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天野川にカムバック!

米原市でビワマスが遡上開始
 米原市岩脇の天野川で近年見られなかったビワマスの遡上が始まった。試験的に設置した簡易魚道が功を奏しており、市の担当者は「大成功」と喜んでいる。
 同市では2年前から市民らと天野川にビワマスを呼び戻す「遡上プロジェクト」を進めており、遡上しやすいよう簡易魚道を設置。ペットボトルによる冷蔵庫ふ化実験や稚魚の放流などを行っている。
 ビワマスはサケ科の琵琶湖固有種で、最大級は体長60㌢、重さ2㌔を超える。普段は琵琶湖の深層部におり、3〜5年で成魚となり、生まれた河川に戻って産卵。大雨の日に群れをなして遡上するため、アメノウオ(雨の魚)とも呼ばれる。
 同川には県漁連により年間約8万匹の稚魚が放流されており、かつてはビワマスが大量に遡上していたが、川の水を引いたり、流れを緩やかにする堤防(えん堤)が数カ所設けられたことで、上流に戻ることができなくなっていた。
 県や市は産卵の目標地点である丹生川との合流地点までに計5カ所の魚道を設置した。魚道はえん堤の脇に階段状の人工水たまりを作り、魚の遡上をアシストしている。
 台風26号の影響で17日、水かさが増して、ビワマスの遡上が一気に始まり、岩脇の魚道では、この日の午前中だけで約30匹の成魚が遡上するのが確認できた。
 成果は11月23日に開かれるシンポジウムで報告される。


2013年10月18日 16:17 |


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