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指先で表現する無限の色

チョークアート作家・谷田由紀子さん
 黒いボードに、パステル塗料を指で塗りこみ、果物や動物を丁寧に描く。その鮮やかな色合いが背景の黒色によって強調される—。オーストラリア発祥の「チョークアート」に魅せられた女性が独学で技術を磨いている。
 元浜町のカフェ「ビビ・アンド・ジャム」を経営する谷田由紀子さん(37)は「Yuki Tanida」のアーティスト名で、結婚式場に飾る新郎・新婦の似顔絵入りのウエルカムボードをはじめ、飲食店の看板、メニューボードなどを依頼に応じて作っている。アート・イン・ナガハマなどのイベントにも参加し、実演や講習会を交えて、その魅力を発信している。
 チョークアートはレストランやカフェの黒板に、料理や食材のイラストを立体的に色鮮やかに描くことで知られる。チョークは使わず、「オイルパステル」と呼ばれる画材を用いる。
 幼少から絵を描くのが好きだった谷田さんだが、奈良芸術短大卒業後、父の経営する工務店で設計を担当し、25歳で自宅の一部を改修してカフェを始めた。6年ほど前、テレビ番組で紹介されたチョークアート作家・熊沢加奈子さんの作品にひと目惚れし、インターネットで材料を買い集めた。「テレビを見てから1週間後にはチョークアートに挑戦していました。以来、我流で描き続けてきました」と振り返る。
 下絵を描いた黒板にオイルパステルを塗り、指先でさするように色を馴染ませてゆく。使用するオイルパステルは96色しかないが、混ぜ合わせることで無限に表現できるという。「色を塗りだしたら面白いので止まらない。気付いたら徹夜、ということもあります」と語る谷田さん。今年の夢について「アトリエで作るのではなく、レストランの黒板など体全体を使うような大きな作品に挑戦したい」と語っている。


2014年01月21日 16:29 |


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