、宮中や将軍家の料理作法を伝えた儀式で、大津市に本部を置く清和四條流の会員が披露。鯉を包丁と箸だけで厳かにさばき、包丁塚に奉納した。


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