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60年前の輝き取り戻す

高月小の大地球儀、修復が完了
 ヤンマーの創始者、山岡孫吉氏が60年前、地元高月小学校に寄贈した大地球儀の修復がこのほど完了。見事に往時の姿を取り戻した。同校は3月1日、午前9時半から、修復していたピアノと合わせて、お披露目会を開く。
 地球儀は昭和28年、ヨーロッパ視察の成果を地元の子どもたちに語るため、山岡氏が制作資金として同校に5万円を寄付。その資金を元に教員や保護者らが手作りで直径160㌢の大地球儀を完成させた。
 その後、帰国報告会や社会の授業で地球儀は使用されたが、いつしか体育館の隅に追いやられ、校舎の移転改築後も空き校舎で長年ホコリを被ったままに。
 この姿を見かねた住民有志が「高月小大地球儀修復実行委員会」(北村又郎委員長)を発足させ、募金活動を開始。昨年10月からの3カ月間で、ヤンマー、市民、同窓会、企業などから550万円の協賛金が集まった。
 約3カ月のリフォームでいびつに変形していた大地球儀は、ほぼ球形に。海の青さや当時の国名なども見事に復元された。このほか、山岡氏が昭和32年に寄贈したグランドピアノも修復。体育館ステージ前用のひな壇や拡大プリンター、お披露目会パンフレットなどを購入、作成した。
 お披露目会では鮮やかに蘇った大地球儀を披露。美濃部俊裕校長指揮による6年生の「宇宙戦艦ヤマト」合奏。同校OBで盲目のロックピアニスト・野村香介さんのピアノ開きなどで完成を祝う。
 北村委員長は「想像以上の募金が集まり、感謝している。住民こぞって協力してもらい、地域の小学校だということを実感した。大地球儀は地域づくりの核になったといえ、共助の精神を地元に育んでくれた」と述べている。


2014年02月25日 16:25 |


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