滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



2014年02月28日

野良猫から地域猫へ

正しいエサやり、繁殖抑制で
 旧長浜市内のある自治会内で野良猫が異常繁殖しているのを受け、県動物保護管理センター(湖南市)が「地域猫」作戦を行っている。エサを与えている人に「正しいエサやり」を指導し、不妊去勢する取り組みで、「地域と野良猫」の共生が注目される。
 自治会内では複数の住民がエサを与えたことで、野良猫がすみつくようになり、今では20頭近くにまで増えた。場所を選ばず糞尿をし、宅内に侵入。猫が食べ残したエサを求め、カラスやネズミなどが地域を荒らすようになり、苦情が相次いだ。
 自治会から相談を受けた同センターは近年、動物愛護の観点から進められている活動を実施することに。「地域猫」活動は地域に住み着いている野良猫を複数の住民たちの協力で世話し、管理。その一方で不妊去勢手術をして、数を増やさないようにする取り組み。
 同センターはチラシや看板でエサを与えている人を捜し、「エサを与えるな」とは言わず、正しいエサのやり方をアドバイス。今回の場合、不妊手術は同センターが無料で請け負っているが、その数は現在、限界を超えており、地域の要望に応えられない状況になっている。
 この取り組みは平成22年度から始められ、毎年、10〜15地域で行われているが、▽手術費や人件費がかさむ▽トイレの設置や糞尿の管理▽エサを与える人のモラルなど、問題点も多く、十分、浸透していない。
 同センターでは、野良猫が増える最大の要因は「飼い猫の放し飼いと不妊去勢をしていないこと」をあげ、「この取り組みを広く広報したいが、実施している所在地を明かすと、そこに猫を捨てに来る人が絶えず、ジレンマも多い」と嘆き、「野良猫を幸せにするためには住民の協力が不可欠」と訴えている。
 なお、同センターに収容される猫の数は平成16年以降、1600〜1900頭を推移し、ほぼ横ばい。


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2014年02月27日

水陸バス、湖上を走る

3月から長浜で定期運行
 日本水陸観光(大阪市)は3月2日から長浜で水陸両用バスの運行を始める。琵琶湖では車体後部のスクリューを回して湖上を走り、長浜の新しい観光名物として注目を集めそうだ。
 同社は2007年から大阪で水陸両用バスの運行を開始し、現在は日光、諏訪湖、ハウステンボスなどでも運行している。
 長浜では「びわ湖ダックツアー」として、全長約12㍍のバスで乗客40人を運ぶ。お旅所駐車場を発着点に長浜城前の湖岸道路を経て、長浜港から湖上に出る。陸上25分、湖上20分のツアーで、1日7便。大手門通りの黒壁インフォメーションセンターで受け付けし、料金は大人2800円、小人1800円、幼児500円。
 問い合わせはティアンドティ・コーポレーション℡(53)2255へ。


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2014年02月26日

何に使われていたのかな

七郷小の児童、ふるさと資料館で学習
 七郷小学校の3年生15人が26日、近くのふるさと文化資料館「萬蔵館」(高月町東物部)を訪れ、昔の生活を学んだ。
 同館は市内でも珍しい自治会が運営している資料館。明治34年築の旧家で、家主の転居により、空き家となっていたが、地元出身の会社社長が改装費を提供し、家屋や土地は自治会に寄贈された。
 1階は集会所で会議やオコナイ、子ども会などに利用。2階には住民から寄贈された養蚕や稲作の農道具や五右衛門風呂など生活用具を展示。屋号の「萬蔵」をとって、平成2年にオープンした。
 開設当初は多くの人が訪れたが、近年、来館者が少ないため、冬季は休館。4月からの日曜日のみ、開館している。
 この日は自治会長の野田光さんが講師となり、同館の歴史を語った後、「つるべ」「とうみ」「せんばこき」など古民具の名前と使い方を問題にした3択クイズで児童たちに昔の人たちの生活ぶりを教えていた。


