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ボランティアで修繕、清掃

「思い出」の旧余呉小学校講堂を
 築86年を経過し、8年前から使われていない旧余呉小学校講堂(余呉町下余呉)で21日、地元ボランティアによる清掃活動が行われた。
 講堂は1927年(昭和2年)に建築された木造で、2005年の町内3小学校(片岡、余呉、丹生)の統合以来、遊休施設となっている。
 旧余呉町は09年、施設のアイデアコンペで、「湖北木造ネットワーク構想」などを計画したが、地域の実情とかい離していたことや長浜市との合併で実現には至らなかった。
 合併後、長浜市では講堂で田舎に住みたい人の「移住交流フェスタ」や若者向けの「サマーミュージックスクール」などを開催してきたが、どれも一時使用に過ぎず、長年、使っていないため、傷みが目立ち始め、屋根のひさしが折れ、雨漏りし、床や壁も腐食していた。
 これを見かねた横山義淳さんと武友紀男さんが約1カ月半かけ、床板を張り替え。作業を見ていた住民たちからも「せっかく直ったのだから、何とかしなくては」という機運が高まり、この日、20人が参加しての清掃となった。
 参加者は足場を使って、天井や窓枠に溜まっているほこりを払ったり、汚れている窓や床を磨いたほか、講堂の周りの雑木を伐採。皆、ほこりまみれになりながら、汗びっしょりになっていた。
 卒業生によると、昭和22年当時、この小学校には600人が通学。講堂では全校集会やバレーボールが行われ、遊び時間になると、子どもたちであふれていた。上座に天皇陛下のご真影があり、皆、一例をしてから前を通ったという。
 講堂の有効利用を考えている住民団体「文藝の郷余呉協議会」代表の中山克己さんは「講堂は価値ある建物。きれいになって嬉しい。秋には芸術イベントのメイン会場として使いたい」と話している。


2013年08月21日 17:49 |


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