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条例より河川改修が先

県の治水案説明会で批判続出
 県が制定を進める流域治水条例案の説明会が1日夜、虎姫文化ホールで開かれた。嘉田由紀子知事らが住民に理解を求めたが、参加者からは「条例制定より河川改修を優先すべし」など批判の声が相次いだ。
 条例案は浸水危険区域で、土地のかさ上げなど浸水対策をせずに新改築するのを禁じ、罰則を盛り込んでいる。虎姫地域には約800戸がこのエリアに該当。この日は130人の参加者に、知事や県の担当者が地域の浸水のリスクや条例案の概要などを説明した。
 浸水危険区域で、自宅で緊急避難できるよう2階を3㍍以上の高さにするよう求めているが、現在、想定地域内で、基準外の家は数軒しかない、と説明。治水対策では、高時川堤防の改修や川底の浚渫、田川カルバートをもう1本増やす計画があることなどを明らかにし、理解を求めた。
 しかし、参加者からは「地元への説明が後回し」「条例制定より河川改修を先に」「丹生ダム建設を待っていては遅い」「危険区域に指定されたら、子や孫が帰って来なくなる」などと反発の意見ばかり。
 知事や県は「丹生ダムは年明け、方向性が示される。国の方針を踏まえ、高時川の治水計画を策定したい」などと答えた。
 全会一致で条例案の再考を求めている長浜市議会の土田良夫議長は「このような状況では地域住民の同意は到底得られない」とし、話し合いが平行線で終わったため、山内健次元虎姫町長は「もう一度、知事を招いて議論し、認識を深めたい」と述べた。
 説明会後、知事は条例制定と危険区域の指定を切り離して、考えていることを示唆し、今議会への条例提案については「広く住民の声を聞いてから」と述べるにとどめた。


2013年12月02日 17:12 |


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