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内保町の歴史や風習を網羅

11年かけ編さん、「今昔物語」を発行
 内保町自治会が地元の歴史や文化、風習などをまとめた郷土誌「ふるさと内保 今昔物語 縁」を発行した。「内保史を語る会」のメンバーのべ9人が11年がかりでまとめた435ページからなる大作で、町内全世帯に配布する。
 昭和40年ごろまで150戸ほどの集落だった内保町は近年の宅地開発で500戸を超えた。新住民や若者世代が知らない地元の歴史や伝統、風習を記録に残して後世に伝えるため、2003年に男性5人で語る会を発足させ、メンバーを入れ替えながら農政会館に保管されている資料をはじめ、社寺に伝わる古文書、地元の古老からの聴き取りなどで地道に調査を続けてきた。
 郷土誌は「古文書に見る内保」「神社仏閣」「戦争」「災害の記録」「人々の暮らし」など9章からなる。古墳時代から生活の営みがあったこと、少なくとも鎌倉時代から「内保」の名称が使われていたことなど同町の起源に関する資料をはじめ、新田開発や農政会館建設などの事業、姉川地震(明治42年)の被害の様子、昭和28年頃から行われていたタバコ栽培などの農業、オコナイや冠婚葬祭、内保で使われている方言などをまとめている。
 また、戦争記録の章では、太平洋戦争への出兵者や銃後を守った体験者の回想録を掲載。満洲事変から太平洋戦争終結までの15年間の内保町出身者の戦没者氏名も紹介している。
 語る会のメンバーの一人、西橋義仁さん(67)は「古文書の解読を専門家に依頼したり、漢文を高校教諭に読み解いてもらったり、苦労も多かった。住民の皆さんに読んでもらうことで、若い人と、昔から住んでいる人の縁を取り持つことができれば」と話している。
 A4判。600冊を発行し、市内9図書館や県立図書館に寄贈した。3000円(税込み)で販売も。問い合わせは農政会館☎(74)1091(不在の時あり)。


2015年01月31日 10:20 |


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