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完成!3メートルの仁王像

仏師・中川さんが4年半かけ
 米原市西山の仏師・中川大幹さん(62)がこのほど、4年半の歳月をかけ、木彫りの巨大仁王像を完成させた。
 中川さんは23歳の時、京都の大仏師・松久朋琳・宗琳親子に弟子入りし、独立後は神戸市、海泉寺の十一面観音を皮切りに、京都壬生寺の圓覚十萬上人座像や光覚寺(長浜市榎木町)の阿弥陀如来像などを制作。2009年4月、かつて本尊の大日如来を製作した東広島市西条町の寺院「龍玄精舎」から仁王像の依頼があった。
 依頼の仁王像は身の丈8尺(2・4㍍)、台座も含めると3㍍の大きさ。口を開けて、息を吐き出す「阿形」と、怒りを内に秘めた表情の「吽形」の2体で一対。
 制作は図面の作成から始まり、「立体設計図」ともいえる原寸の3分の1の粘土像を作りから始まり、これをベースに木製ひな形(原形)を作る。
 実像はこれを3倍に拡大。木曽ヒノキ4〜5寸(12〜15㌢)の角材50本を圧着した「寄せ木」に大胆かつ繊細にノミを入れる。部位の比率、飾りの約束事を忠実に守りながら、血管の1本1本まで再現。仕上げには一切、サンドペーパーを使っていないが、ノミの跡が浮かび、艶やかな木肌。首や手の装飾品や所持品には金箔を施し、玉眼には長浜、黒壁の吹きガラスを込め、にらみをきかしている。
 中川さんは「鎌倉時代の技法を受け継ぎながら、門番として山門に置かれることをイメージし、全体のバランスを考えた。地元の人にも間近にふれてもらい、この迫力を感じてもらえたら」と話している。
 現地への納入は来年3月6日。開眼法要は4月6日。グリーンパーク山東内「伊吹の見える美術館」で10月9日から20日まで一般公開する。午前9時から午後5時、無料。


2013年09月26日 17:08 |


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