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浅井中に伝わった考古資料

田中礎氏のコレクション展始まる
 「八雲」と号して郷土史の研究に励んだ田中礎氏(1872〜1960年)が浅井中学校に寄贈した数々の考古資料を展示する企画展が13日、浅井歴史民俗資料館で始まった。
 田中氏は浅井郡上野村(現・長浜市上野町)出身で、田根村議や農業評議員などを歴任し、地元の神社の神主も務めた。「五先賢」(相応和尚、海北友松、小堀遠州、片桐且元、小野湖山)の顕彰活動など郷土史の研究にも取り組み、後年は収集した考古資料を「将来の郷土を担うのは浅井中学の生徒達であり、資料が郷土史研究に役立つならば」と浅井中に寄贈した。後に、浅井中では運動場整備にあたって生徒らが遺物の発掘作業に参加するなど、郷土史への関心が広まった。考古資料は約20年前に資料館に移管された。
 企画展では「中学校に伝えられた考古遺物」と題し、縄文、古墳、中世、近世の遺跡から出土した遺物など30点余りを展示している。
 木尾窯遺跡(古墳時代後期)から出土した「陶質人形」は須恵器などを飾りつける人形で、両手先と右足を欠損しているが踊っているように見える。
 内保遺跡(古墳時代後期)から出土した「子持勾玉」は、大型の勾玉を母体に小型の勾玉が取り付けられ、祭祀で首長や巫女が使用したと推測される。内保遺跡の範囲は浅井中を含み、生徒が参加した発掘作業でも校庭から多くの土器が出土している。
 入場料は大人300円、小中学生150円。午前9時から午後5時、3月23日まで。月曜休館。


2014年02月14日 15:43 |


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