滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



ナガサキアゲハ、長浜に

地球温暖化のバロメーター、発見
 長浜市が昨年行ったチョウの生態調査で、地球温暖化のバロメーターとされるナガサキアゲハが初めて見つかった。これまで市内での報告例はなく、北へ分布を広げていることがわかった。
 ナガサキアゲハは主に九州に生息する大型のアゲハチョウで、生物学者のシーボルト博士が長崎で採取して名前をつけた。元来、南方亜熱帯のチョウで、台風などの風に乗って迷い込み、九州にすみ着いたとみられる。分布域は、1940年代までは山口県西部や愛媛が北限だったが、50年代には広島と徳島に出現。80年代には大阪府北部の箕面市などでも観察され、95年には近畿各地に出没。最近では神奈川県で確認されている。
 ナガサキアゲハの北上は、地球温暖化に関係しているとの指摘も。日本全体の平均気温は20世紀の100年間で約1 ℃上昇し、ナガサキアゲハが生活できる範囲が北へと拡大。また、エサとなるミカンがガーデニングで栽培されるようになったのも要因とされる。
 今回の調査は昨年6〜7月、市内28校の小学生と市民からの情報を基にまとめられ、ナガサキアゲハは奥びわスポーツの森(早崎)、野鳥センター前(湖北町今西)、余呉町坂口の3カ所で確認されている。
 琵琶湖博物館の2011年までの調査で、ナガサキアゲハは長浜市内で捕獲、目撃されておらず、湖北野鳥センターの植田潤さんは「分布を北へ広げ続けているこのチョウの動向を見守る意味で貴重な記録となった」と話している。
 なお、チョウの調査マップは7日まで市役所本館ロビーに。以降、3月末まで湖北野鳥センターに展示する。


2014年02月05日 16:39 |


過去のニュース


しが彦根新聞
滋賀夕刊電子版
滋賀夕刊宅配版
滋賀夕刊デジタルトライアル
“新聞広告の資料請求、ご案内はこちらから"
 
長浜市
長浜市議会