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2014年02月25日

60年前の輝き取り戻す

高月小の大地球儀、修復が完了
 ヤンマーの創始者、山岡孫吉氏が60年前、地元高月小学校に寄贈した大地球儀の修復がこのほど完了。見事に往時の姿を取り戻した。同校は3月1日、午前9時半から、修復していたピアノと合わせて、お披露目会を開く。
 地球儀は昭和28年、ヨーロッパ視察の成果を地元の子どもたちに語るため、山岡氏が制作資金として同校に5万円を寄付。その資金を元に教員や保護者らが手作りで直径160㌢の大地球儀を完成させた。
 その後、帰国報告会や社会の授業で地球儀は使用されたが、いつしか体育館の隅に追いやられ、校舎の移転改築後も空き校舎で長年ホコリを被ったままに。
 この姿を見かねた住民有志が「高月小大地球儀修復実行委員会」(北村又郎委員長)を発足させ、募金活動を開始。昨年10月からの3カ月間で、ヤンマー、市民、同窓会、企業などから550万円の協賛金が集まった。
 約3カ月のリフォームでいびつに変形していた大地球儀は、ほぼ球形に。海の青さや当時の国名なども見事に復元された。このほか、山岡氏が昭和32年に寄贈したグランドピアノも修復。体育館ステージ前用のひな壇や拡大プリンター、お披露目会パンフレットなどを購入、作成した。
 お披露目会では鮮やかに蘇った大地球儀を披露。美濃部俊裕校長指揮による6年生の「宇宙戦艦ヤマト」合奏。同校OBで盲目のロックピアニスト・野村香介さんのピアノ開きなどで完成を祝う。
 北村委員長は「想像以上の募金が集まり、感謝している。住民こぞって協力してもらい、地域の小学校だということを実感した。大地球儀は地域づくりの核になったといえ、共助の精神を地元に育んでくれた」と述べている。


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2014年02月24日

藤井氏が大差で再選果たす

長浜市長選、投票率は大幅下落
 長浜市長選は23日投開票を迎え、無所属現職の藤井勇治氏(63)が3万2895票を獲得し再選を果たした。日本維新の会新人の石井幸子氏(50)は1万0885票で及ばなかった。当日の有権者数は9万5752人、投票者数は4万4313人。投票率は46・28%で前回より12・12ポイントも低下した。
 投票が締め切られた午後8時過ぎ、当選確実の速報が早々と流され、事務所に嘉田由紀子知事や県内各市の市長が祝福に駆けつけた。
 藤井氏は「市民の皆さんの力強いご支援に感謝する。地域振興、福祉、医療、防災、教育の充実など、2期目の市政は合併効果をあげ、市民の声をしっかり聞いて市政を運営したい」「皆が住んで良かった、住んで誇りを持てる長浜市をつくっていきたい」と抱負を語った。
 この20年間、長浜市長が1期4年ごとに交代するジンクスがあったが、「20年ぶりに悪い記録を打破できたのは市民のおかげ」と語った。
 嘉田由紀子知事が「12万都市の舵取りは大変だと思うが、2期目に市民が選んだことを知事として嬉しく思う。県もしっかり応援していきたい」と祝福すると、上野賢一郎衆院議員は「藤井市政の第2期目、ますますパワーアップして素晴らしいスタートを切ることを祈念する」、田島一成元衆院議員は「4年間しっかりと足跡を残して頑張ってこられた。だから不運なジンクスを乗り越えて勝利を勝ち取られた。これからの4年間、市民の声をしっかりと受け止め、公平公正な市政運営を」とあいさつした。
◇   ◇
 市長選は国政経験が豊富な現職の藤井氏に、石井氏が日本維新の会の公認を受けて挑戦する一騎打ちの構図だった。
 藤井氏は後援会をはじめとする組織を整え、国会議員、県議、市議らが支援。岸田文雄外務大臣が応援に駆けつけるなど、地方都市の首長選には例を見ない豪華な布陣で、人脈の広さを見せ付けた。
 2期目の新たなスタートに藤井氏は「しっかりと合併の効果を上げて、元気で活力ある長浜に全力投球したい」と抱負を語っている。
 元埼玉県杉戸町議の石井氏は維新の会の長浜市議との出会いを縁に、昨年、長浜に移り住み、市政刷新を訴え街頭演説を繰り返してきた。選挙では市長退職金1500万円の廃止、幼稚園、学校給食、中学校までの医療費などの無料化を訴え、女性目線の市政改革を訴えた。大差で敗れたものの、選挙から一夜明けた24日も朝から街頭に立って有権者に結果を報告。石井氏は「きょうからが新たなスタート。今の市政がこのまま続くのは困る。長浜の政治の状況を市民の皆さんにお伝えし、民度を上げる活動をしていきたい」と話している。


