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趣味の革細工を商売に

元ホテルマンの水上潤一さん
 相撲町の水上潤一さん(39)=写真=は趣味の革細工に没頭するあまり、脱サラして工房「ブラン・クチュール」を立ち上げた。革本来の自然な風合いを生かした素朴なデザインの作品が、インターネットのショッピングサイトで人気を集めている。
 水上さんは大学卒業後、市内でホテルマンとして勤務していた。愛用していた皮製コインケースが壊れ、似た製品を探していた際にレザークラフト雑誌の付録に目が付いた。自作したところ「作る面白さ」に目覚め、以来、雑誌など参考に独学で革製品を手作りしてきた。制作から半年、インターネットのオークションサイトで作品が初めて売れ、「いちから作ったものが、価値のあるものとして売れ、とても面白かった」と、作って売る楽しさに魅了された。
 36歳でホテルを辞め、革製品の製造・販売に打ち込むことを決意。妻に反対されたが、「せめて半年だけでも」と押し切り、自宅で製品作りに没頭した。夜間アルバイトで生計を立てる苦しい時期もあったが、インターネットでの受注が軌道に乗り、1年半前、八幡中山町に工房兼店舗をオープンさせた。
 水上さんの作る革製品のコンセプトは「フレンチナチュラル」。植物に含まれるタンニンでなめした「ヌメ革」を使用し、華美な飾り気のないデザインと自然の色合いが特徴。財布、名刺入れ、キーホルダーなどを手作りし、一番人気は手帳カバー。しおり、ベルト、ペンホルダー、名入れなど、パーツをオーダーメイドできるのが魅力で、この時期は相次ぐ受注に、アルバイト5人を雇っての忙しい毎日を送っている。
 水上さんは「ほとんど独学なので、職人と言えるような立場ではないが、持っていれば幸せを感じられるような製品を作り続けたい」と話している。「ブラン・クチュール」八幡中山町361℡(50)1559。


2014年01月31日 15:59 |


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