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日の目を見た貨幣たち

からくりタンスから「奇跡的」発見、曳山博物館で企画展
 元浜町の湖北観光情報センターの「からくりタンス」から見つかった小判など約100枚の貨幣を展示した企画展が27日から曳山博物館で始まった。保存状態も良く同館は「バラエティーに富んだ貨幣が今、このような姿で見られるのは奇跡的」と絶賛している。
 同センターは、江戸時代に油問屋を営んでいた旧家を長浜市が改修して活用している。
 土蔵をギャラリーに改装するため、市職員が昨年10月、2階にあったタンスを移動のため傾けたところ、中から物音がするのに気付いた。扉を開けると、タンスの床板が外れ、隠れたつまみを引き上げると、下部の仕切り板が動き、最下部に隠し戸棚があることがわかった。中には桐箱2個が入っており、紙に包まれた小判などが大量に保管されていた。
 いずれも江戸初期から明治初期までの貨幣で、純度86%の慶長小判や正徳小判をはじめ、武田氏が作った甲州一分金などを分包。市によると時価1800〜2000万円相当とみられる。
 同館では「この旧家は油問屋の傍ら、金融業をしていたため、珍しい貨幣が集まった。また、江戸から明治にかけ、貨幣から紙幣への移行期だったため、貴重なコレクションとして、収集家だった家主が、からくりタンスの中に隠したのでは」などと推測している。
 蔵はたびたび土蔵荒らしに遭ったとされ、市が平成12年に寄託を受けた際にも資料を整理したが、この貨幣の存在はわからなかった。中島誠一館長は「これだけの貨幣が今まで残っていたのは奇跡的。時代背景などがわかり、長浜の歴史を物語っているようだ」と話している。
 貨幣展は黒田官兵衛博覧会に合わせ、12月28日まで展示。会期中、展示替えも。入館料は大人600円。


2014年01月27日 16:28 |


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