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2014年02月21日

伝統的工芸品産業大賞 橋本さん、準グランプリ

絹弦を継承、新商品で中国進出
 木之本町木之本、和楽器弦製造業「丸三ハシモト」社長の橋本英宗さん(39)は、伝統的工芸品産業振興協会の「伝統的工芸品産業大賞」の作り手部門準グランプリに選ばれた。
 同大賞は伝統産業の振興や活性化に功績のあった人を表彰しており、平成25年度は全国からグランプリ1人、準グランプリ4人、功労賞38人の計43人が受賞。
 橋本さんは明治41年から三味線や琴、琵琶などの弦を手がける同社4代目社長として就任。地場産の生糸を使い、伝統の独楽撚りによる楽器糸などを生産。大阪文楽などで活躍する一流のプロ演奏家から絶大な支持を受けている。
 また、近年は新商品で中国市場にも進出。現在、中国では民俗楽器の「古琴」がブームで、最高クラスの絹弦を開発するため、改良を重ね、現地の楽器職人や演奏家から高い評価を得ている。
 橋本さんは「伝統産業を継続し、残すのが私の使命。新たな販路を拡大できたのは後継者を育成した結果」と話している。授賞式は近く、県庁で行われる。


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2014年02月20日

子育てと地域振興重点に

米原市、26年度予算は13%増
 米原市は20日、平成26年度の当初予算案を発表。一般会計は骨格予算と新市長就任後の政策的経費を追加した前年度通年予算と比べると、13%(約21億8000万円)増の積極型予算となった。
 一般会計190億円、特別会計110億8000万円、公営企業会計(水道事業)21億5700万円を合わせると322億4000円。総額でも8・6%(23億7700万円)、2年ぶりの増。
 平尾道雄市長、再選後初となる通年予算は、子育てと地域密着政策を重点項目にあげ、市内全小中学校のエアコン、認定こども園の整備や中学生までの通院医療費無料化、市民協働センター設置、地域担当職員制度導入、市道整備、自治会の意見を反映した防災対策などを盛り込んでいる。
 歳入では企業の業績回復による法人市民税の増収で市税1億3000万円(2・1%)増の61億円を見込むほか、普通・特別交付税を合わせた地方交付税55億円を予算化している。
 歳出では全小学校のエアコン整備、春照小と大東中のバリアフリー化、おうみ・かなん両認定子ども園整備のほか、獣害対策、除雪などが増額されている。主な新規事業は次のとおり。
 ▽小中学生通院医療費無料化(4100万円)=市内、近隣市町の医療機関で無料受診できる。入院も従来どおり無料。市内の児童生徒数は3400人。
 ▽米原駅東口にぎわい創出事業(1500万円)=市有地を活用し、ふるさとフェア、まいばらマルシェ、農林水産まつりなどを開催。  
 ▽伊吹山麓道路整備(1000万円)=森林資源保全や観光集客のため、林道を整備。
 ▽スマートインターチェンジ調査(460万円)=伊吹パーキングエリアでの実現を目指し、交通量などを調査。


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2014年02月19日

伊香郡の自然災害

江北図書館、惨状と復興の記録
 木之本町木之本、江北図書館で18日から、旧伊香郡の自然災害の惨状と復興の記録を並べた企画展が始まった。
 旧伊香郡では明治から大正にかけて、豪雪や干ばつ、地震による被害が発生したが、中でも人々が苦しめられたのは水害だった。
 明治29年9月の豪雨では、高時川や余呉川などが氾濫し、死者2人、流出家屋37棟、全壊25棟、床上浸水1262棟の被害が出た。中でも天井川の高時川周辺は200カ所以上の橋梁が崩落し、500反余りの田畑が浸水した。
 企画展では同館が所蔵する約450の伊香郡役所の資料の中から、明治28、29年、大正10年の水害報告や大正12年、関東大震災での被災者への支援活動などを記録した8点を並べている。いずれも初公開。
 「辛酉災害録」は大正12年9月の風水害の記録。高時川が決壊し、柏原、渡岸寺、落川、高月では小舟を浮かべ、食料を配給した。
 「罹災避難者慰安事業開始報告」(大正12年)は関東大震災の1週間後、余呉村青年団と呉江処女会は北陸線中之郷駅で被災者に、茶や菓子を配ったことを記している。
 午前9時半から午後5時、3月23日まで。月曜と第1、3日曜休館。無料。


