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市民会館跡地、売却方針

長浜市が入札で、市議から異論も
 長浜市は旧市民会館跡地(宮司町)を民間に売却する方針を決め、29日の市議会総務教育常任委員会で報告したが、委員からは一帯を官庁街として整備してきたこれまでの経緯や、中心市街地活性化事業との整合性を問う声が出た。
 旧市民会館の跡地利用については2008年の廃止以来、市内部で検討し、解体せずに一般競争入札で民間に売却する方針を決めた。
 しかし、旧市民会館周辺の国道8号線沿いは、県湖北合同庁舎(旧長浜県事務所)、長浜公共職業安定所、湖北地域消防本部(長浜消防署)、市民体育館、旧長浜市保健センターなど公共施設を集積して整備してきた経緯があり、この日の委員会では民間への売却の妥当性を問う声や、老朽化が進む消防施設の建設用地としての活用を提案する意見が出た。
 また、売却に伴って商業施設が進出すれば、市が国費を投入して進めている中心市街地活性化事業との整合性が問われる、との指摘も出るなど、市の民間売却方針を「場当たり的」と見る向きもある。
 市は跡地利用について細部を詰め、再度、市議会側に報告する方針。
 旧市民会館は1965年11月にオープン。鉄筋鉄骨コンクリート6階建てで、延べ5051平方㍍。約1000人収容の大ホールをはじめ、結婚式場、食堂、資料室などがあり、文化、芸術、娯楽の拠点として市民に活用されてきた。
 近年は老朽化が目立ち、2001年の耐震診断で「非常に危険度が高い」との判定を受けた。耐震補強には約13億円の経費が必要なうえ、客席に支柱を建てることになり、非現実的だった。長浜文芸会館が県から市に移管されたのを機に廃止が検討され、08年9月末で廃止された。ただ、向かいの市民体育館で催しがある際は駐車場のみ開放している。


2013年05月29日 17:55 |


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