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野良猫から地域猫へ

正しいエサやり、繁殖抑制で
 旧長浜市内のある自治会内で野良猫が異常繁殖しているのを受け、県動物保護管理センター(湖南市)が「地域猫」作戦を行っている。エサを与えている人に「正しいエサやり」を指導し、不妊去勢する取り組みで、「地域と野良猫」の共生が注目される。
 自治会内では複数の住民がエサを与えたことで、野良猫がすみつくようになり、今では20頭近くにまで増えた。場所を選ばず糞尿をし、宅内に侵入。猫が食べ残したエサを求め、カラスやネズミなどが地域を荒らすようになり、苦情が相次いだ。
 自治会から相談を受けた同センターは近年、動物愛護の観点から進められている活動を実施することに。「地域猫」活動は地域に住み着いている野良猫を複数の住民たちの協力で世話し、管理。その一方で不妊去勢手術をして、数を増やさないようにする取り組み。
 同センターはチラシや看板でエサを与えている人を捜し、「エサを与えるな」とは言わず、正しいエサのやり方をアドバイス。今回の場合、不妊手術は同センターが無料で請け負っているが、その数は現在、限界を超えており、地域の要望に応えられない状況になっている。
 この取り組みは平成22年度から始められ、毎年、10〜15地域で行われているが、▽手術費や人件費がかさむ▽トイレの設置や糞尿の管理▽エサを与える人のモラルなど、問題点も多く、十分、浸透していない。
 同センターでは、野良猫が増える最大の要因は「飼い猫の放し飼いと不妊去勢をしていないこと」をあげ、「この取り組みを広く広報したいが、実施している所在地を明かすと、そこに猫を捨てに来る人が絶えず、ジレンマも多い」と嘆き、「野良猫を幸せにするためには住民の協力が不可欠」と訴えている。
 なお、同センターに収容される猫の数は平成16年以降、1600〜1900頭を推移し、ほぼ横ばい。


2014年02月28日 16:37 |


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