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2014年02月18日

入場者10万人を突破

ヤンマーミュージアム
 ヤンマーミュージアム(三和町)の入場者が昨年3月のオープン以来10万人を突破した。
 10万人目となったのは長岡京市から訪れた浅田庄一郎さん(38)の家族4人。「ヤンマーミュージアムは初めて。ホームページを見て、子どもにいろいろな体験をさせたい」と訪れた。ミュージアムから貯金箱やキーホルダーなどの記念品が贈られた。
 ミュージアムは同社の創業100周年を記念して開設され、小型ディーゼルエンジンをはじめ同社の製品を展示、体験できる。長浜の新たな観光スポットとしてファミリー層の人気を集めている。
 なお、ミュージアムではオープン1周年を記念して、来月15日に新しく「研究開発ゾーン」を設ける予定。


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2014年02月17日

継続か刷新か、市長選告示

現職藤井氏に維新石井氏が挑戦
 長浜市長選は16日告示され、日本維新の会公認の新人・石井幸子氏(50)と、無所属現職の藤井勇治氏(63)=自民、公明、民主、みんな推薦=が立候補。23日の投票日に向けて舌戦を開始した。
 政党など各種団体から支援を受けて盤石の態勢を整えた藤井候補が、元地方議員の石井候補を迎え撃つ構図。双方の議論が噛み合う争点が存在せず、市民の関心は低いが、4年間の藤井市政に対する評価が問われることになる。


「長浜丸は沈没寸前」石井陣営、改革断行訴える
 石井陣営は神照町の事務所前で約200人の支持者を前に出陣式を行い、維新の会の国会議員らが応援に駆けつけた。
 石井候補は「市長1期4年の退職金1500万円を即座に廃止し、市役所の無駄を省き、民間に任せられることは民間に任せる。公務員制度改革をする。天下り根絶する」と改革を訴えたうえ、「藤井さんには改革できない。しがらみがあるからだ」と断じた。「長浜市を船に例えると、長浜丸は船底に大きな穴が開き、浸水して沈没寸前」「改革して穴を塞ぎ、将来という目的地へたどりつくように一緒に船をこいでください」と支持者に呼びかけ、「長浜市の抱える権限とお金を一部の人が握っている。これを市民の手に取り戻し、市民に再分配する」と決意を語った。
 応援に駆けつけた東徹参院議員は「維新の精神をしっかり持つ石井候補を市長に当選させて欲しい」、杉田水脈衆院議員は「硬直した市役所のシステムを変えていかなければ」「しっかりと物事を進めるには女性の力も必要」と訴えた。
 岩永裕貴衆院議員は「なんで埼玉から、なんで長浜なんやという厳しい声も頂いたが、ようやくスタートラインに立てた」と振り返り、「現市長の事務所の中には各業界の推薦状が壁一面に張ってある。維新の会はそうした推薦状を頂かずに選挙する」と語り、「責任ある改革を断行しなければならない」と訴えた。


「次の4年間で花開く」藤井陣営、市政継続が合言葉
 藤井陣営は八幡中山町と高月町唐川の2会場で出陣式。会場に詰め掛けた支持者を前に、藤井候補はこの4年間の実績と、福祉や教育などを軸とした公約を訴えた。
 八幡中山町の選挙事務所には国会議員や県議、県内の首長、市議ら約500人が出席。藤井候補は市政運営を草花の栽培に例え「市長就任後、種を蒔き、水を与え、太陽を浴びせ、育ててきた。施策が実り、次の4年間で花開くという大事な時期に来た」と語り、「選挙マニフェストには8つの政策、66の項目を盛り込んでおり、ひとつひとつ丁寧に仕上げてゆきたい。福祉の充実、教育の充実、若者の定住化などを目指し、長浜に住んで良かったといえるようにしたい。みんなが幸せになるよう、1週間、先頭を切って全力で頑張りたい」と決意を語った。
 高橋政之総括責任者は「相手は維新の会。選挙は水もので、風が吹けば苦境に陥る。しっかりやってゆきたい」とあいさつした。
 応援に駆けつけた政治家らは「継続の市政で、大勝利を」(上野賢一郎衆院議員)、「確かな選択を」(有村治子参院議員)、「基盤はできた。次の1期は仕上げ」(土田良夫市議会議長)などと藤井候補の必勝を訴えた。一方、冨士谷英正県市長会会長(近江八幡市長)は「軍艦と田舟の戦いだが、軍艦が撃沈される時もある」などと、楽観論を引き締めた。


