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感動の「写心空」再び

向田・中辻さんの短歌&写真展
 人と人との「縁」や「絆」に感謝を込めた短歌と写真のコラボアート作品展が2年ぶりに、米原市春照の伊吹薬草の里文化センターで開かれている。
 脳梗塞の後遺症で右半身が不自由だった新庄寺町の向田展朗さん(76)は、市内のデイサービス施設で、生活支援員をしていた中辻喜久子さん(米原市宇賀野)のアドバイスでリハビリを兼ね、短歌を作るように。
 中辻さんは趣味のカメラで父との絆を深めた経験があり、「写真を生かせないものか」と歌のイメージに合わせた風景を撮影。短歌を筆入れし、コラボアートにした。
 向田さんの体調は次第に回復し、自力で歩行もできるようになり、作品も「写心空」として、2013年12月から、湖北8会場で展示された。
 しかし、昨年暮れ、施設が突然、閉鎖となり、2人は別れを余儀なくされた。
 途方に暮れていた向田さんは家族から、新聞への投稿を薦められるが「どうせ、出しても載らん」と落ち込むばかり。それを知った中辻さんから「結果を気にしてはダメ」「思いのままをぶつけては」などと励まされた。新聞に初めて投稿したところ、入選。コラボアートも再開するようになった。
◇   ◇
 たんぽぽが 雪の下から顔出して 麻痺が心を強くしたかも
 つきつめて 思えば思う 果てしなく リハビリ短歌 人の輪つなぐ
 さまざまな 事思い出す ありがとう 霊峰伊吹 我生きかえる
◇   ◇
 会場には総持寺のぼたんなどを背景にした新作12点を含む計34点を並べている。向田さんは「励ましで勇気をもらった。作品を観て、1人でも共感してもらえる人がいれば、嬉しい」と話し、中辻さんは「御縁に感謝したい」と語っている。
 午前8時半から午後5時、26日まで。月曜休館。無料。


2015年05月07日 16:04 |


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