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2014年02月15日

個性光る手芸作品展

長浜南中家庭部、長浜図書館で
 長浜南中家庭部(桐山世奈部長、部員28人)の作品展が15日から長浜図書館で始まった。
 週4日、放課後に被服室に集まって手芸を楽しんでいるが、作品発表の機会がないことから、図書館の協力で初めて展示することになった。
 部員13人が動物のぬいぐるみや、刺繍の壁飾り、ペンケースなど約50点を展示している。ノートの隅に落書きしたウサギを羊毛フェルトで可愛らしいぬいぐるみに仕上げた西居知宥さん(1年)は「これから種類を増やして、友達にもプレゼントしたい」と語り、内藤帆南さん(1年)は母親にプレゼントするペン入れを約1週間かけて作った。
 部長の桐山さんは「自分の好きな物を作れるのが手芸の面白さ。みんなの個性がにじみ出ているところを見てもらえれば」と話している。展示は3月3日まで。木曜休館。


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2014年02月14日

浅井中に伝わった考古資料

田中礎氏のコレクション展始まる
 「八雲」と号して郷土史の研究に励んだ田中礎氏(1872〜1960年)が浅井中学校に寄贈した数々の考古資料を展示する企画展が13日、浅井歴史民俗資料館で始まった。
 田中氏は浅井郡上野村(現・長浜市上野町)出身で、田根村議や農業評議員などを歴任し、地元の神社の神主も務めた。「五先賢」(相応和尚、海北友松、小堀遠州、片桐且元、小野湖山)の顕彰活動など郷土史の研究にも取り組み、後年は収集した考古資料を「将来の郷土を担うのは浅井中学の生徒達であり、資料が郷土史研究に役立つならば」と浅井中に寄贈した。後に、浅井中では運動場整備にあたって生徒らが遺物の発掘作業に参加するなど、郷土史への関心が広まった。考古資料は約20年前に資料館に移管された。
 企画展では「中学校に伝えられた考古遺物」と題し、縄文、古墳、中世、近世の遺跡から出土した遺物など30点余りを展示している。
 木尾窯遺跡(古墳時代後期)から出土した「陶質人形」は須恵器などを飾りつける人形で、両手先と右足を欠損しているが踊っているように見える。
 内保遺跡(古墳時代後期)から出土した「子持勾玉」は、大型の勾玉を母体に小型の勾玉が取り付けられ、祭祀で首長や巫女が使用したと推測される。内保遺跡の範囲は浅井中を含み、生徒が参加した発掘作業でも校庭から多くの土器が出土している。
 入場料は大人300円、小中学生150円。午前9時から午後5時、3月23日まで。月曜休館。


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2014年02月13日

長浜市長選、公約集揃う

16日告示、藤井・石井両陣営
 長浜市長選の告示を16日に控え、立候補を表明している現職・藤井勇治氏(63)、新人・石井幸子氏(50)の両陣営はマニフェスト(公約集)を公表した。

暮らしを守り、伸ばす66項目
 藤井氏は「長浜市政継続は未来への力」とのタイトルで66項目の公約を掲げた。
 地域振興政策では、JR長浜駅周辺の整備、小谷城スマートインターチェンジを活用したまちづくり、北部地域の「音楽・芸術のまち」としてのブランド化、市民活動をサポートする「中間支援センター」の設置などを訴えている。
 教育分野では「子育て憲章」の策定、英語教育や郷土愛を育む教育の推進、バイオ大と小中学校の連携、小中学校トイレの様式化などを、エネルギー分野では太陽光や小水力など再生可能エネルギー量を2020年までに現在の5倍とすることを掲げた。
 少子化・子育て対策は、市長をトップとする「対策本部」を立ち上げて、結婚、出産、養育、教育をサポートする。スポーツ関連では豊公園のテニスコート整備、北部地域での総合体育館の整備をあげた。行革については、この4年間で借金160億円を返済し、職員103人を削減したことを報告し、引き続き行政の合理化を図るとした。
 このほか、長浜曳山まつりのユネスコ無形文化遺産登録を目指す。過疎・高齢化により市街地でも目立っている空き家については、市民向けの相談窓口を設置するとともに、空き家対策条例を設ける。
 巻末では自治大臣秘書官、自民党幹事長政策秘書、衆議院議員などの経歴を紹介し、「国政での豊富な政治や行政の経験と、培った多くの人脈を活かして湖北の発展の為に全力投球中」と説明している。

5つの無料化、「男勝り」の行革
 石井氏は「長浜『幸せ生活』ぷろじぇくと」と題し、「今までのお役所のあり方を変えて、女性目線と男勝りな改革」を訴えている。
 公約の目玉に「生活を助ける5つの無料化ぷろじぇくと」を掲げ、▽公立幼稚園の月額費用▽中学校までの医療費▽学校の給食費▽有料ごみ袋▽公民館の使用料—を無料にすると宣言。「まずは、財源確保のために約1500万円の市長退職金を即廃止」としている。
 観光分野では、市全体を歴史テーマパークにして観光客を引き込み、観光客受け入れのため、大型駐車場整備、巡回バス整備、国道拡幅に取り組む。
 農業分野では大規模経営化の促進、アジアへの農産物の販路拡大を掲げ、市職員の農作業への従事を義務付ける。
 行革関連では外郭団体全廃、天下りの根絶、実力主義の人事評価、専門職の採用強化、北部振興局など支所への権限・予算移譲、民間支所長の採用を掲げ、財政健全化のため、補助金・交付金の見直し、指定管理者制度の積極活用を訴えている。
 脱原発を進めるために、ダム建設の再検討、水力発電などの自然エネルギー産業の育成を掲げた。教育分野では「公立学校に有名学習塾並みの学習環境を整える」とし、土日や放課後の授業・補講を設ける。
 巻末では「地方議員を経験した地方自治のプロフェッショナル」と紹介し、尊敬する政治家として「鉄の女」と称されるマーガレット・サッチャー元英国首相を取り上げている。


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2014年02月12日

英王室から返礼の手紙

長浜の事業所、ひこにゃん贈り
 透明プラスチックケースの製造を手掛ける西上坂町の「開伸」の従業員が昨年、イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃の間に誕生したジョージ王子に、ひこにゃんのぬいぐるみを贈ったところ、先日、王室からお礼の手紙が届いた。
 同社は昨年9月、「妃殿下、王子ともにお元気と海を越えて聞き及び、大変嬉しく思っております」との手紙に、「日本では有名なキャラクター」としてひこにゃんを添えて送った。手紙には「外装のパッケージは私たちの会社で作ったものです」と記していた。
 今月、英王室から届いた手紙は侍女の執筆で「お祝いのお手紙をいただき、ありがとうございます。ねこのぬいぐるみの贈り物を添えてくださったご親切にも、御礼申し上げます」と記されていた。
 同社の橋本久司さん(41)は「まさか返事が来るとは思わず、従業員一同、感激しています。今後も、おめでたいことがあれば、日本を代表するひこにゃんを贈りたい」と話している。


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2014年02月10日

災害時、宿泊や福祉用具を提供

事業者が長浜市と協定交わす
 大規模災害発生時に高齢者や障害者、乳幼児、妊産婦など避難所での集団生活が難しい市民を受け入れるため、長浜旅館組合、奥びわ湖宿の会は10日、長浜市と宿泊施設の提供に関する協定を結んだ。さらに、応急的に福祉用具を供給するため、湖北地域の12事業者も市と協定を結んだ。
 宿泊施設の協定は、長浜旅館組合の18事業所、奥びわ湖宿の会9事業所が結んだ。多くの市民が避難生活を余儀なくされる場合、乳幼児や障害者ら集団生活が困難な市民の避難先として、宿泊、食事、風呂のサービスを提供する。必要経費は市が負担する。
 福祉用具の協定は、湖北地域介護サービス事業者協議会の12事業者が結んだ。避難先で、要援護者の支援に欠かせない紙おむつ、車椅子、簡易トイレ、歩行器などの福祉用具を安定供給する。経費については市が負担する。
 阪神・淡路大震災や東日本大震災では、被災者の避難先での集団生活で、妊産婦や乳幼児、高齢者、障害者への配慮が課題となっていた。
 この日の調印式では、長浜旅館組合の岸本一郎組合長、奥びわ湖宿の会の大橋 延行代表、湖北地域介護サービス事業者協議会福祉用具部会・松林耕造会長の3者が藤井勇治市長と協定書を交わした。


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2014年02月07日

次世代へ繋ぎたい農村文化

元農高教諭が「楽楽ファーム」設立
 長浜農業高校の元教諭・福永善吾さん(60)=新庄馬場町=が、高齢者の生きがいづくり、若者への農村文化の継承を目指し、町内に一般社団法人「ばんば楽楽ファーム」を設立。今月は味噌作りのワークショップを開き、日本の伝統食の継承に取り組んでいる。
 福永さんは昨年3月末に農高を定年退職したのを機に、地元の仲間とファームを設立した。里山の荒廃や農村文化の衰退に胸を痛め、「田んぼが荒廃すると集落が衰える。田んぼの文化を次世代に残さなければ」との思いからだった。
 ファームでは水稲や野菜の苗を栽培する育苗事業、農園を貸し出す市民農園事業、農業や農産物の加工を体験してもらう農村体験事業を三本柱に、準備を進めている。
 今月は4日から4日間の日程で味噌作りのワークショップを開き、子連れの2家族に指導。地元産のコシヒカリと大豆を材料に、麹作りから取り組み、温度管理の大切さなどを教えた。今後も、ファームで収穫した野菜で、トマトソース作り、野菜スープ作りなどのワークショップを企画する。
 福永さんは「次世代に農村文化を伝えるには、高齢者の皆さんにも、スポーツで健康を維持するように、生きがいづくりのために農業を活用してもらいたい」と話し、事業への参加や協力を呼びかけている。なお、ファームでは市民農園1区画100平方㍍を年間5万円で貸し出している。苗や資材の準備不要で、技術指導もある。企業の社員研修や地域活動の受け入れも。問い合わせはファーム℡090(5090)3636へ。


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2014年02月06日

2年連続、関西大会へ

ドッジボール、七郷エンジェルス
 ドッジボールチーム「七郷エンジェルス」(吉内誠二監督)は2日、湖南市で開かれた春の全国小学生選手権県大会で優勝。3月2日から和歌山で開かれる関西大会に2年連続出場する。
 チームは七郷、高月両小の児童21人がメンバー。小粒ながら6年生6人を中心にまとまっており、県大会では底力を発揮。参加9チームの中で1位となり、春夏通算5度目の優勝。2年連続で関西大会の出場を決めた。
 吉内監督は「目標はベスト4以上」と話し、キャプテンの新木輝馬君(七郷小6)は「関西大会に出られないチームのためにも、最初から思いっきり戦いたい」と意気込んでいる。なお、関西大会は和歌山県立橋本体育館で。上位4チームが全国大会に出場できる。


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2014年02月05日

ナガサキアゲハ、長浜に

地球温暖化のバロメーター、発見
 長浜市が昨年行ったチョウの生態調査で、地球温暖化のバロメーターとされるナガサキアゲハが初めて見つかった。これまで市内での報告例はなく、北へ分布を広げていることがわかった。
 ナガサキアゲハは主に九州に生息する大型のアゲハチョウで、生物学者のシーボルト博士が長崎で採取して名前をつけた。元来、南方亜熱帯のチョウで、台風などの風に乗って迷い込み、九州にすみ着いたとみられる。分布域は、1940年代までは山口県西部や愛媛が北限だったが、50年代には広島と徳島に出現。80年代には大阪府北部の箕面市などでも観察され、95年には近畿各地に出没。最近では神奈川県で確認されている。
 ナガサキアゲハの北上は、地球温暖化に関係しているとの指摘も。日本全体の平均気温は20世紀の100年間で約1 ℃上昇し、ナガサキアゲハが生活できる範囲が北へと拡大。また、エサとなるミカンがガーデニングで栽培されるようになったのも要因とされる。
 今回の調査は昨年6〜7月、市内28校の小学生と市民からの情報を基にまとめられ、ナガサキアゲハは奥びわスポーツの森(早崎)、野鳥センター前(湖北町今西)、余呉町坂口の3カ所で確認されている。
 琵琶湖博物館の2011年までの調査で、ナガサキアゲハは長浜市内で捕獲、目撃されておらず、湖北野鳥センターの植田潤さんは「分布を北へ広げ続けているこのチョウの動向を見守る意味で貴重な記録となった」と話している。
 なお、チョウの調査マップは7日まで市役所本館ロビーに。以降、3月末まで湖北野鳥センターに展示する。


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2014年02月04日

笑いと涙誘う大衆演劇

市川ひと丸劇団、長浜公演が開幕
 笑いと涙を誘う大衆演劇「市川ひと丸劇団」の公演が国民宿舎「豊公荘」で始まり、人気を集めている。
 劇団はユニークな座長の人柄があふれる芸風が人気の的。2枚目と3枚目を巧みに使い分け、「子持ちやくざ」など人情芝居ではクライマックスで子役が魅せる。舞踊ショーとの2本立てで、ショーはテンポのある組舞踊が好評。
 同劇団の来浜は3年目。今年は1日1回限りの公演にし、毎週水曜には特別公演を行うなど内容を充実。回を追うごとにファンが増えており、市川座長は「たっぷり時間をとり、毎日、演目を変えて全力投球で頑張っている。ぜひ、観に来て欲しい」と話している。
 午後1時半から3時半(特別公演は4時)。27日まで。料金は1500円(特別公演は300円増)。20日休演。25日の特別公演は通常料金で観覧できる。10日までの演目は次のとおり。
 ▽5日=特別公演・情恋地獄▽6日=大阪喜八▽7日=吉五郎ざんげ▽8日=男の情話▽9日=長崎物語▽10日=おけさがらす。


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2014年02月03日

湖北に「撮り鉄」集結

SL北びわこ号、今年度最後の勇姿
 SL北びわこ号の運行が2日、湖北路であり、多くの鉄道ファンが沿線を取り巻いた。「ポニー」の愛称で親しまれるC56形蒸気機関車は米原〜木ノ本駅まで、汽笛を響かせながら白い煙を吐き、力強く走った。
 JR西日本では1年間に13回の運行を計画し、シーズンごとに振り分けているが、2月は1回のみで、今年度はこれが最後。1月末時点で乗車券は完売し、北陸線の沿線には多くの「撮り鉄」と呼ばれる鉄道撮影マニアが集結した=写真=。
 撮影スポットとなっている大井町の姉川堤防には大阪、三重、京都、名古屋などから来た約30人が、三脚を構え、カメラでSLの勇姿を写真に納めていた。


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2014年02月01日

1000匹も、爆釣モード突入

余呉湖のワカサギ釣り、シーズン到来
 余呉湖の冬の風物詩、ワカサギ釣りが「爆釣モード」に入っており、連日、1000匹以上を釣り上げる人が出ている。
 余呉湖漁業組合では余呉湖ビジターセンター近くに「川並桟橋」、余呉湖観光館近くに「江土桟橋」を設け、釣り場を提供している。
 昨年12月10日ごろから、江土桟橋が好調で、連日、数百から1000匹余りを釣る人が続出。「入れ食い」「鈴なり」に釣れる時もあり、中には2000匹の釣果も。魚のサイズも大きく11〜12㌢程度。天候や時合いに左右されることなく、コンスタントに釣れているという。
 噂を聞きつけた京都や名古屋、岐阜などから釣り人が大挙し、31日には約100人が収容できる桟橋は足の踏み場もないほど。前日から車中で泊まり込み、午前6時の開門を待って、釣り場を確保する人も。
 同漁協によると、江土桟橋で長期間、大量に釣れているのは10年ぶり。「釣果は手返しの良さで決まる。今後は川並桟橋でも釣れるのでは」と話している。
 営業時間は午前6時から午後5時、3月末まで無休。遊漁料は大人1300円、小中生800円。釣り道具やエサの販売あり。問い合わせは余呉湖漁協℡(86)3033へ。


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